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学長挨拶

学生ファースト・地域ファーストの目線で躍動する「地(知)の拠点大学」で未来の夢を拓きませんか?

学長写真:講堂前で学生、職員と

 岡山県立大学のルーツは昭和30年(1955年)に開学した岡山県立栄養短期大学に遡ります。その後、平成5年(1993年)に岡山県立大学が開設され、現在、保健福祉学部、情報工学部及びデザイン学部というユニークな構成の3学部を擁する複合大学として歩んでいます。人生100年時代を迎えた今、本学の人生はいまだ夢多き青年期と言えるでしょう。

 さて、大学は学生・教員・職員から構成されています。また、大学は多様な学生諸君の交流と学ぶ場を確保しなければなりません。本学では、大学構成員の三位一体で、かつ「学生ファースト」の目線で学生諸君と共に考え、主体性を尊重した教育や学生支援を充実させています。その一環で「キャリア・学生生活支援センター」を新たに開設しました。教育の場では、学生諸君が能動的に学べるアクティブ・ラーニングも導入しています。また、学外においては「地域ファースト」の目線で、ボランティア活動やインターンシップなどの社会連携の場を確保し推進しています。特に、長期インターンシップは貴重な実践型のキャリア教育として実績をあげています。

 教育、研究に続く、大学の第3のミッションである「社会貢献」については、本学は平成27年(2015年)に文部科学省に採択された「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(COC+事業)を最重点事業として取り組むことにより、地域連携教育を県内企業及び自治体等との協働体制で育んでいます。地域志向人材として「地域創生推進士」の称号を持つ若者の育成も順調に進んでいます。これからは、未来型社会を牽引する専門性、グローバルセンス及び人間力を持った地域リーダーを輩出していきます。

 未来社会は予測不可能な時代です。第4次産業革命と言われるAI、ビッグデータ、IoT、ロボティクス等の先端技術が高度化して、あらゆる産業や社会生活に取り入れられることにより、益々、人間の能力、感性、人間性そして人間への理解が問われる社会に変化します。大学には多様で柔軟な価値観が集まるキャンパスが求められます。本学の建学の理念は「人間尊重と福祉の増進」です。これは未来型社会で活躍する次世代に必須の理念ではないでしょうか。

 未来の夢を描いている諸君、まだこれから夢を描こうとしている諸君。野鳥が囀り、学問の聖木である「楷の木」が林立し、エキゾチックな講堂が聳える自然豊かなキャンパスで未来の夢を拓きませんか?

岡山県立大学 学長 沖 陽子