2023年4月7日地域連携・研究建築学科

畠研究室(建築学科)が産学連携している「無印良品 岡山表町商店街」がオープンしました

3月31日、畠研究室(建築学科)が考案した「ふだん木」を店舗什器として使用した「無印良品 岡山表町商店街」が中之町と下之町に2店舗同時にオープンしました。

「ふだん木/FUDAN-GI」は、2022年1月に開催された ❐3LE:最低限のシェルター空間国際コンペ での最優秀賞受賞案「ふだん木のまち」をベースにして畠研究室が企画・開発を進めている、日常時から災害時まで活用可能な木組みシステムです。

「ふだん木のまち」イメージパース    「ふだん木」の活用例1(日常時)      「ふだん木」の活用例2(災害時)

新たにオープンした「無印良品 岡山表町商店街」の2店舗では、商品を陳列する什器や店舗内の装飾に「ふだん木」が使用されています。
店舗や商店街のイベントでの活用が見込まれるほか、非常時にはシェルター等に容易に組み替えられることから、地域の防災拠点としての役割も期待できます。 

店舗外観(下之町)          店舗内観(中之町)          店舗内観(下之町)

この2店舗同時オープンは株式会社良品計画の「岡山市表町商店街プロジェクト」の一環であり、出店による来街者の増加を図るだけでなく、中之町と下之町の2つの店舗を分散して出店することで商店街内の回遊を促しています。中之町の店舗では生活雑貨や食品、下之町の店舗では婦人服を中心に商店街利用者のニーズに合わせた商品が取り揃えられるほか、下之町の店舗内には商店街への新規出店をサポートする「一坪開業」のスペースが設けられるなど、地域と連携しながら商店街全体の活性化を目指した店舗展開となっています。

畠研究室では、同社との共同研究として商店街にある遊休不動産の利活用に取り組み、商店街活性化に向けた空間活用の検討・提案や出店者の誘致などについて協同で実施していきます。

 

担当教員:畠和宏(デザイン学部 建築学科 准教授)

 

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