建築学科 カリキュラム・授業
本学の建築教育の根幹は[建築設計]にあります。1年次から4年次までに配置した10個の建築設計演習が最大の効果を生むように、技能分野の[基礎教育]、文系分野の[建築計画学][デザイン]、理系分野の[建築工学][環境学]の科目群を配しています。これらを通して建築学全体の学びを深めつつ、[実践・フイールド]の演習科目により、実体験を通して感性や実践力を磨きます。4年次の[卒業研究]では、研究室に所属し、特定のテーマのもとに論文と設計の両方をまとめることで、実力と個性を兼ね備えた人材を育てていきます。
授業紹介
海外建築研修
海外の歴史的な街並みや優れたデザインの建築を間近で体験し、観察・分析することで、教科書や写真ではわからない建築空間の迫力と魅力を発見し、建築デザインの構想力を磨きます。
学外建築研修Ⅰ
歴史的街並みや優れたデザインの建築など、幅広いテーマや活動に直接触れることで、地域課題の発見や建築に関する生きた知識とより深い理解の獲得を目指します。
CAD演習
2次元および3次元CADを使用した演習を通じ、その操作および設計製図技能を養成します。また、CGを用いた建築のプレゼンテーション能力を修得します。
建築表現法Ⅱ
建築・インテリア空間を縮小模型として表現するための基本的材料の加工・接着技術を習得します。また、制作する縮小模型を通して、空間や家具のスケール感覚を身につけます。
建築設計Ⅳ
建築の設計課題に取り組むことで、演習や講義で修得したスキルや知識を確実なものとし、それらを統合することを学修します。創作の楽しさや厳しさを味わうことで、さらなる学修意欲を涵養します。
日本建築史
建築における構造、様式、技法の歴史的展開を学び、そこに蓄積された建築的な知恵を理解します。この学修を通じ、歴史的な建築と環境を正しく評価し活かせる能力を養うことを目指します。
建築プロジェクト演習
防災、まちづくりなど、岡山県を中心とする地域固有の課題に対する建築的提案をグループで行う演習科目です。地域住民や行政・事業者らと協働しながら、課題解決のための手法を実践的に学びます。
授業科目と開講年次
●学部基礎科目 ●学科専門科目
●学科総合科目
●建築キャリア科目
1年次 | |
●デザイン史 | ●日本デザイン論 |
●おかやまのデザイン | ●色彩学 |
●建築概論 | ●近現代建築史 |
●建築材料 | ●建築一般構造 |
●建築製図 | ●建築表現技法Ⅰ・Ⅱ |
●家具デザイン | ●建築設計基礎Ⅰ・Ⅱ |
●学外建築研修Ⅰ |
2年次 | |
●造形文化論Ⅰ・Ⅱ | ●知的財産権 |
●インテリア概論 | ●人間工学 |
●地域とデザイン | ●展示計画 |
●アートプロデュース論 | ●地域デザイン演習 |
●建築計画論Ⅰ・Ⅱ | ●西洋建築史 |
●日本建築史 | ●構造力学Ⅰ・Ⅱ |
●建築環境工学 | ●都市計画 |
●CAD演習 | ●建築設計Ⅰ~Ⅳ |
●学外建築研修Ⅱ |
3年次 | |
●視覚心理学 | ●文章表現技法 |
●身体表象論 | ●空間デザイン論 |
●照明デザイン | ●マーケティング |
●デザインマネジメント | ●国際交流 |
●建築理論 | ●建築構造計画 |
●建築設備 | ●建築施工 |
●建築法規 | ●ランドスケープデザイン |
●環境工学演習 | ●森林生態学・地盤工学 |
●森林・木材学演習 | ●木構造学・木構造デザイン |
●建築設計Ⅴ・Ⅵ | ●建築設計スタジオⅠ |
●建築プロジェクト演習 | ●インターンシップ |
●建築ゼミナール |
4年次 | |
●建築設計スタジオⅡ | ●環境デザイン演習 |
●未来型プロジェクト<森と木> | ●卒業研究 |