シラバス参照

授業情報/Course information

科目名/Course: モード特論/
科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
モード特論
科目名(英文)
/Course
時間割コード
/Registration Code
70510701
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学研究科 修士課程
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
○川野 佐江子
オフィスアワー
/Office Hour
開講年度
/Year of the Course
2024年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2024/02/25
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
【授業概略】
 本科目では,まず人はなぜ衣服を着るのかという基本的な問いからはじめます。その際にエリアスの文明化行為という概念を用いて衣服とは何かを考察し,それを踏まえて近代消費社会の中で,いかにしてモード現象が発生したかを学びます。
 次に,そもそもこのモード現象を生み出す近代消費社会とは何かについて理解し,代表的なデザイナーの足跡をたどることで20世紀のモードがいかなる問題軸を中心に展開されてきたかを検討します。
 さらに,衣服におけるジェンダーや身体との問題について考察し,モード現象がどのような方向に向かうのか,ブランドビジネスなどを取り上げながら検討します。
【目的】
1.モード現象の分析を通して身体の諸相について理解する。
2.モード現象の背景にある社会的諸課題について理解する。
3.モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを理解する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
【キーワード】衣服,モード,ファッション,身体表象,消費社会,ジェンダー
履修上の注意
/Notes
本科目は主にパワーポイントを使用した講義形式の授業形態ですが,授業内では学生間あるいは教員とのディスカッションも行う予定です。また,映像資料を使用しながら,意見や発言を求めますので,ぜひ積極的に参加して下さい。
教科書
/Textbook(s)
特に指定しない。
参考文献等
/References
授業の理解を深めるために、以下の文献(本学付属図書館に書籍が所蔵されています)を読んでおくことが望ましいです。
・『衣服は肉体になにを与えたか』(北山晴一著、朝日新聞社、朝日選書 629)
https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?q=9784022597298
・『身体はだれのものか-比較史でみる装いとケア』(南直人編 京都橘大学女性歴史文化研究所叢書)
https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?q=9784812217122
・『文明化の過程』(ノルベルト・エリアス著(赤井 慧爾 他訳)法政大学出版局)
https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?q=9784588099267
・『象徴交換と死』(ジャン・ボードリヤール著(今村仁,塚原史 訳)ちくま学芸文庫)
https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?q=4480080139
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
服飾史の基礎的文献や,20世紀以降のファッションの動向を学習しておくことで,授業の理解を補足します。また,ファッション・服飾などに関連する美術館・博物館等の展示・催しを観覧しておくなど,衣服文化への関心を深めておいてください。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
この授業では,以下のアクティブラーニングを採用しています。
・ディスカッション
・振り返り(ミニッツペーパー)
・課題(宿題等)
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
該当しない
備考
/Notes
・履修生の研究内容によって,それを踏まえたシラバスへと変更する可能性があります。
・本授業は,対面授業を基本として計画しているが,やむを得ず一部または全部をオンライン授業で実施する可能性があります。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [前提として「衣服」とはなにか]
モード現象を検討するにあたり,まず「衣服」とは何かについて概要を知る。特にエリアスの「文明化」というキーワードを中心に衣服とは何かから始める。
1~5回目予習:衣服とは何か考えておくこと。 1~5回目用講義レジュメ
2 2 [前提として「衣服」とはなにか]
1に続き,「衣服」の社会的機能について知る。とりわけそれが,「近代」の発展と共にあったことを知る。
3 3 [近代とはなにか]
モード現象を出現させた「近代」とはいかなる時代だったかを知る。
4 4 [モード現象出現の必須条件1]
近代化において、モード現象が生じるための必須条件について知る。ここではまず,生活水準の問題を知る。
5 5 [モード現象出現の必須条件2]
近代化において、モード現象が生じるための必須条件について知る。ここでは,身体への関心とメディア化社会の問題を知り,消費社会との関係を知る。
1~5回目復習:モード現象と近代化の関係を理解しておくこと。
予習:19~20世紀の服飾史の概要を把握しておくこと。
6 6 [モードの革命児と身体]
服飾史上重要なデザイナーである,ワース,ポワレ,ヴィオネ,シャネルとその作品について身体との関係を知る。
6~10回目予習:近代ヨーロッパ史概略を理解しておくこと。 6~10回目講義レジュメ
7 7 [デザイナーの変容という問題]
モード史におけるデザイナーのあり方や意義の変容について論文から考察する。
8 8 [モードとジェンダー1]
近代以降のモードにおいて,最後に残された差違である性差。ここではまず,服飾史からモードにおける性差を知る。
9 9 [モードとジェンダー2]
近代以降のモードにおいて,最後に残された差違である性差。ここでは現代になりモードにおける性差がどのように変容したかを知る。
10 10 [モードとジェンダー3]
近代以降のモードにおいて,最後に残された差違である性差。ここではジェンダーレスとモード,セクシュアルアイデンティティとモードについて考察する。
6~10回目復習:授業で示した各デザイナーとその作品の特徴をその社会背景とともに把握しておくこと。
予習:「身体」とはなにか考察しておくこと。
11 11 [モードと衛生]
身体の問題からモードを検討するにあたり,衣服と衛生・社会の医学科との関係を知る。
11~15回予習:現代に於ける身体とは何か,イメージしておくこと。 11~15回目授業レジュメ
12 12 [モードにおける女性身体の表象]
フェミニズムによる『赤ずきん』の再解釈から,モードにおける女性性の表象について考察する。
13 13 [モードとフェティッシュな身体]
ハイヒール,マスクなど,身体を分節化し,即物化させるモードアイテムについて考察する。
14 14 [モードと視覚メディア]
近代化とともに発達した視覚メディアと,モード,身体との関係を考察する。
15 15 [モードと「生身」の身体]
モードを纏う身体とは何か,これまでの議論を通して考察する。
11~15回目復習:本講義で学んだモード現象について,自分の研究課題との関連を考察してみること。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 モード現象の分析を通して身体の諸相について説明することができる。(A-3)
2 モード現象の背景にある社会的諸課題について,説明することができる。(A-3)
3 モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを説明することができる。(A-3)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート 授業への参加度
1 モード現象の分析を通して身体の諸相について説明することができる。(A-3)
2 モード現象の背景にある社会的諸課題について,説明することができる。(A-3)
3 モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを説明することができる。(A-3)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
60 40

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