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情報システム工学科の3つのポリシー(令和2年度以前入学者)

教育研究上の目的(人材養成に関する目的)

情報工学・機械工学・知能工学を共通の基盤として、各種の情報システムのソフトウェア及びハードウェア技術、高度なものづくりを支える機械技術、機器のインテリジェント化技術を身につけて、新たな工学的価値の創造活動に参加できる機械情報技術者を育成する。

3つのポリシー

① ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

情報システム工学科は、コンピュータの発展に貢献できる情報工学、力学に基礎を置くものづくりのための機械工学、人間と機械やコンピュータを結びつけるインタフェース工学などの学問を身に付け、領域横断型のエンジニアとしてのセンスを持って、新たな工学的価値の創出に積極的に参加できる人材の育成を目指しています。
したがって、本学科では次の能力を身に付け、かつ卒業の要件を満たした者に学位を授与します。

【教養・多面的思考力】
幅広く豊かな教養と多面的な思考力を身に付けている。
【異文化理解・コミュニケーション力】
論理的思考に基づいた、日本語による記述力、口頭発表力、討議能力、企画提案力、技術英文の読解能力、外国語によるコミュニケーション能力及びグローバルな視点を身に付けている。
【地域でのコミュニケーション力・企画提案力】
地域におけるコミュニケーション力と企画提案力を身に付けている。
【専門性1】
数学、自然科学に関する知識とそれらを応用できる能力を身に付けている。
【専門性2】
情報工学の基礎分野に関する知識とそれらを応用できる能力を身に付けている。
【専門性3-1】
情報工学の知識を基盤として、機械工学、インタフェース工学に関する幅広い知識と応用力を身に付けている。
【専門性3-2】
コンピュータや機械をインテリジェント化した機器や実用的なソフトウェアシステム、組込みシステム、機械システムを設計する基礎能力を身に付けている。
【行動力・課題解決力】
得られた知識を融合的に活用し、主体性と協調性を持って課題を発見し解決できる能力と、技術者に求められる高い倫理観を身に付けている。
【生涯学習力】
工学・技術の発展と裾野の広がりに関心をもち、新しい知識や価値観を継続的に学修、吸収する態度を身に付けている。

② カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

情報システム工学科では、学位授与の方針に掲げる人材を育成するため、次のような教育課程を編成しています。

【導入教育】
修学基礎に関する共通教育科目により、大学での学びについての理解を深めます。
【教養・多面的思考力】
自然科学だけでなく人文・社会科学、健康科学、社会連携に関する幅広い共通教育科目により、多面的な視点と社会的な良識を持って考える能力を養成します。
【異文化理解・コミュニケーション力1】
語学国際に関する共通教育科目により、外国語によるコミュニケーション能力及びグローバルな視点を養成します。
【異文化理解・コミュニケーション力2】
「技術英語演習」、「システム創造プロジェクト」、「卒業研究」により、論理的思考に基づいた、日本語による記述力、口頭発表力、討議能力、企画提案力、技術英文の読解能力を養成します。
【地域でのコミュニケーション力・企画提案力】
「岡山創生学」等の社会連携科目や専門科目により、地域が果たす役割を考え、地域の課題を発見し、その解決に向けた方策を自ら考え、地域と協働する能力を養います。
【専門性1】
カテゴリー「工学基礎」の授業科目により、自然界の法則や工学技術者としての基礎知識を身につけ,工学上の問題解決に活用する基礎能力を養成します。
【専門性2】
カテゴリー「情報工学基礎」の授業科目により、情報工学の基礎となる知識と応用力を養成します。
【専門性3-1】
「ソフトウェアシステム」、「機械システム」、「知的インタフェース」のカテゴリーを設け、情報工学、機械工学、インタフェース工学に関する幅広い知識と応用力、そして機器設計の基礎能力を養成します。
【専門性3-2】
カテゴリー「総合・創造」の科目をはじめ実験・演習科目により講義で学んだ幅広い知識を総合し設計等に応用する能力を養成します。自律型移動ロボットの設計・製作を学ぶ「システム創造プロジェクト」、CAD・CAEを利用した機械設計を学ぶ「機械デザイン演習」、CPUの設計を学ぶ「回路デザイン演習」、人工知能のプログラミングを学ぶ「知能プログラミング演習」等の授業科目を設けています。
【行動力・課題解決力1】
実験・演習科目により、主体性と協調性を持って課題を工学的に解決する能力を涵養します。
【行動力・課題解決力2】
1年を通じて卒業研究を行い、研究対象に関する深い知識の獲得や、発見した技術課題を解決に導くため、技術者倫理を遵守した計画立案・遂行能力を養います。
【生涯学習力】
体系的なカリキュラムにより4年間で系統的に修得した情報システム工学に関する広範囲な分野の専門的知識を基礎として、常に進展する先端的な技術を自主的・継続的に学習し、自身の活動に活かすことができる能力を育成します。

③ アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

【人材育成像及び求める学生像】
情報システム工学科は、コンピュータの発展に貢献できる情報工学、力学に基礎を置くものづくりのための機械工学、人間と機械やコンピュータを結び付けるインタフェース工学などの学問を身に付け、領域横断型のエンジニアとしてのセンスを持って、新たな工学的価値の創出に積極的に参加できる人材の育成を目指しています。
したがって、求める学生像は次のとおりです。

●情報技術を積極的に活用したものづくりに興味のある学生
●情報工学・機械工学・インタフェース工学を幅広く学びたい学生
●人間の生活や社会活動を支援するため、インテリジェント型機器やシステムの設計能力を獲得したい学生
●情報工学と他の様々な専門領域を結ぶ領域横断型の新技術を創出したい学生

入学者選抜の基本方針

情報システム工学科では、一般入試(前期日程、中期日程)、特別入試(推薦入試など)を実施し、複数の入学者選抜方式によって多様な人材を受け入れることを目指しています。
本学科の専門教育を受けるためには、高等学校で標準的な科目を履修し、特に以下の学力を身に付けていることが望まれます。

  1. 情報工学部入学者選抜試験《一般入試》個別学力検査「数学」で指定された範囲の基礎知識を有していること。
  2. 「物理」に関する基礎知識を有していること。

各入学者選抜方式の概要は以下の通りです。

一般入試(前期日程、中期日程)
基礎学力の把握のため、大学入試センター試験(4教科6科目)を課すとともに、個別学力検査(数学)では、記述式により解答させ、基礎知識、計算力、論理的な思考力、アイデア及び明快かつ正確な表現力等を総合評価します。中期日程では、個別学力検査に比重を置き、数理的思考力、論理的表現力等を重視します。

推薦入試
書類(調査書及び推薦書)の審査及び個人面接を行い、一般教科(特に数学、物理、英語)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。

帰国生入試
書類の審査及び日本語による個人面接を行い、一般教科(特に数学、物理)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。

私費外国人留学生入試
書類(日本留学試験及びTOEFL(iBT))の審査及び日本語による個人面接を行い、一般教科(特に数学、物理)の基礎学力、思考能力、適性、意欲、コミュニケーション能力等を総合評価します。