デザイン学部工芸工業デザイン学科Department of
Craft and
Industrial Design

工芸工業デザイン学科 学生作品紹介

児童用通学かばん -lightack-

林 錦穂さん

小学生の通学に着目し、快適性を第一に考えた通学かばん。体感重量の軽減を叶えるショルダー、肩甲骨の広がりを防ぐ背面形状などを採用し、児童の健やかな成長を魔しない設計となっている。背負うと自然と姿勢が良くなり、激しい動きでも安定感があるため、肩だけではなく腰、首の負担が少ない。ランドセルやリュックサックに並ぶ通学かばんの新たな選択肢としてlightack を提案する。


 

吉備津土人形 らくがん

大部 晴夏さん

郷土玩具には、しあわせを願い家に飾るという、人々の信仰心が反映されている。岡山市吉備津地域の郷土玩具「吉備津土人形」を題材として、干菓子の土産品を制作した。落雁の吉備津土人形を家に飾ることにより、家族のしあわせを願い、家に飾り信仰するという、本来の在り方を再現する。また、少量生産で規模が零細な郷土玩具を、量産可能なものとして普及し、地域の伝統を継承していく。


 

HAKATA to U

西川 紗世さん

「博多織」の伝統の柄や色彩の特徴をいかしつつ独自のアレンジを加え、新しい切り口として織をシルクスクリーンプリントに置き換えることにより、新しいリラクシングパンツとしてのステテコを提案し、ロゴマークやパッケージのデザインも含めて、現代のライフスタイルに調和した若い女性向けのブランドを展開した。


 

Diminuendo

小橋 みのりさん

セラミックの焼くと縮む性質を活かして型どったものを焼成し、それをさらに型どって焼成、を繰り返す。元のパイナップルにあった鋭さはなくなり、丸みを帯びた、けれども特徴的な形は残したままミニチュアサイズの花器となった。最後に残ったものだけではなく、少しずつ情報が減って緩くなっていく輪郭、だんだんと小さくなっていく過程に魅力を感じる。