第41回日本看護科学学会学術集会において、優秀演題ポスター賞として「救急救命士の救急搬送時のコミュニケーションに関する研究」（犬飼智子、名越恵美）が表彰されました。

「救急救命士の救急搬送時のコミュニケーションに関する研究」

救急搬送時のエラー防止のため、、救命救急士の救急搬送時に行う コミュニケーションについて明らかにした。 A市の消防署に勤務する救急救命士を対象に、無記名自記式質問紙調査を実施、分析は、単純集計と質的内容分析を行った。回収率88.1%、傷病者・ 関係者との対応場面では、＜関係者からの効率的で正確な情報収集＞、＜関係者 の動揺への配慮＞、＜相手に合わせた言葉の選択と話し方＞、病院搬入時の場面では＜必要な情報の早く正確な伝達＞、＜相手に応じた情報の量・内容の調節＞、> ＜簡潔明瞭を意識した伝達＞、＜情報の鑑別と優先順位付け＞、＜確実な情報の保証＞が行われていた。危機的状態では、効率的かつ正確な情報収集が非常に重視され、病院搬入時には、情報の受け手である医療者の状況にも配慮していることが明らかとなった。

第41回日本看護科学学会学術大会
会期：2021年12月4日～5日（11月19日～12月28日オンデマンド配信）