11月20日、台湾の台北医学大学（Taipei Medical University：TMU）栄養学部と、岡山県立大学保健福祉学部栄養学科との国際学術交流セミナーを開催しました。本セミナーは、国際的な教育交流および研究連携の推進を目的として実施したものです。

当日は、TMUの謝栄養学部長、楊副学部長をはじめとする代表団が本学を訪問され、セミナーに先立ち岡山県立大学の学長と面談されました。面談では、両大学間の教育交流の可能性や、共同研究の展開に向けた連携強化について意見交換が行われ、今後の協力関係の発展に向けて大変有意義な機会となりました。

セミナーでは、TMU側から大学および栄養学部の紹介があり、本学からは久保田栄養学科長が大学および栄養学科の概要を説明しました。その後、両大学による栄養学分野の研究活動に関する講演が行われました。

当日は、学部生52名、大学院生10名、教員14名の計76名が参加し、国際的な視点から栄養学を学ぶ貴重な機会となりました。また、TMUからお越しいただいた4名の先生方による教育の取り組みや研究分野の紹介は、本学栄養学科との共通点を理解するうえで非常に有意義な内容でした。研究発表に対しては参加者から多くの質問が寄せられ、活発な議論と意見交換が行われました。

Modulatory Effects of Natural Compounds on Female Reproductive and Metabolic Disorders: From Mechanisms to Therapeutic Applications
夏　詩閔　教授（Professor Shih-Min Hsia 栄養学科　TMU）

Potential Health Risks of Dietary Exposure to Low-Dose Pesticides
侯　又禎　准教授（Associate Professor Yu-Chen Hou 食品安全学科　TMU）

The Effects of Soy Isoflavones on Cancer Stem Cells and Approaches to Cancer Treatment
首藤　恵泉　准教授（栄養学科　OPU）

Functional Foods for Regulating Inflammatory Lipid Mediators and Chronic Inflammation
山本　登志子　教授（栄養学科　OPU）