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科目名/Course: 教育学特論/Education | |
科目一覧へ戻る | 2025/09/12 現在 |
科目名(和文) /Course |
教育学特論 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Education |
時間割コード /Registration Code |
53315501 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学研究科 博士前期課程 |
学科(専攻) /Department |
保健福祉学専攻 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○江頭 智宏 |
オフィスアワー /Office Hour |
江頭 智宏(水曜日5時限) |
開講年度 /Year of the Course |
2025年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
保健福祉学専攻1年,保健福祉学専攻2年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2025/03/05 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
本授業ではドイツの教育の歴史に関わって2つの内容を取り上げます。1つめは、ドイツ新教育です。「新教育」とは、子どもの立場に立って教育や学校を変えようとした19世紀末頃から世界的に生じた教育改革の動きであり、ドイツはその一大中心地でありました。そうしたドイツ新教育を担った人物たちの思想と実践について多方面から取り上げます。2つめは、新教育と言わば対比されるものですが、ナチス・ドイツの教育です。戦争ができる国づくりの道具としてナチは教育を捉え、従来の教育観を大きく歪曲させました。「非教育」や「暗黒教育」とも称されるナチの教育は、現在においても批判的に学ぶべきところが多いと言えます。本授業は講義科目ですので、両者のテーマについて授業担当者が基本的に講義をしますが、適宜ディスカッションの時間も設けます。 |
履修に必要な知識・能力・キーワード /Prerequisites and Keywords |
ドイツ新教育、ナチス・ドイツの教育、批判的思考力 |
履修上の注意 /Notes |
特にありません。 |
教科書 /Textbook(s) |
特に指定しません。 |
参考文献等 /References |
授業の中で適宜紹介します。 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
特にありません。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
授業の中でディスカッションの時間を設けます。 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
特にありません。 |
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 第1回 | [ドイツ新教育①] 「新教育」と称される教育の特徴について概観します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
2 | 第2回 | [ドイツ新教育②] ドイツ田園教育舎の創始者ヘルマン・リーツの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
3 | 第3回 | [ドイツ新教育③] オーデンヴァルト校の創始者パウル・ゲヘープの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
4 | 第4回 | [ドイツ新教育④] 芸術教育運動を推進したアルフレート・リヒトヴァルクの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
5 | 第5回 | [ドイツ新教育⑤] 自由ヴァルドルフ学校の創始者ルドルフ・シュタイナーの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
6 | 第6回 | [ドイツ新教育⑥] イエナ・プランの創始者ペーター・ペーターゼンの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
7 | 第7回 | [ドイツ新教育⑦] 新教育の一翼を担うものとして公立学校を舞台に幅広く展開された学校田園寮運動について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
8 | 第8回 | [ナチの教育①] ナチの教育の根幹にあるナチの世界観について概観します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
9 | 第9回 | [ナチの教育②] 『わが闘争』に依拠しながらヒトラーの教育観について批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
10 | 第10回 | [ナチの教育③] ヒトラー政権下での学校教育の歪曲について教科書や副読本等を通して批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
11 | 第11回 | [ナチの教育④] 第10回に続き、ヒトラー政権下での学校教育の歪曲について教科書や副読本等を通して批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
12 | 第12回 | [ナチの教育⑤] 「ナポラ」や「アドルフ・ヒトラー学校」などのヒトラー政権下でのエリート教育について批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
13 | 第13回 | [ナチの教育⑥] ヒトラー政権下における学校外の青少年教育機関であったヒトラー・ユーゲントについて批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
14 | 第14回 | [ナチの教育⑦] 第13回に続き、ヒトラー政権下における学校外の青少年教育機関であったヒトラー・ユーゲントについて批判的に検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
15 | 第15回 | [ナチの教育⑧] ヒトラー政権下にあって、ナチへの抵抗の教育を実践した教育者アドルフ・ライヒヴァインの思想と実践について検討します。 |
授業で学習した内容を自分でまとめてください。 | プリントを配布します。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識・理解 /Knowledge & Undestanding |
技能・表現 /Skills & Expressions |
思考・判断 /Thoughts & Decisions |
伝達・コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | ドイツ新教育の思想と実践について理解することができる。(Aー1) | ○ | ○ | |||||
2 | ナチス・ドイツの教育に対する批判的な視野を獲得することができる。(Aー1) | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | ドイツ教育史における重要なテーマについて自由にディスカッションができる。(Aー1) | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
レポート | ディスカッションへの参加 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ドイツ新教育の思想と実践について理解することができる。(Aー1) | ○ | ○ | ||||
2 | ナチス・ドイツの教育に対する批判的な視野を獲得することができる。(Aー1) | ○ | ○ | ||||
3 | ドイツ教育史における重要なテーマについて自由にディスカッションができる。(Aー1) | ○ | |||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 40 |