看護学科 研究紹介
教員紹介
氏名・職位 名越 恵美 NAGOSHI, Megumi 准教授
【専門分野】
成人看護学・クリティカルケア看護学 がん看護学・緩和ケア 看護教育学
【所属学会など】
日本看護科学学会、日本本看護研究学会、日本がん看護学会、日本緩和医療学会、International Society of Nurses in Cancer Care(ISNCC)、Sigma Theta Tau International Honor Society of Nursing、日本看護学教育学会他
主な研究テーマ
- 療養支援に関する研究
がんや心不全といった疾患を持ちながら、地域での療養生活を支えるための支援と急変時の対応について - 緩和ケアに関する研究
がんだけでなく、慢性期やクリティカルといった状況化での緩和ケアのあり方を探求 - 看護教育に関する研究
レベルアップを図る臨床看護師・看護師長だけでなく、これからの看護を担う学生の判断力・実践力のボトムアップを図る - 就労支援に関する研究
マグネットホスピタルや看護師としての職業的アイデンティティ構築と就労継続に関する要因の明確化
こんな研究をしています
高齢者社会になり、病いと老いによるエンド・オブ・ライフ期には多様な軌跡があります。具体的には、1)災害や事故による突然死、2)がん、3)慢性心不全・呼吸不全といった非がん、4)虚弱高齢者の4つに分けられます。一方社会では、病院の機能分化、地域包括システムの中で、家族機能は多様化・弱体化しているため、病期としてではなく自分の生の一部としてエンド・オブ・ライフについて考え、周囲の人、大切な人と語り合う文化を創り出すことが重要になります。そこで、患者様が、様々な軌跡の生老病死と向き合い、どう生きるかに寄り添い、苦痛を取り除くケアができる人材育成に関する研究・実践を行っています。
受験生・在学生にひとこと
看護は、人と人とが関りあい、お互いを成長させる職業です。国家資格を取得するだけでなく、その看護の成り立ちを学習し看護学を深め、自分自身がどのように変わっていくか自分自身の核となるものを一緒に見つけましょう。
研究者の方へ
看護や教育では、お互いの人格に触れ合うとき、成長じ職業的アイデンティティが確立していきます。看護や教育の現象を説明し、その効果を明確化し、臨床に還元していきましょう。
1)ELNEC-J(The End-of-Life Nursing Education Japan)コアカリキュラムを毎年開催しています。
2)地域創造戦略センター:エンドオブライフケア研究会で2か月に1回学習会を主催しています。
一緒に緩和ケアについて語り合い、深めていきましょう