大学院[保健福祉学研究科]Graduate
School

【博士前期課程】保健福祉学専攻

専攻紹介

21世紀の超高齢社会では、人間のライフサイクルを通じて疾病、障害の有無に関わらず、身体的、精神的、社会的に健康で豊かな生活を維持し、生活の質を向上させるための社会システムの設計原理と方法論が求められます。

保健福祉学専攻では、健康を基軸とした真の生涯福祉のあり方について研究を推進していきます。

そのために、下記4つの領域を指向する講座をおき、それぞれの専門性の追求と相互連携によって教育・研究を行います。

●保健福祉領域における、保健・福祉・医療の連携・統合の理論化と保健福祉支援政策の構築、及び障害特性を考慮した社会適応理論の追求

●児童、障害者、高齢者のウェルビーイングを達成するための臨床技術、ケアマネジメントの開発・理論化と具体的な実践方法の追求

●児童、高齢者、障害者など多様な人々の適応行動に関わる心理的・身体的特性の科学的な分析を基礎にした保健福祉実践につながる理論・方法の追求

●保育・幼児教育領域の理論と実践方法の追求

専攻長あいさつ

保健福祉学専攻は、1997年の誕生以来、保健福祉学の理論と技術を修得する組織的な教育研究を行い、保健福祉に関連した臨床現場や施策機関での諸問題を解決できる、優れた専門性を備えた人材の育成を目指してきました。

修了生は、本大学院の博士後期課程への進学をはじめ、大学教員、研究所所員に就任するなど、保健福祉領域の発展に大いに貢献しています。

保健福祉学専攻は、「政策科学講座」「社会福祉支援科学講座」「保健福祉支援科学講座」「子ども臨床講座」の4講座から構成され、入学希望者の多面的なニーズを満たすだけでなく、仕事を持つ社会人の方など、保健福祉学科の卒業生以外にも幅広く学生を受け入れています。私たちは、入学される皆さんが、本専攻の伝統を受け継ぎ、所属する幅広い分野の専門家の指導でもって「最先端の研究手法」を学び、大きな研究成果をあげることを強く願っています。

保健福祉学専攻長 高戸 仁郎