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科目名/Course: デジタルイメージ特論/ | |
科目一覧へ戻る | 2025/03/25 現在 |
科目名(和文) /Course |
デジタルイメージ特論 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
|
時間割コード /Registration Code |
75100310 |
学部(研究科) /Faculty |
デザイン学研究科 修士課程 |
学科(専攻) /Department |
デザイン学専攻 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○北山 由紀雄 |
オフィスアワー /Office Hour |
北山 由紀雄(前期・後期:金曜日5限/3506研究室) |
開講年度 /Year of the Course |
2025年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2025/02/25 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
デジタルイメージングの特性について学ぶにあたり、感材を用いた写真技術、それを前提とした表現・活用の歴史を学び、その延長線上にあるデジタルイメージングについて、今後の展開を含めて考察を試みる。また、デジタルを用いたイメージングにおけるデザイン感覚、表現手法の柔軟な活用について、ディスカッションを通じ理解を深める。 |
履修に必要な知識・能力・キーワード /Prerequisites and Keywords |
写真、写真史、デジタル、イメージング |
履修上の注意 /Notes |
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教科書 /Textbook(s) |
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参考文献等 /References |
オリエンテーション時に説明する |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
授業時以外にも、写真集や写真展などの機会を通じ、積極的に写真作品について触れておくこと。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
|
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
「本授業では次のアクティブ・ラーニングを採用している」 ・ディスカッション ・プレゼンテーション ・宿題(レポート) |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
該当しない |
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [写真とは何か] 【写真の発明とその影響】 写真の発明と、その後の記録的活用、芸術としての活用に関し、基本的な知識を教授した上で、写真の本質について考えを深めていく。 |
ダゲレオタイプとカロタイプについて調べておく | |
2 | 2 | [写真の芸術性について考える1] 【絵画主義からの脱却と写真表現の展開】 黎明期写真に対する芸術論と、そこから発生する絵画主義写真について説明した上で、絵画主義から脱却していくプロセスについて論じる。 |
ピクトリアリズム、写真分離派、新即物主義について調べておく | |
3 | 3 | [写真の芸術性について考える2] 【写真の象徴性と時間表現について】 写真独自の機能に着目し、写真が有している象徴性について論じると共に、時間表現に対する考え方を考察する。 |
アルフレッド・スティーグリッツ、ウイン・バロックについて調べておく | |
4 | 4 | [写真の芸術性について考える3] 【カルティエ=ブレッソンにみる決定的瞬間と以降の動き】 多大な影響を放ったアンリ・カルティエ=ブレッソンによる「決定的瞬間」について考察した上で、以降、その表現手法として現れた組写真的手法について論じていく。 |
事前に写真集などをよく見カルティエ=ブレッソン、ロバートフランクについて調べておく | |
5 | 5 | [写真の芸術性について考える4] 【ファッション写真について】 広告写真、及びファッション写真の在り方について、写真家の高校に対するスタンスを論じる。そして署名作家の作品を取り上げ、それぞれの時代にあって先駆的な役割を果たした広告・ファッション写真びついて考察する。 |
マン・レイ、アービング・ペン、リチャード・アベドン、ギー・ブルダンについて調べておく | |
6 | 6 | [写真の記録性について考える1] 【ノイエフォト】 今日の写真の基礎的な考え方を構築したノイエ・フォトグラフィについて、その動因、光学的な機能の活用、さらにその考えを理論的に明らかにしたモホリ=ナギの主張について論じる。 |
モホリ・ナギ、バウハウスについて調べておく | |
7 | 7 | [写真の記録性について考える2] 【政治と写真】 写真の伝達能力が認知され、政治的に写真が活用されることとなる。このことについて、リースとハイン、F.S.A.の試みとその効果について整理した上で、写真がもたらす社会的影響力について論じる。 |
ジェイコブ・リース、ルイス・ハイン、FSAについて調べておく | |
8 | 8 | [写真の記録性について考える3] 【ウジェーヌ・アジェの足跡】 パリの街並みを丹念のに記録したアジェが、意図せずもたらした表現に対する影響について論じる。 |
ウジェーヌ・アジェ、ダダイズム、シュルレアリズムについて調べておく | |
9 | 9 | [写真の記録性について考える4] 【写真ジャーナリズムについて】 グラフジャーナリズムの台頭と、それによる影響について、雑誌「LIFE 」を中心に取り上げて論じる。 |
LIFE、マーガレット・バーク・ホワイト、エルンスト・ハース、ユージン・スミス、エディ・アダムスについて調べておく | |
10 | 10 | [写真の記録性について考える5] 【写真の記録性と証拠性】 エドワード・ウエストンと、ユージン・スミスの作品を取り上げ、記録性に根ざした表現と証拠性、象徴性について論じる。 |
エドワード・ウエストン、ユージン・スミス、ベレニス・アボット、ブラッサイ、アーロン・シスキンドについて調べておく | |
11 | 11 | [デジタル時代の写真を考える1] 【写真のデジタル化に関する技術史的考察】 感材写真から電子写真への移行期における企業の取り組みと、現状からみる新しいメディアとの関わり方について論じる。 |
写真の電子化、コダック、富士フイルムについて調べておく | |
12 | 12 | [デジタル時代の写真を考える2] 【感材写真とデジタル写真の違いとは】 感材とイメージセンサーの違いを踏まえた上で、それがもたらす技術上の違いと,表現上の違いについて考察する。 |
イメージセンサの進化について調べておく | |
13 | 13 | [デジタル時代の写真を考える3] 【写真の見せ方について考える】 写真技術を起源とする写真印刷法の変遷とその特徴について、オンデマンド印刷を含め論じる。 |
印刷の種類について調べておく | |
14 | 14 | [デジタル時代の写真を考える4] 【写真の活用について考える】 デジタルイメージングとしての写真表現の可能性について考察する。 |
課題についてまとめる | |
15 | 15 | [まとめ] 写真とは何かについて、各自の考察をプレゼンし、それについてのディスカッションを行う。 |
課題についてまとめる |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識・理解 /Knowledge & Undestanding |
技能・表現 /Skills & Expressions |
思考・判断 /Thoughts & Decisions |
伝達・コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 写真表現が持つ芸術的側面について理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 写真の記録的側面からみる特性について、その影響力と共に理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | 感材写真がデジタル化したことによる性格の変化とその特性について理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
授業毎の発表及び発表資料 | まとめレポート | 受講態度 | ||
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1 | 写真表現が持つ芸術的側面について理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 写真の記録的側面からみる特性について、その影響力と共に理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 感材写真がデジタル化したことによる性格の変化とその特性について理解し説明できる(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 30 | 10 |