子ども学科 研究紹介
教員紹介
氏名・職位 | 高橋 多美子 Takahashi, Tamiko 教授 |
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専門分野 | 保育内容学、自然教育 |
所属学会など | 日本保育学会、日本乳幼児学会、日本子ども社会学会、日本理科教育学会、 日本生活科・総合的学習教育学会、日本幼少児健康教育学会 |
主な研究テーマ
〈子どもと自然との関わりに関する研究〉
1.幼少期における自然体験・環境教育
2.幼児期における防災教育
3.保幼小接続に向けた実践研究
こんな研究をしています
研究テーマ1
幼少期における自然体験の教育効果や重要性について、文献調査や質問紙調査を実施し、その解明に取り組み、幼少期の自然との関わりが豊かになる環境構成や保育実践を提案している。幼児における環境教育に関しては、先進的な諸外国の取り組みを鑑み、我が国における環境教育の在り方を研究している。
研究テーマ2
就学前施設における防災教育に関して、東日本大震災や熊本地震等の被災園を調査し、これまでの避難訓練だけでなく、幼児教育の基本である環境を通した教育・保育、子どもの主体的な学び、遊びを通した防災教育のプログラム開発や、産官学連携した防災対策の研究を行っている。就学前における防災教育は、小学校以降の防災教育と比較し、調査研究が希薄な分野であり、また、近年南海トラフ地震の発生が懸念されており、研究推進が求めれている。
研究テーマ3
保育内容「環境」と小学校生活科において、子どもの発達・学びを促すと共に、円滑な保幼小接続を目指したカリキュラム・マネジメントの開発を行っている。その際に、子どもの自然体験や保護者・地域との関わり、STEAM教育(教科横断的学習)等を考慮したプログラムを考案している。
受験生・在学生にひとこと
保育内容学は、子どもの発達、保育内容、社会情勢等の側面から研究に着手する必要があり、奥の深い学問である。社会の変化に応じて次世代を担う子どもの豊かな成長を促進させるために、子どもが楽しく、夢中になる教育・保育の在り方を「自然」をキーワードに研究している。人間の進化の過程を鑑みても、人間の発達には「人や自然」との関わりが不可欠であり、様々な研究手法(文献調査、質問紙調査、観察調査、実践調査)を用いて研究を推進している。