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人間情報工学科の3つのポリシー(令和2年度以前入学者)

教育研究上の目的(人材養成に関する目的)

身体運動や動作・行動を解明するスポーツ科学及び行動科学並びに情報技術に関連する工学を幅広く学び、スポーツや健康産業及び人間の動的特性を考慮した製品開発の現場でコンピュータ活用能力を発揮できる人材を育成する。

3つのポリシー

① ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

人間情報工学科の教育研究のキーワードは「人間中心の設計思想」です。身体とその「うごき」を扱う人間系のサイエンス並びに情報・コミュニケーションと密接に関連する情報系のエンジニアリングを融合的に学び、使う人の様々な特性やニーズの視点に立った「もの」や「サービス」の設計能力を身に付けた人材の育成を目指しています。
したがって、本学科では次の能力を身に付け、かつ卒業の要件を満たした者に学位を授与します。

【教養・多面的思考力】
幅広く豊かな教養と多面的な思考力を身に付けている。
【異文化理解・コミュニケーション力】
論理的思考に基づいた、日本語による記述力、口頭発表力、討議能力、企画提案力、技術英文の読解能力、外国語によるコミュニケーション能力及びグローバルな視点を身に付けている。
【地域でのコミュニケーション力・企画提案力】
地域におけるコミュニケーション力と企画提案力を身に付けている。
【専門性1】
数学、自然科学に関する知識とそれらを応用できる能力を身に付けている。
【専門性2】
情報工学の基礎分野に関する知識とそれらを応用できる能力を身に付けている。
【専門性3-1】
情報工学の基礎を基盤として、人間工学および機器設計工学に関する幅広い知識と応用力を身に付けている。
【専門性3-2】
人体機能と環境変動の特性や人間の動作・行動の解析結果を活かしたシステムおよび人間の感性や生活環境に適合したソフトウェアを設計する基礎能力を身に付けている。
【行動力・課題解決力】
得られた知識を融合的に活用し、主体性と協調性を持って課題を発見し解決できる能力と、技術者に求められる高い倫理観を身に付けている。
【生涯学習力】
工学・技術の発展と裾野の広がりに関心をもち、新しい知識や価値観を継続的に学修、吸収する態度を身に付けている。

② カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

人間情報工学科は、学位授与の方針に掲げる人材を育成するため、次のような教育課程を編成しています。

【導入教育】
修学基礎に関する共通教育科目を配置し、大学での学びについての理解を深めます。
【教養・多面的思考力】
自然科学だけでなく人文・社会科学、健康科学、社会連携に関する幅広い共通教育科目を配置し、多面的な視点と社会的な良識を持って考える能力を養成します。
【異文化理解・コミュニケーション力1】
語学国際に関する共通教育科目により、外国語によるコミュニケーション能力及びグローバルな視点を養成します。
【異文化理解・コミュニケーション力2】
「卒業研究」をはじめとする実験・演習科目を配置することで、論理的思考に基づいた、日本語による記述力、口頭発表力、討議能力、企画提案力、技術英文の読解能力を養成します。
【地域でのコミュニケーション力・企画提案力】
「岡山創生学」等の社会連携科目や、地域が果たす役割を考え、地域の課題を発見し、その解決に向けた方策を自ら考え、地域と協働する能力を養います。
【専門性1】
「数学系」のカテゴリーを設け、数学、物理および工学の基礎に関する科目を配置することで、自然界の法則や工学技術者としての基礎知識を身につけ、工学上の問題解決に活用する基礎能力を養成します。
【専門性2】
「情報系」のカテゴリーを設け、情報工学基礎の授業科目を配置することで、情報工学の基礎となる知識と応用力を養成します。
【専門性3-1】
カテゴリー「情報系」に情報工学の応用および電気・電子工学の基礎に関する授業科目を配置するとともに、「生体機能系」及び「機器設計系」のカテゴリーを設け、これらに関する基礎から応用までの授業科目を配置することで、情報工学、人間工学および機器設計工学に関する幅広い知識と応用力を養成します。
【専門性3-2】
「実験・演習」のカテゴリーを設け、基本から応用に至るスキルを修得する授業科目を配置するとともに、分野横断的な実験と考察を必要とする授業科目を配置することで、人間の生活環境の変化に適合したシステムの設計基礎能力を養成します。
【行動力・課題解決力1】
実験・演習科目の配置により、主体性と協調性を持って課題を工学的に解決する能力を涵養します。
【行動力・課題解決力2】
1年を通じて卒業研究を行い、研究対象に関する深い知識の獲得や、発見した技術課題を解決に導くため、技術者倫理を遵守した計画立案・遂行能力を養います。
【生涯学習力】
体系的なカリキュラムにより4年間で系統的に修得した人間情報工学に関する広範囲な分野の専門的知識を基礎として、常に進展する先端的な技術を自主的・継続的に学習し、自身の活動に活かすことができる能力を育成します。

③ アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

【人材育成像及び求める学生像】
人間情報工学科の教育研究のキーワードは「人間中心の設計思想」です。身体とその「うごき」を扱う人間系のサイエンス並びに情報・コミュニケーションと密接に関連する情報系のエンジニアリングを融合的に学び、使う人の様々な特性やニーズの視点に立った「もの」や「サービス」の設計能力を身に付けた人材の育成を目指しています。
したがって、求める学生像は次のとおりです。

 ●人体機能の巧みさを工学の視点から解明したい学生
 ●人体機能と人間環境の調和を考慮した「もの」や「サービス」を開発したい学生
 ●情報工学の視点で地域社会の発展や国際社会との連携協力に参加し、貢献したい学生

入学者選抜の基本方針

人間情報工学科では、一般入試(前期日程、中期日程)、特別入試(推薦入試など)を実施し、複数の入学者選抜方式によって多様な人材を受け入れることを目指しています。
本学科の専門教育を受けるためには、高等学校で標準的な科目を履修し、特に以下の学力を身に付けていることが望まれます。

  1. 情報工学部入学者選抜試験《一般入試》個別学力検査「数学」で指定された範囲の基礎知識を有していること。
  2. 「物理」に関する基礎知識を有していること。

各入学者選抜方式の概要は以下の通りです。

一般入試(前期日程、中期日程)
基礎学力の把握のため、大学入試センター試験(4教科6科目)を課すとともに、個別学力検査(数学)では、記述式により解答させ、基礎知識、計算力、論理的な思考力、アイデア及び明快かつ正確な表現力などについて総合的に評価します。中期日程では、個別学力検査に比重を置き、数理的思考力、論理的表現力などを重視します。

推薦入試
書類(調査書及び推薦書)の審査及び面接により、一般教科(特に数学、物理、英語)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。

帰国生入試
書類の審査及び面接により、一般教科(特に数学、物理)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。

私費外国人留学生入試
書類(日本留学試験及びTOEFL(iBT))の審査及び面接により、一般教科(特に数学、物理)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。