情報工学部大学院Graduate
School

情報系工学研究科 カリキュラム・授業

博士前期課程

■領域共通

情報系工学特別講義

専攻長 他4人

実社会で活躍中の本学卒業生・修了生によるオムニバス方式による講義。本学の先輩として、在学生に教授すべき事項について、現在の業務から学術的な部分を抜粋し、博士前期課程の講義として講述する。


システム工学特別演習Ⅰ

専任教員全員

学生が各自取り組んでいる研究課題に関連する論文を精読し、その概要をわかりやすく発表した後、他の履修者との間で質疑応答することを通じて、研究課題に関連する専門知識の修得と発表技術の向上を図る。


  • テクニカル・プレゼンテーション演習
  • 産業技術特別講義
  • 社会システム学
  • システム工学特別演習Ⅱ
  • システム工学特別研究Ⅰ・Ⅱ

■電子情報通信工学領域

人工知能特論

岩橋 直人 教授

機械学習とパターン認識に基づく人工知能技術は、計算アルゴリズムの開発と計算機の性能向上により、近年、急速に進展してきた。ベイズ理論に基づいた統一的な視点から、機械学習とパターン認識の様々な理論や手法について理解を深める。


情報ネットワーク特論

稲井 寛 教授

情報ネットワークの構成要素である通信機器やそれら機器の制御方法を、具体的な例をあげながら、詳述する。受講生によるプレゼンテーションや討論を随時行って、最新技術の課題や今後の展望について考察する。


  • 知覚情報処理
  • 基盤ソフトウェア
  • 電波システム工学
  • 符号理論特論
  • アンテナ・伝播工学
  • 計算電磁気学
  • アナログ集積回路設計特論
  • 光デバイス工学
  • 計算物理学
  • 材料情報学

■機械情報システム工学領域

応用解析学

三谷 健一 教授

関数解析学における基本的な概念を学び、そこで展開される理論が工学に関する問題の解決にいかに有効であるかを考察する。


人工システム開発論

妻屋 彰 教授

科学技術が急速に進展し、製品やサービスなどの人工システムが高度で複雑なものとなってゆくなか、人工システムの設計・生産・運用において人間だけによって集中的に開発・管理することが困難となりつつある。そこで、システム工学の観点から人工システムの設計・生産・運用/保守の各フェーズにおける開発手法および管理手法を具体的な取り組み事例も交えながら講述する。


  • 代数的組合せ論
  • ソフトウェア工学特論
  • 機械学習特論
  • 組込みシステム設計方式論
  • システム検証論
  • ヒューマンインタフェース特論
  • 生体運動制御工学
  • シミュレーション解析学
  • 材料強度学
  • 電力システム工学

■人間情報システム工学領域

高信頼性システム

佐藤 洋一郎 教授

高信頼性システムの代表的な高信頼化技術であるフォールトトレランスの基本的概念とその概念に基づいた計算機システムの実現法およびその信頼性評価法について講述する。そして、講義の最後には、数人のグループ毎に、簡単なシステムの設計例題を与える。


生体情報学特論

綾部 誠也 教授

人間の身体の機能と構造を踏まえた“ものづくり”の基礎となる生体の生理情報の基礎を学習する。また、生体情報の計測する機器の原理と精度について学習する。


アクチュエータ工学

穂苅 真樹 教授

機械システム設計時に応用できる力を養うために、電動式、油圧式、空気圧式および新原理アクチュエータの役割、種類、動作原理、特性および制御方法の基礎を学ぶ。


  • 画像工学特論
  • 人間生活工学
  • 応用生体計測
  • 計算論的脳科学
  • 熱エネルギー工学
  • 機械力学特論
  • メカトロニクス特論

博士後期課程

■領域共通

システム工学特別研究

研究指導教員

指導教員との討論を通じて、自立した研究者となるために必要な研究計画能力と総合評価能力を培わせるとともに、博士論文作成のための理論・実験等に関する研究指導を行う。


システム工学特別演習

専任教員全員

指導教員の指導のもとに、研究テーマとその周辺分野に関する最新の研究動向の調査、学会への参加、公設試験研究機関や民間企業・研究機関との交流などを行い、得られた成果についてセミナー形式による発表と討論を実施し、問題の設定と解決の能力を育成する。


 

■電子情報通信工学領域

知能ロボティクス

岩橋 直人 教授

実環境における人とロボットのコミュニケーションを実現するためには、感覚・運動系の認知機能を含めた総体としての言語システムの構成・利用が課題である。本講義では、ロボット自身が、人とのコミュニケーションを通して、コミュニケーション能力を学習する発達的アプローチについて講述する。


ディジタル通信方式論

榊原 勝己 教授

次世代ディジタル移動体通信システムにおいて不可欠な要素技術として、各種ディジタル変復調方式、ガウス雑音通信路あるいはフェージング通信路における誤り率特性の解析手法、通信品質を改善するためのダイバーシティ技術、自動波形等化技術等について講述する。


  • 知覚情報処理特論
  • 波動情報工学特論
  • 電磁波伝送論
  • 情報通信網学
  • 光・電磁波工学論
  • 電子情報回路特論
  • 先端光デバイス論
  • 半導体物性工学
  • 材料情報学特論

■機械情報システム工学領域

応用解析学特論

三谷 健一 教授

関数解析的手法の工学への応用を踏まえ、関数解析学における数学的理論について講述する。


価値設計論

妻屋 彰 教授

地球環境問題の深刻化、モノの飽和にともなう価値の考え方の変化など、現代社会が大きく転換しているなかで、製品・サービスの双方を含む人工物システムの価値創出に求められる要素や方法について講述する。さらに、持続可能な開発、エコシステム、タイムアクシスデザインなどの新しい設計・開発の考え方について調査し、議論する。


  • 理論計算機科学特論
  • コンピューティング特論
  • 計算機援用検証論
  • ヒューマンインタラクション
  • 生体運動制御特論
  • 数値材料プロセス工学
  • 機械材料学特論
  • 電力システム工学特論

■人間情報システム工学領域

自律分散協調システム学

佐藤 洋一郎 教授

現在、小規模なものではCPUから大規模なものではスーパーコンピュータに至る様々なデジタルシステムは、いずれも、多数の演算コア、メモリや周辺装置から構成されている。この種のシステムでは、各構成要素が他の構成要素と協調しつつ自律的に動作することで極めて高い性能を実現している。本講義では、分散協調動作を実現するための重要な構成要素であるシステムバスの構成法、統計的な立場での性能評価法および誤作動抑制の立場での高信頼化手法について講述する。


運動生理学

綾部 誠也 教授

運動生理学は、身体動作を司る身体の機能、身体動作に伴う身体の応答、身体動作を司る身体の適応を学ぶ学問である。生理学や解剖学の応用分野で、人間工学や生体医工学に発展する領域である。


適応システム工学

穂苅 真樹 教授

外界の変化や状況の変動にあわせて自動的かつ適切に処理を行うシステムを適応システムと呼ぶ。本講義では、計測・信号処理の分野で雑音除去、微弱信号の抽出、未来データの予測などに応用される適応フィルタとパターン分類、非線形信号処理などに応用されているニューラルネットワークについて講じる。さらに、この分野の研究事例についても述べる。


  • 人間情報システム応用論
  • 福祉人間工学
  • 健康システム論
  • 熱エネルギー工学特論