2023年12月13日地域連携・研究現代福祉学科

日本認知症ケア学会 中国・四国ブロック大会が開催されました

2023年12月9日、経済支援に焦点を当てた「日本認知症ケア学会 中国・四国ブロック大会」(大会長:現代福祉学科 竹本与志人教授)が岡山コンベンションセンターで開催されました。

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態をいいます。加齢に伴い認知症になりやすく、高齢化の進んだ日本では2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると予測され、誰にでもおこり得る身近な問題です。認知症のある人やその家族の生活を支えるうえで、医療・介護サービスの活用は必要不可欠ですが、そのためには一部負担金や利用料を支払う経済基盤が前提となります。しかしながら、こうした経済的負担が生活を脅かすケースが少なくありません。

本大会では、SDGsの目標1「貧困をなくそう」を開催趣旨に掲げ、生活困窮を未然に防ぐためのソーシャルワークを基礎とした内容で実施されました。
約430名の方にご参加いただき、今年度のブロック大会では最多人数を記録しました。

岡山県立大学保健福祉学部現代福祉学科の教員からは3名が登壇し、鑑別診断後から経済評価ならびに支援の重要性について、これまでの研究成果とともに報告しました。

 

<大会長講演>

「認知症のある人への経済支援:気づくことと助けること」

竹本与志人教授

<調査報告>

「認知症のある人と家族介護者(ケアラー)の経済状況と社会保障制度の活用状況等に関する現状と示唆」

演者:桐野匡史准教授
座長:佐藤ゆかり准教授

 

本学の学生も含め、県内の社会福祉士養成大学5校の学生で運営するオレンジパートナーズ実行委員会のメンバーも参加し、大会は盛況のうちに終了しました。

学会の様子1 学会の様子2 学会の様子3

学会の様子4 学会の様子5 学会の様子6

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