看護学科 研究紹介
教員紹介
氏名・職位 森本 美智子 MORIMOTO, Michiko 教授
【専門分野】
感染看護学
【所属学会など】
日本環境感染学会、日本感染看護学会、日本防菌防黴学会、日本看護科学学会
主な研究テーマ
感染看護に関する研究(防護具、環境整備等)
- 感染症から医療従事者の命を救う!臨床現場における防護具のガイドライン策定
- 環境整備で感染から患者を守る!シソエキス成分を用いた環境整備の感染予防効果
- 輸入・新興感染症から医療従事者を守れ!臨床現場ガイドライン策定のための防護具研究
- とまらない院内感染は防止できるか?MRSA撲滅に向けての清掃ガイドライン作成
- 看護ケアにおけるシソ精油の抗菌・保湿効果
こんな研究をしています
2019年に世界的なCOVID-19 の感染症の流行を経験しました。
感染を守るためには感染対策は重要です。医療のみならず、患者様および医療従事者を感染から守るために、個人防護具および環境整備や手指衛生などの感染対策に関する研究を行っています。特に看護ケアにおける個人防護具や手指衛生、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する医療従事者(看護師など)や患者様を守るために、看護ケア時の個人防護具の研究を行っています。特に、脱衣時に危険のある防護具を着用して看護行為をした場合の防護具の危険区域(クリティカルゾーン)の検証と教育等を含めたガイドラインの試案作成をしております。また、手指衛生などの看護ケアの開発および感染看護に関する研究を実践しています。感染症の患者病室、高齢者の居住施設においての環境面の清掃では、感染症患者が高頻度に接触する床頭台、ベッド柵、病室のドアノブ、オーバーテーブルなどの高頻度接触部位は汚染されています。患者様の感染予防のために環境整備の重要性に着目し、病院・施設の環境整備の実態調査・実験をしております。さらに、最近では患者を感染から守るために有機薬剤でなく、自然な植物で安全であるシソを用い、シソのエキス活性成分を特定し、それらの殺菌効果を明らかにするために、環境整備の実態調査・実験開発の研究を行っております。
受験生・在学生にひとこと
感染予防のための感染撲滅を目指し、看護の中で活躍できる広い視野を持った人材を養成しています。講義のみならず実験や実習を通じて、感染看護の知識・研究能力を身に付けることができます。
研究者の方へ
岡山から感染予防に一緒に研究に取りみませんか。
看護ケアにおける個人防護具や手指衛生、防護具の危険区域(クリティカルゾーン)の検証と教育等を含めたガイドラインの試案作成をしております。