情報通信工学科 研究紹介
情報処理工学講座
数理情報メディア工学研究室
人と環境に適応する数理情報・知能マルチメディアシステムの実現に向けて、現実に存在するさまざまな問題を計算機により解決させるための方法(アルゴリズム)の研究、コンピュータビジョン・画像認識などのマルチメディア計測・認識に関する研究、深層学習を用いた知覚情報処理に関する研究に取り組んでいます。
人工知能学研究室
人工知能は急速な発展を遂げ、いたるところで活躍し、今やなくてはならない存在になっています。SFの世界の中の夢のような技術が、次々と実現されてきています。私達は、コンピュータやロボットなどを用いた人工知能により、生活を支援したり、楽しくしたりする研究を行っています。また、幼児のようにコミュニケーション能力を学習する手法を構築するなどして、知能とは何かを探る研究も行っています。
基盤ソフトウェア工学研究室
計算機の普及に伴い、基盤ソフトウェアは様々な場面で利用されています。 特に、クラウドの普及により、クラウドの基盤で利用される仮想計算機技 術にも注目が集まっています。また、利用者の増加に伴い、計算機の利用 者をサイバー攻撃から保護するセキュリティ技術も日々重要性を増していま す。私たちは、基盤ソフトウェアに焦点を当て、利用者の利便性や安全性を 向上させるための研究を行っています。
情報通信工学講座
通信伝送工学研究室
昨今、あらゆる“モノ”が相互につながり、様々な価値・サービスを提供する「Internet of Things(IoT)」が大きな注目を集めています。例えば、体内外に装着したセンサによって形成される無線ボディエリアネットワークは、医療・ヘルスケア分野におけるIoTの代表例のひとつです。私たちは、IoTを形成する上でなくてはならない無線通信技術において、「より高速に、より正確に、より効率的に、より安全に、より安価に」するための技術について、研究・開発を行っています。
波動情報工学研究室
最近の電波技術の発展は目覚ましく、携帯電話、無線LAN、衛星放送、カーナビ等は日常生活と密接に関わるようになってきました。社会を支えるGHz技術を目指して、各種電波システムの構築に必要なマイクロ波回路技術に関する研究・開発を行っています。
通信システム工学研究室
情報通信技術の発達により、人々が持つ多種多様な情報を、様々な用途に応じ、伝えたいという欲求が、より高まっています。そのため、携帯機器や家電などコンピュータを含むあらゆるモノが、大規模で、複雑な通信ネットワークを形成するようになっています。本研究室では、人と人とが快適なコミュニケーションを行えるよう、ネットワークや通信機器が抱えている様々な技術的課題について研究を行っています。
情報電子工学講座
集積回路工学研究室
現代生活に必要不可欠な集積回路(LSI)の回路設計技術についての研究を行っています。ユビキタス情報化社会の基盤技術となる無線通信用高周波アナログ集積回路、動的再構成技術を軸とする新しい回路方式による汎用プロセッサ・メディアプロセッサなどのロジック集積回路を対象とし、回路設計、シミュレーション、レイアウト設計、試作、測定、評価を通して研究・開発を行っています。
光電子工学研究室
高速光ファイバ通信や高密度光記録を可能にした光エレクトロニクスは、今後もますます高度情報化社会の発展に貢献していくことが期待されています。新しい物理現象を利用して、半導体レーザに代表される光電子素子の高性能化や新機能素子の創出に関する研究を行っています。