シラバス参照

授業情報/Course information

科目名/Course: 感性工学/Kansei Engineering
科目一覧へ戻る 2026/03/23 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
感性工学
科目名(英文)
/Course
Kansei Engineering
時間割コード
/Registration Code
23188701
学部(研究科)
/Faculty
情報工学部
学科(専攻)
/Department
人間情報工学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
○伊藤 照明
オフィスアワー
/Office Hour
伊藤 照明(メールにて質問を受け付けます)
開講年度
/Year of the Course
2026年度
開講期間
/Term
前期集中
対象学生
/Eligible Students
3年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2026/03/09
科目ナンバリング
/Course Numbering
履修案内を参照
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
本講義では、人間の「心地よい」「使いやすい」「美しい」といった主観的で曖昧な感性を、科学的・工学的な手法で分析し、ものづくりに活用する「感性工学」について学ぶ。まず、感性工学の定義や歴史などの基礎知識に加え、SD法、多変量解析、AIを用いたモデル化、および脳波・視線計測をはじめとする生体信号計測といった主要な分析・評価手法を習得する。次いで、最新の研究論文を用いたプレゼンテーションを通じて、自動車、家電・IT機器、ファッション、食品、住環境など、多様な産業分野における具体的な活用事例を概観する。理論の学習にとどまらず、実際の製品開発にどのように感性が組み込まれているかを議論し、将来の製品・サービス設計に活かせる実践的な視点を養う。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
[履修に必要な知識・能力]
・人間の感性・心理とテクノロジーの融合に対する強い興味・関心。
・関連分野の研究や資料を自ら調査し、その内容を論理的に整理・分析できるリサーチスキル。
[キーワード]
感性工学、情動、感性評価、多変量解析、生体信号計測
履修上の注意
/Notes
講義内で割り当てられる担当論文に対するプレゼンテーション課題、および非担当論文に関するレポート課題の両方に取り組み、全ての課題を提出することが単位修得(評価対象)の必須条件となる。
また、本授業ではMicrosoft Teamsを使用するため、各講義において円滑に利用できるよう、あらかじめ環境を整えておくこと。
①授業形態:本授業は対面で実施するが、Teamsによるオンライン環境を利用する
②授業準備:本授業ではMicrosoft Teams、Word、 Excelを使用する.授業開始日までにアカウントの設定や利用環境を準備し、授業時に使えるように準備をしておくこと。
教科書
/Textbook(s)
なし。資料を適宜配布する。
参考文献等
/References
長町 三生、「感性工学」、海文堂サイエンス、1989.
井上 勝雄 (編集)、「ラフ集合の感性工学への応用」、海文堂出版、2009.
清水 義雄(編著)、「感性工学への招待」、森北出版、1996.
椎塚 久雄 (編集) 、「感性工学ハンドブック 新装版」、朝倉書店、2022.
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
感性工学は多角的な視点が求められる発展途上の学術分野である。履修者は主体的に多様な分野に関心を持って授業に臨むことが期待される。また、本講義ではアウトプットのプロセスを重視する。割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
特になし
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
本授業では、能動的な学習を促進するために以下のアクティブラーニングを採用している。
・レポート課題:非担当論文に関するリサーチとレポート作成。
・プレゼンテーション課題:担当論文に関するプレゼンテーション発表。
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
研究機関での実務経験のある教員が、その実務経験を生かして専門分野と関連した問題を提示する。
授業改善アンケートへのレスポンス
(2025年度以前は「備考」)
/Response to Course Evaluations
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [ガイダンス]
授業の進め方、習得目標、および事前準備について説明する。また、レポート・発表課題、評価方法、達成度試験の基準を提示し、学習の見通しを立てる。
シラバスを熟読し、全体の流れを把握しておくこと。 適宜配布
2 2 [感性工学の定義と意義]
感性工学の歴史と定義、主要な方法論を概観する。現代のものづくりにおける感性工学の役割を理解し、本講義を学ぶ意義を明確にする。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
3 3 [感性工学の主要手法]
感性評価・分析手法(SD法、因子分析)、多変量解析(数量化理論I類、重回帰分析)、感性モデル化手法(AI、ラフ集合)、および生体計測手法(脳波、視線計測等)の基礎理論とデータ解析の基礎を習得する。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
4 4 [感性工学の導入事例]
産業界における代表的な成功事例を示し、次回以降の各論に向けた具体的なイメージを形成する。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
5 5-6 [自動車関連分野への応用]
ドアの閉まり音の設計、内装の質感向上、走行性能の官能評価など、モビリティ分野における感性工学の活用技術について解説・議論を行う。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
6 7-8 [家電・情報機器分野への応用]
スマートフォンのUI/UX、調理家電の報知音、プロダクトデザインの清潔感など、生活家電やIT機器における感性価値創造について解説・議論を行う。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
7 9-10 [衣料・ファッション分野への応用]
繊維の触感や「着心地」という主観的感覚の数値化、快適性を生むパターン設計など、アパレル分野の活用技術について解説・議論を行う。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
8 11-12 [食品・飲料分野への応用]
味覚・嗅覚に加え、パッケージ視覚効果、咀嚼音、テクスチャ(食感)による「おいしさ」の演出手法について解説・議論を行う。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
9 13-15 [住環境・アメニティ分野への応用]
照明・空調・芳香を組み合わせ、集中やリラックスといった心理状態を誘導する環境設計、および最新の空間デザイン研究について解説・議論を行う。
割り当てられた担当論文のプレゼンテーション準備、および非担当論文に対するレポート作成を念頭に置いて各回の講義を受講し、内容の深い理解に努めること。 適宜配布
10 16 [達成度試験]
本講義で扱った基礎理論、分析手法、および各応用分野の知識定着を確認する総括的評価を行う。
全体の復習を行うこと。
成績評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 感性工学の学術的意義と、ものづくりにおける位置付けを体系的に説明できる。(E)
2 対象とする事象に対し、適切な感性工学の手法を選択し、実践的なアプローチを提案できる。(E)
3 自らの関心に基づき感性工学に関する学術論文を探索し、その論理構成や手法を正確に整理・批評できる。(E)
4 感性工学に関して習得した知識や手法を、実社会の具体的な課題に応用できる。(E)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
受講姿勢 課題レポート 課題発表・議論 達成度試験
1 感性工学の学術的意義と、ものづくりにおける位置付けを体系的に説明できる。(E)
2 対象とする事象に対し、適切な感性工学の手法を選択し、実践的なアプローチを提案できる。(E)
3 自らの関心に基づき感性工学に関する学術論文を探索し、その論理構成や手法を正確に整理・批評できる。(E)
4 感性工学に関して習得した知識や手法を、実社会の具体的な課題に応用できる。(E)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 30 20 10

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