保健福祉学部看護学科Department of
Nursing
Science

在学生インタビュー

 

 

1年生 山本一葉(岡山県立総社高等学校 出身)

Q. 岡山県立大学看護学科の受験はいつ決めましたか?

A. 高校3年生の8月です。それまでは他大学の受験を考えていましたが、看護学科に通う先輩から直接、大学の雰囲気や授業形式、様々な行事などを教えていただき、県立大学の魅力を知り、自身もこの大学で学校生活を送りたいと感じたため受験を決めました。

Q. 受験勉強では何が大変でしたか?

A. 私は学校推薦型選抜で受験をしました。その中で最も大変だったのは志望理由書と小論文です。志望理由書では何度も高校の先生方に指導していただき、出願間際まで文章を練り、自身の納得のいく志望理由書を作成することができました。小論文は高校の授業ではほんの少ししか取り組んでいなかったので、自分で参考書を購入し、どのように書いていくのかを学習していました。そして県立大学の過去問を何年分も解き、担当の先生に添削していただきました。初めは自身の考えをまとめることも難しかったもですが、多くの問題を解いたことで自分の考えをまとめることができるようになりました。

Q. いま実際に看護学科に入学してみてどうですか?

A. とても充実した生活を送っています。高校とは違い、専門性のある授業が増えてきたので看護師への道を一歩ずつ歩んでいるのだなと実感しています。特に看護の演習では自分たちで看護師役、患者役になって実施しているので、看護師役では感じることができないことに気づくことができています。また、意見交換の際には自信が気づけなかった様々な意見を取り入れることができるので、とても勉強になっています。
岡山県立大学は学習面も環境面でも魅力を感じているので、オープンキャンパスや大学祭でぜひ足を運んでいただき、県立大学の魅力を知っていただきたいです。

山本さん

 

2年生 三木詩織(倉敷商業高等学校 出身)

Q. 看護学科での学生生活はどうですか?

A.専門科目の授業が増えて大変と感じることもありますが、楽しく学生生活を送っています。少人数クラスのため先生にも質問しやすく、看護学科の仲間との距離も近く、わからないことは教え合いながら協力して学習することができています。自分の夢に向かって学習できる環境が整っていると感じます。

Q. アルバイトやサークル活動はしていますか?

A. サークル活動はしていませんが、週に3~4日アルバイトをしています。大学生活に少しずつ慣れていくうちに時間を効率よく使えるようになりました。大学でのことを優先し、授業に合わせてアルバイトに行くようにしており、勉強と両立できています。

Q. いま、どんな授業を受けていますか?その感想は?

A. 1年生で学んだ看護の基礎を活かして、2年生では患者さんの置かれている状況と問題を明確にし、どのように看護を行っていくかを具体的に計画を立て実践していく看護過程を学んでいます。また、演習の授業では看護師役、介助者役、患者役を全員が経験し、グループワークを行うことで様々な視点からケアを考えることができ、看護技術の習得に役立てることができると思います。

三木さん

 

3年生 髙木千歳(岡山理科大学附属高等学校 出身)

Q. 岡山県立大学の看護学科の魅力はなんですか?

A. 充実した設備のもと看護技術を学ぶことができるところです。演習で使用する物品や器具、モデルが充実しているので、より実践的な演習を行うことができます。授業や使用予定がなければ、いつでも演習室を使用できるので、繰り返し何度も練習することができます。実習ではこれまで習った看護技術を患者さんに実践するので、実習前に演習室で復習できることは、自信につながります。また、岡山県立大学の看護学科には助産課程があることも魅力の一つです。私は、中学生の頃から助産師になるという目標を持っていたので、高校生だった私にとっては、岡山県立大学が一番魅力的な大学でした。

Q. 看護の専門の授業は難しいですか?

A. 難しいです。学べば学ぶほど難しいなと思います。体の構造・仕組み、病態、薬の作用・副作用、看護技術など身につけなければならない必須の知識が山ほどあります。看護の勉強は、1年生からの積み重ねなので、「○○の授業で習ったと思いますが…」という言葉をよく先生から聞くと思います。より理解を深めていくためにも、その時その時に学ぶことを少しずつ身につけていくことが大切だと思います。岡山県立大学には、看護に関連する書籍が沢山置かれた図書館や充実した演習室があるので、それらを活用したり、直接先生に分からないことを尋ねたりしながら勉強すると知識を身につけやすいと思います。

Q. 将来どんな看護師になりたいと考えていますか?

A. 私は、助産師を目指しているので、多くの女性または家族に寄り添いながら、個別性を意識したその人にとって必要となる支援を行うことができる助産師になりたいと考えています。関わる人一人一人抱えている問題や思いは異なるので、寄り添ってよく話を聴き、その人自身を知り理解することが、個別性につながると思います。個別性を意識して、その人にとって本当に必要な支援を行うことで、一人でも多くの人の役に立ちたいです。

髙木さん

 

4年生 藤原菜々子(総社南高等学校 出身)

Q. 岡山県立大学の看護学科に入学して良かったですか?

A. 入学して良かったと強く思っています。本学に入学する前から少人数体制で学べることに魅力を感じていました。入学してみると、看護に対する高い志をもって勉強している人が多くいて、授業や実習を通してお互いの意見を共有することで看護の視点からだけでなく人間的にも視野が広がったように感じます。また、本学では学生生活支援としてアドバイザー制度があり、先生方がアドバイザーとして学生一人ひとりについてくださり、勉強のことはもちろん、大学生活を送るうえでの悩みごとも気軽に相談できるといったきめ細やかなサポート体制が整えられています。このようなサポートのおかげで安心して大学生活を送ることができています。

Q. 印象に残っている出来事(授業・実習など)はありますか?

A. 特に在宅看護学実習が印象に残っています。この実習を通して傾聴と観察の大切さを改めて実感することができたからです。患者さんのお話を傾聴するにあたっては、まずはその人に興味をもつことが欠かせず、そのような姿勢で関わることによって、患者さんについて知りたいという自然な思いが生まれ、患者さんの希望に沿った必要な支援を明らかにするために欠かせないであろう“患者さんを多角的にみる”という行動につながるのではないかと感じました。また、在宅看護では患者さんの住み慣れた家に訪問して生活する様子を観察することで得られる患者さんの情報が沢山あることを実感しました。例えば、家事の実施状況や食事の摂取状況、福祉用具の場所の変化、着替えの有無などが観察を通して情報として得られ、患者さん本人からだけではなく患者さんを取り巻く環境から得られる情報も患者さんの状態をアセスメントすることにつながることを学ぶことができたと感じています。この体験から患者さんの言葉や表情だけではなく、行動の様子やその変化などからも患者さんの状態や思いを予測することができることを学びました。

Q. 将来どんな看護をしたいと考えていますか?

A. 卒業後は進学して、養護教諭の資格を取得したいと考えています。養護教諭は児童生徒の健やかな育ちのために、からだとこころの両面から寄り添い、支援することが求められます。本学での4年間の授業や実習を通して得た看護の知識や技術、 傾聴力、観察力を基盤に、児童生徒のこころとからだの状態をあらゆる情報から見極めることができる養護教諭となれるよう、進学先では教育についての学びを深めたいと考えています。

藤原さん