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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
環境科学論B
科目名(英文)
/Course
Environmental Science B
時間割コード
/Registration Code
00A41802
学部(研究科)
/Faculty
共通
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
伊東 秀之 , 加藤 内藏進
オフィスアワー
/Office Hour
伊東 秀之(金曜5限(6204室))
加藤 内藏進(何か質問等ございましたら加藤までメールでご連絡願います。
kuranos@okayama-u.ac.jp)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
後期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/03/03
使用言語
/Language of Instruction
日本語
共通カテゴリ
/Category
自然科学
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
(伊東担当)人類が地球上に誕生して以来、その環境の下で、生態系の一部分として生存してきた。しかしながら、人口の爆発的な増加や人間の経済活動などの活発化によって、やがて地球環境に大きな影響を及ぼし、環境破壊をもたらすようになってきた。いま、人類の生存のために人類の活動と地球環境への影響との関連性をよく理解して、環境の破壊を防ぐことが強く求められている。本講義では、環境破壊に関連する事象を科学の観点から講義し、演習を交えながら地球環境の保全のために我々の出来ることを考える。
(加藤担当)中緯度にありながら広域的なアジアモンスーンの影響も強く受ける日本付近は,梅雨や冬の大雪,季節の微妙な移り変わり方など,独特な季節サイクルを示す気候環境にある。そのような季節サイクルの理解は,文化理解教育との接点となる多彩な季節感と,異常気象・気候変動の基本場としての季節を理解するための,共通のベースとなる。この講義では,そのような観点から,気候系の基礎的過程の解説や簡単な手作業によるデータからの考察も踏まえつつ,多彩な季節感を育む日本付近の気象・気候環境とその変動について,他の中緯度域との比較の視点も交えて把握する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
科学や環境問題に関心を持っていること。
履修上の注意
/Notes
授業には積極的に出席するとともに、新聞などマスコミで取り上げる環境問題に関心を持ち、環境保全に対する意識を高めること。
教科書
/Textbook(s)
「人間と環境」篠田純男他著,三共出版
適宜プリントを配布する。
参考文献等
/References
適宜講義中に紹介するが,気象・気候の基礎に関する大学レベルの入門的な教科書としては,「一般気象学」(小倉義光,東大出版会)はお勧めのものの一つ。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
環境に関する参考書や新聞などのマスコミ報道などで取り上げられる環境に関する情報を意識的に収集するよう心掛ける。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
本授業は以下のアクティブラーニングを採用しています。
振り返りおよび理解度をチェックするためにミニッツペーパーを利用します。
グループ討議やプレゼンテーションも行います。
授業はオンデマンド形式で実施する予定です。講義日程や受講方法については,はっとりんを通じて受講生に連絡します。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [講義の概要]
本講義の概要および人間の文明の発達と自然環境との関係について概説する。
環境の時事問題について調べる。 事前に資料を配布する。
2 2 [地球温暖化について]
地球温暖化について考える。
身近に地球温暖化を感じる事象を調べる。 事前に資料を配布する。
3 3 [有害物質と健康について]
人工物質及び天然物質などの有害物質について考える。
身近な有害物質を調べる。 事前に資料を配布する。
4 4 [海外における環境衛生の実態(1)]
外部講師による特別講義により、海外における環境問題の実際について考える。
その他の海外における環境問題を調べる。 事前に資料を配布する。
5 5 [海外における環境衛生の実態(2)]
外部講師による特別講義により、海外における環境問題の実際について考える。
その他の海外における環境問題を調べる。 事前に資料を配布する。
6 6 [宇宙船地球号について]
宇宙船地球号の考え方と未来について考える。
他国で取り組みされている小規模社会について調べる。 事前に資料を配布する。
7 7 [グループ討議(1)]
環境問題について、受講生同士でグループ討論してみる。
他人の意見と自分の意見を照合して、環境問題に向けて意識を高める。 事前に資料を配布する。
8 8 [グループ討議(2)]
グループ討論した結果について、発表し、お互いに環境問題についての意識を高める。
他人の意見と自分の意見を照合して、環境問題に向けて意識を高める。 事前に資料を配布する。
9 9 [はじめに(日本の気候と季節を捉える視点)]
講義の概要と,アジアモンスーンの影響も受ける日本の気候や季節サイクルを捉える視点について概説する。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
10 10 [アジアモンスーンと梅雨・秋雨]
東アジア独特な雨季である梅雨や秋雨について,アジアモンスーンとの関連の視点から考察する。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
11 11 [梅雨降水の特徴と気候変動]
西日本以西と東日本側の梅雨降水の違いや,梅雨〜盛夏の降水の大きな年々の変動性について把握する。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
12 12 [アジアモンスーンと日本の冬]
緯度が低い割にかなり寒い日本の冬をもたらす,アジアモンスーンの関わり方について考える。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
13 13 [日本海側の豪雪と気候変動]
日本列島日本海側の豪雪の背景や,年々の降雪変動に対する「ドカ雪」イベントの関わり方について把握する。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
14 14 [多彩な季節サイクルと季節感(1)]
盛夏と秋の日本付近での台風の振る舞いの違い,初冬の時雨,春を中心とする季節進行などを例に,日本の多彩な季節サイクルと季節感を捉え,その広域的背景を考える。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
15 15 [多彩な季節サイクルと季節感(2)]
ドイツ付近の「何としても追い出したい厳しい冬」,「特別な季節の春・5月」という季節感を知る。また,関連した気候の特徴を変動性も含めたデータから把握して日本と比較し,〈異質な他者への理解〉を意識する契機とする。
毎回配布する資料を復習し、さらに興味がある人は講義中に紹介する参考書を読むこと。 事前に資料を配布する。
16 16 [期末テスト]
配布資料・ノート持ち込み可の試験を実施予定です。
今までの講義内容を振り返り,目止めておく。 事前に資料を配布する。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 身の回りに生じている環境問題について科学的な観点から説明できる(A)
2 世界レベル或いは地球レベルで生じている環境問題について科学的な観点から説明できる(A)
3 環境を保全する立場から、個人や社会全体で取り組む課題について提案することができる(A)
4 日本の異常気象や気候変動について科学的な観点から説明できる(A)
5 日本の季節サイクルについて科学的な視点から説明できる(A)
6 日本とドイツの気候の特徴について科学的データから概要を説明できる(A)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート ミニッツペーパー
1 身の回りに生じている環境問題について科学的な観点から説明できる(A)
2 世界レベル或いは地球レベルで生じている環境問題について科学的な観点から説明できる(A)
3 環境を保全する立場から、個人や社会全体で取り組む課題について提案することができる(A)
4 日本の異常気象や気候変動について科学的な観点から説明できる(A)
5 日本の季節サイクルについて科学的な視点から説明できる(A)
6 日本とドイツの気候の特徴について科学的データから概要を説明できる(A)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 30 30

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