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科目名/Course: チームガバナビリティ演習/Team Governability Exercise | |
科目一覧へ戻る | 2023/11/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
チームガバナビリティ演習 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Team Governability Exercise |
時間割コード /Registration Code |
10000101 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学部 |
学科(専攻) /Department |
|
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○中村 光 , 高林 範子 , 澤田 陽一 , 住吉 和子 , 首藤 恵泉 , 久保田 恵 , 岡崎 愉加 |
オフィスアワー /Office Hour |
中村 光(毎週月曜日5時限 6508研究室)
高林 範子(月曜日2限 6509共同研究室 オンラインでの対応も可能です。) 澤田 陽一(月曜日5限(場所6515)) 住吉 和子(月曜日12:40~14:10) 首藤 恵泉(木曜日 5時限) 久保田 恵(月曜 5限) 岡崎 愉加(金曜5限(6306室)、オンライン随時可) |
開講年度 /Year of the Course |
2023年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
看護学科3年,看護学科4年,栄養学科3年,栄養学科4年,保健福祉学科社会福祉学専攻3年,保健福祉学科社会福祉学専攻4年,現代福祉学科3年,現代福祉学科4年 |
単位数 /Credits |
1 |
更新日 /Date of renewal |
2023/02/24 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
複数教員担当 |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
保健・医療・福祉分野における多専門職の連携・協働は今日ではinterprofessional working(IPW)と称され、その教育はinterprofessional education(IPE)と呼ばれる。IPEとは、「2つ以上の専門職の学生が、効果的な協働を可能にして医療効果を改善するために、ともに学び、ともに学びあいながら、お互いのことを学ぶこと」と定義される。保健福祉学部では平成18年度に、文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラムとして「実践的チームガバナビリティ育成教育」が採択されたのを契機に、IPEを実施している。 本授業では、看護・栄養・現代福祉の3学科の学生と教員が一堂に会して、クライエントに最大限に貢献するための多専門職の連携について、実践的に学ぶ。 |
履修に必要な知識・能力・キーワード /Prerequisites and Keywords |
ほかの専門領域・専門職に対する、関心、尊重、尊敬の基本的態度をもつこと。 |
履修上の注意 /Notes |
1.週1コマ金曜日1時限の授業に加え、7月の土曜日午後に1回授業を行う(備考参照のこと)。 2.演習なので原則的に毎回の参加が望まれる。 3.学外協力者(外部講師、患者会)とともに実施する授業なので、相応の心構えが求められる。 4.教育資源の制約のため、履修者数の上限を54名とする(基本的に各学科18名)。希望者がそれを上回った場合は抽選で決定する(副専攻「岡山創生学課程」「吉備の杜クリエイター課程」の履修者は優先される)。 |
教科書 /Textbook(s) |
使用しない。 |
参考文献等 /References |
・ 鷹野和美:チーム医療論.医葉薬出版,2002 ・ 細田満和子:「チーム医療」の理念と現実.日本看護協会出版会,2009 ・ 田村由美:新しいチーム医療.看護の科学社,2012 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
・ 授業で扱う疾患の基本的病態や生活問題について復習しておいて下さい。 ・ 医療・福祉における多専門職の役割とチームパートナーシップについて、参考書などを参照しながら考察して下さい。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
・ 副専攻「岡山創生学課程」「吉備の杜クリエイター課程」の選択科目である。 ・ 4年生の履修も歓迎される。 ・ 上記の通り履修者数に制限がある。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
・本科目では、次のアクティブラーニングを採用している:グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション、課題。 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
・看護師(住吉、高林)、助産師・看護師(岡﨑)、管理栄養士(首藤)、言語聴覚士(中村)、心理員(澤田)の実務経験のある教員が、その実務経験を生かして事例提示・事例検討等の教育を行う。 |
備考 /Notes |
・本科目は、対面で実施の予定であるが、感染状況によっては一部または全部をオンライン授業で実施する可能性がある。 ・感染状況によっては、「クライエントとの交流(7月土曜日午後実施予定)」「特別講義」は縮小または中止になる可能性がある。 ・ 担当教員は、全回の授業を受け持つコアメンバーと、必要に応じ一部のみ受け持つサポートメンバーに分かれる。前者は、住吉、岡﨑、高林、首藤、中村、澤田であり、後者は久保田である。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [オリエンテーション] ・ 授業の内容と形式の概要説明 ・ 多職種連携について考察する個人ワーク |
・ 講義資料(授業の概要) | |
2 | 2 | [IPW概説] ・ Interprofessional working(IPW)に関する講義 ・ 授業レポート(ポートフォリオ)の説明 |
・ 授業レポート①の作成・提出 ・ 次回授業のために、学科の学修内容、専門職の業務内容について知識を整理しておく |
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等) |
3 | 3 | [チームビルディング演習1] ・ 学科横断の学生グループを編成(以降の授業はこのグループを基本として活動する) ・ 学科の学修内容、専門職の業務について相互に教えあうグループワーク ・ 患者や連携について討議するグループワーク ・ 要点の発表と全体討議 |
・ 講義資料 | |
4 | 4 | [チームビルディング演習2] ・ 医療倫理に関わるDVDを視聴し、専門職の倫理について討議するグループワーク |
・ 次回授業のために、脳梗塞について知識を整理しておく | ・ 前回授業における学生発表資料返却 |
5 | 5 | [臨床シナリオの検討1a] ・ 脳梗塞患者の臨床シナリオ(paper patient)について、患者が抱える問題点を発見し介入計画を立案するグループワーク:患者の把握 |
・ 講義資料(患者の臨床シナリオ等) | |
6 | 6 | [臨床シナリオの検討1b] ・ 同上:問題点の発見 |
・ 次回授業のために、脳梗塞患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく | ・ 講義資料 |
7 | 7 | [臨床シナリオの検討1c] ・ 同上:介入計画の立案 |
・ 講義資料 | |
8 | 8 | [臨床シナリオの検討1d] ・ 同上:介入計画の決定、発表 |
・ 授業レポート②の作成・提出 ・ 次回授業のために、糖尿病、腎臓病について知識を整理しておく |
・ 講義資料 |
9 | 9 | [臨床シナリオの検討2a] ・ 糖尿病性腎症患者の臨床シナリオについて、患者が抱える問題点を発見し介入計画を立案するグループワーク:患者の把握、問題点の発見 |
・ 次回授業のために、糖尿病性腎症患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく | ・ 前回授業における学生発表資料返却 ・講義資料(患者の臨床シナリオ等) |
10 | 10 | [臨床シナリオの検討2b] ・ 同上:介入計画の立案 |
・ 講義資料 | |
11 | 11 | [臨床シナリオの検討2c] ・ 同上:介入計画の決定 |
・ 講義資料 | |
12 | 12 | [特別講義「認知症啓発活動を通じての多職種連携] ・ 特別講師として宗近病院(広島)の医療チームを招いて、医療チームの病院内外での活動についての講義およびグループワーク |
・ 授業レポート③の作成・提出 ・ 次回授業のために、人工透析について知識を整理しておく |
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等) |
13 | 13 | [クライエントとの交流①(土曜午後予定)] ・人工透析を受けている岡山県腎臓病協会の会員の方たちに来ていただき、相互に交流しながら、患者の体験と専門職・専門職連携に何が望まれているのかについて学ぶ |
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等) | |
14 | 14 | [クライエントとの交流②(土曜午後予定)] 同上 |
・ 授業レポート④の作成・提出 ・ 次回授業(成果発表会)の発表資料を準備する |
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15 | 15 | [成果発表会] ・ 臨床シナリオ2について、および授業で学んだことについてグループごとに発表し、全体討議を通じて知識・経験を共有する |
・ 授業レポート⑤の作成・提出 | ・ 前回授業における学生発表資料返却 ・ 講義資料 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識・理解 /Knowledge & Undestanding |
技能・表現 /Skills & Expressions |
思考・判断 /Thoughts & Decisions |
伝達・コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、説明できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
2 | チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
3 | チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
4 | クライエントを全人的に理解し、クライエントに起きていることを理解し、説明できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
グループワークの貢献 | 発表 | 授業レポート | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、説明できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | |||
2 | チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | |||
3 | チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | |||
4 | クライエントを全人的に理解し、クライエントに起きていることを理解し、説明できる。(B, G) | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
55 | 10 | 35 |