2025年9月1日地域連携・研究栄養学科
栄養学科が総社市と協働で第2回栄養委員研修会を開催しました
8月26日と28日の2日間、総社市役所と栄養学科が協働し、「ほんとに野菜摂取足りてる?」をテーマとした研修会を開催しました。
岡山県や総社市において健康課題となっている野菜摂取不足に対して、「一皿70g、1日5皿で1日350gに近づけるために何ができるか」をテーマに、学生による講話を参考にしながら、栄養委員の皆様同士で意見交換を行いました。地域の方々へ、どのような場面でどのように伝えていくか、具体的な方法や工夫について共有することができました。
さらに研修の中では、栄養委員の皆様が普段召し上がっているお浸し一皿の野菜の量を実際に確認し、目安とされる70gより少ない場合が多いことが分かりました。この体験を通じて、「実際に測ってみて量の感覚をつかむことが大切だ」という感想が多く寄せられました。
また、研修会場である「総社市地食べ学校給食センターえがお」において、学校給食ができるまでの工程を見学し、総社市の学校給食と連動した地産地消の取り組みについて学びました。その後、実際に給食の試食も行いました。
今回は、公衆栄養学研究室の4年生に加え、夏休みを利用した「栄養学科研究室早期体験制度」により、2年生1名も参加しました。講義で学んだことが地域でどのように展開されているかを体験するとともに、4年次での卒業研究や研究室活動への理解を深める貴重な機会となりました。参加してくださった総社市内の栄養委員の皆様、また、貴重な機会をいただきました総社市保健福祉部健康増進課の皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。