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令和5年9月14日

学生の皆さんへ

                                     岡山県立大学 
 学長 沖 陽子

岡山県立大学の教育における生成系AIの利用について

 

本学では、ChatGPTに代表される生成系AIの利用について、次のとおりガイドラインを作成しました。
なお、このガイドラインは生成系AIに対する、現時点における本学の基本方針と対応をまとめたものです。

 

岡山県立大学の教育における生成系AIガイドライン[PDF 329KB]
(上記のリンクをクリックするとガイドラインが読めます。)

 

ChatGPTに代表される生成系AIを手軽に利用できる環境が急速な広がりを見せ、大学教育に対しても大きな影響がもたらされつつあります。大学における学修は、みなさん自身が主体的に学ぶことで達成されます。授業等で生成系AIを利用する場合には、このことを忘れないでください。

生成系AIの利用に関する本学の基本方針は、上記ガイドラインのとおりであり、情報を入力する際や出力結果を利用する際に、学生、教職員を問わず注意すべき事項も示されています。内容を十分に確認してください。

(1) 生成系AIの適正な利用方法として、例えば、ブレインストーミング、論点の洗い出し、情報収集、文章校正、翻訳やプログラミングの補助など、主体的な学びに補助的に利用することなどが考えられます。

(2) 生成系AIの出力結果をレポート等に利用した場合は、利用した事実、利用した生成系AIの種類、該当箇所などを明記してください。なお、生成系AIの利用を明記することなく、出力結果(文書、画像、プログラムなど)をレポート等にそのまま利用することは、自身の学びを深めることに繋がらない不適切な行為であるほか、「剽窃」に該当することがあります。

(3) 生成系AIの出力結果には、著作権法などに定める権利の対象となるもの、事実とは異なるもの、誤りなどが含まれるケースがあることに注意してください。生成系AIに出典や根拠の出力を指示することで裏付けの確認作業の助けになることがあります。

(4) 生成系AIの入力を介して、個人情報等が意図せずに流出・漏洩するおそれがあることを理解してください。入力内容をAI学習に反映させないこと(オプトアウト)ができる場合は、その機能を設定してください。

(5) 授業等における生成系AIの利用の可否や制限は、学部(研究科)・学科(専攻)・授業科目により異なることがあります。

(6) 生成系AIの利用について、授業科目における場合は担当教員に、卒業研究あるいは学位論文作成における場合は指導教員に、それぞれ確認してください。その他、生成系AIに関することは、アドバイザー教員のほか教務専門委員、学科長など教員に相談することができます。

生成系AIの特性を理解した上で、「生成系AIに言われるがまま」にするのではなく、「生成系AIを使いこなす」ことにより、主体的な学習をより効果的に進めるようにしてください。