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授業情報/Course information

科目名/Course: 感性工学/Kansei Engineering
科目一覧へ戻る 2022/09/09 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
感性工学
科目名(英文)
/Course
Kansei Engineering
時間割コード
/Registration Code
23188701
学部(研究科)
/Faculty
情報工学部
学科(専攻)
/Department
人間情報工学科/スポーツシステム工学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
伊藤 照明
オフィスアワー
/Office Hour
伊藤 照明(月曜日3限,事前にメールで連絡してください.)
開講年度
/Year of the Course
2022年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
3年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2022/02/23
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
本授業では,感性の測定・評価法,感性の分析手法、感性を考慮した製品設計の基本について講述する.また、感性工学で用いられる代表的な感性工学手法について学ぶ。これらの講義を通じて、感性工学による科学的手法を用いた製品設計の基礎を学ぶ.そのうえで、感性工学に関連した論文を自らが熟読し、その内容を発表・議論することで、感性工学の本質と代表的な手法を主体的に理解する.
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
統計解析の基礎、人間工学で用いられる代表的な測定法,感性を数値化するための官能評価法,プロダクトデザイン,ユーザビリティ評価,ユーザ・エクスペリエンス,ユニバーサルデザイン.
履修上の注意
/Notes
パワーポイントによるプレゼンテーション課題に対応できるように環境を整えておくこと.また、授業ではMicrosoft Teamsを使用するので、授業開始日までにアカウントの設定や利用環境を準備しておくこと.
教科書
/Textbook(s)
なし(授業で使用する教材は適宜配布する)
参考文献等
/References
「商品開発と感性」,長町三生(編),海文堂
「感動と商品開発」,神宮英夫,朝倉書店.
「エモーショナルデザインの実践」、橋田規子、オーム社
「デザインと感性」,井上勝雄(編),海文堂
「人間工学ガイド」,福田忠彦・福田亮子(監修),サイエンティスト社
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
教材となる論文を熟読して十分に理解し、発表課題を絶えず意識して授業に臨み,プレゼンテーション課題の準備をすること.また、授業で実施するプレゼンテーションの後で行う議論を踏まえて、論文内容を復習し、課題レポートの作成に取り組むことで感性工学への理解を深める.
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
なし
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
備考
/Notes
①授業形態:本授業はすべてオンライン(リアルタイム)授業にて実施する
②アクティブラーニング:本授業は以下のアクティブラーニングを実施する
・課題(宿題)
・プレゼンテーション
③授業準備:本授業ではMicrosoft Teamsを使用するので、授業開始日までにアカウントの設定や利用環境を準備しておくこと.
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [授業概要と感性工学の基礎]
授業計画、習得目標と課題説明、参加のための準備について説明を聞き、授業概要を把握する.
さらに、感性とは何か、感性の定義、感性工学、感性の捉え方について学び、感性工学を学ぶ意義・動機付けを行う.
適宜配布
2 2 [設計方法論と設計における感性]
デザインと製品開発、決定論的設計の考え方、マーケットイン、デザインと感性の関係について理解する.デザインコンセプトの理解と用件の分類、デザインコンセプト策定の手順と応用例について学ぶ.
設計の基本的な考え方と感性を持ちた設計について復習する. 適宜配布
3 3 [感性工学手法(その1)]
代表的な感性工学手法について学ぶ.SD法、主成分分析、因子分析、クラスター分析、多次元尺度構成法などについて学び、その基礎を理解する.
授業で学んだ感性工学手法について復習し、使えるツールとして習得する. 適宜配布
4 4 [感性工学手法(その2)]
代表的な感性工学手法について学ぶ.数量化理論I類、数量化理論II類、数量化理論III類、一対比較法、ラフ集合などについて学び、その基礎を理解する.
授業で学んだ感性工学手法について復習し、使えるツールとして習得する. 適宜配布
5 5 [脳機能計測を用いた感性工学l]
認知機能、感情の脳科学、脳機能計測などの計測データを用いた感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
6 6 [感性工学における官能評価手法]
識別試験法、分類法、順位法、記述式試験法、SD法、一対比較法、などの官能評価手法を用いた感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
7 7 [感性工学における五感の統合化]
感情特性、物性値、試作、官能評価実験からなるDIPCサイクルによる感性情報を具現化した感性工学によるプロダクトデザインの実例について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
8 8 [視覚・聴覚情報による感性工学]
視覚と聴覚のモダリティ間での相互作用に着目した感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
9 9 [視覚・触覚情報による感性工学]
視覚情報に触覚情報を組み合わせて提示することで向上が期待されるユーザビリティを用いて、感覚統合の商品への活用を通じて感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
10 10 [嗅覚情報による感性工学]
香りの行動・認知への影響について考え、商品開発への応用を通じた感性工学について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
11 11 [感性工学における商品コンセプト文]
作り手の意図を表現し、伝達するツールとしての商品コンセプト文について学び、ブランドイメージの創造に向けた感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
12 12 [高臨場感インタフェースによる感性工学]
高臨場感を伝える没入型ディスプレイ、聴覚ディスプレイ、拡張現実感、複合現実感、仮想現実感などのインタフェース技術について理解し、感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
13 13 [設計者に向けた感性工学]
ものづくりにおけるスキル獲得とその問題を通じて、ユーザーを支援する技術を設計する人の心理学的な研究を通じて、感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
14 14 [味覚情報を用いた感性工学]
香辛料の特定、香辛料の配合比率、風味設計などの事例を通じて、感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
15 15 [心地よさ設計のための感性工学]
化粧品の特性と心地よさ、男性用と女性用化粧品の違い、マーケティングなどの事例を通じて、感性工学への応用について学ぶ.
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること. 適宜配布
16 16 [まとめ]
まとめ・課題レポート
課題レポート
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 感性工学の概要と製品設計への適応方法についての説明ができる(E)
2 感性工学で用いられる代表的な分析手法についての説明ができる(E)
3 感性工学に関連した研究論文に対して、用いられている感性工学手法についての説明ができる(E)
4 感性工学を用いた分析を行う問題に対して、適切な感性工学手法を提案することができる(E)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
受講姿勢・レポート 受講姿調査発表・議論
1 感性工学の概要と製品設計への適応方法についての説明ができる(E)
2 感性工学で用いられる代表的な分析手法についての説明ができる(E)
3 感性工学に関連した研究論文に対して、用いられている感性工学手法についての説明ができる(E)
4 感性工学を用いた分析を行う問題に対して、適切な感性工学手法を提案することができる(E)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
60 40

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