2026年8月28日地域連携・研究現代福祉学科

第9回ソーシャルワーカーのためのリカレント研究会を開催しました

2026年8月21日、「第9回 ソーシャルワーカーのためのリカレント研究会」を開催し、対面・オンラインあわせて約40名の方にご参加いただきました。

今回は「ソーシャルワーカーのための理論①」と題し、保健福祉学部現代福祉学科の竹本与志人教授が講義を行いました。はじめに、理論は実践の”下限値”であり、経験のみに依存した実践がクライエントにとって「当たりはずれ」となりかねないことが示され、専門職の条件としての科学的理論の体系の重要性が確認されました。

ソーシャルワーカーのためのリカレント研究会
続いて、ソーシャルワーカーが学ぶべき理論を「ソーシャルワークの理論」と「ソーシャルワークのための理論」に整理したうえで、実践のための視座としてシステム理論を取り上げ、ベルタランフィの一般システム理論、サイバネティックス、自己組織化論、オートポイエーシスの違いが解説されました。さらに、ブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論やジャーメイン・ギッターマンの生活モデルについて、地域包括支援センターに寄せられる認知症の事例を用いながら、人と環境の交互作用の視点から支援を捉え直す方法が具体的に示されました。

参加者からは、日々の実践を理論に照らして振り返る契機となったとの声が聞かれました。本研究会では、今後も実践現場で活躍するソーシャルワーカーの学び直しを支援する機会を継続して設けてまいります。