現代福祉学科 研究紹介
佐藤 ゆかり(さとう ゆかり)
【こんな研究をしています】
- 認知症とともに生きるかたとのパートナーシップに関する研究
認知症とともに生きるかたが、住み慣れた地域でご本人が望む暮らしを継続するためのパートナーシップについての基礎的研究を行っています。今、認知症とともに生きている方々は私たちのこれから歩む未来を生きる大先輩です。だれもが安心して認知症になれる地域をつくるために、今、認知症とともに生きている方のお話をしっかり聴かせていただき、教えていただく活動を学生さんと一緒に続けています。 - 災害時要配慮者の避難行動に関する研究
自然災害が発生した時に、自力での避難が困難な方々(災害時要配慮者)を対象に、安全な避難行動を促進するための研究を行っています。要配慮者の特徴をふまえた、個別避難計画のモデル作成に取り組んでいます。 - 保健福祉専門職の専門技能向上に関する基礎的研究
社会福祉士、介護福祉士や介護支援専門員といった保健福祉専門職を対象に、専門技能を向上しながら、健康でいきいきと職務を継続できるための基礎的研究を進めてきました。近年は特に、認知症とともに生きるかたとのパートナーシップ形成と個別ケアの充実に焦点をあて、技能向上プログラム作成と支援システムへの応用に取り組んでいます。
【キーワード】
認知症とともに生きるかた、災害時要配慮者、保健福祉専門職、保健福祉学、老年社会科学
【受験生・在学生にひとこと】
地域包括支援センターなどでの実践経験にもとづき、地域のなかで豊かに生活することについて、学生さんと一緒にこれからも検討していきたいと考えています。