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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
国際事情
科目名(英文)
/Course
World Affairs
時間割コード
/Registration Code
00A35801
学部(研究科)
/Faculty
共通
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
吉田 浩
オフィスアワー
/Office Hour
吉田 浩(非常勤講師が担当しますので、質問などは基本的にメールで受け付けます。対面を希望する人はメールで予約のうえ、岡山大学文学部吉田研究室をおたずねください。)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/03/08
使用言語
/Language of Instruction
日本語
共通カテゴリ
/Category
語学国際
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
【概要】西洋世界の政治・経済・社会を特徴づけるキーポイントとなる出来事を軸に, 20世紀後半以降の国際関係を概説する。
【目的】国際関係を歴史的に考察することにより、現代社会の特徴や構造がよりよく理解できるようになることを目標とする。本講義では現代に直接つながる20世紀後半以降の時代を扱うことにより、過去と現代の相違だけでなく共通点や連続性にも気づけるようになる。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
国際関係やその歴史と現在、日本と世界の関係、アメリカ、ヨーロッパに興味があること。
履修上の注意
/Notes
コロナ感染症対応のため、本講義はオンデマンド方式で行います。
教科書
/Textbook(s)
教科書は用いません。授業中に毎回関連資料を配布します。
参考文献等
/References
【講義全体にかかわる参考書】
木畑洋一『20世紀の歴史』岩波新書、2014年
トニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史上下』(森本 醇他訳)みすず書房、2008年。

毎回のテーマに関わる参考文献は授業中に紹介します。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
レジュメや参考文献を参考に予習、復習をしてください。具体的には第一回講義の際に説明します。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
なし。
備考
/Notes
本科目は、試験も含めオンライン授業(オンデマンド)で実施します。
具体的な方法については初回授業の際に説明します。

アクティブ・ラーニングとして以下の課題を提示します。
1. 常日頃から現代世界や国際関係に興味をもち, 現代世界の構造や問題について歴史的に考える習慣をつけておくこと。
2. 毎回の授業でテーマに関連する参考文献を紹介するので積極的に読むこと。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [講義の進め方の説明と受講上の注意 ]
授業全体の概要と受講上の注意について説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
2 2 [第二次世界大戦-その原因と勃発]
戦後の国際関係の枠組みは第二次世界大戦の経験から生じたことを念頭に3回にわたって第二次世界大戦史を概説する。第一回目は戦前の基本的な国際関係と大戦勃発の原因について説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
3 3 [第二次世界大戦-展開 ]
1941年にソ連、日本、アメリカが参加して以降、国際関係はどのように変質したかについて説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
4 4 [第二次世界大戦-終結と結果]
戦争中に出された戦後国際秩序構想と実際について説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
5 5 [まとめと復習]
1-4回の授業のまとめと復習
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。
6 6 [冷戦の厚い壁]
戦後から約40年続いた基本的国際関係である冷戦はどのように生まれたのか、どのような構造をもっていたのかについて説明する。
ここまでの小テストを中心に復習すること。 レジュメを配布
7 7 [戦後世界経済秩序の形成とアメリカ合衆国の繁栄  ]
冷戦期の世界経済秩序から国際関係を考える。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
8 8 [ヨーロッパの復興]
戦後ヨーロッパの復興はアメリカの援助「マーシャルプラン」にはじまるが、それはトルーマンドクトリンという冷戦イデオロギーと不可分の関係であったことを説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
9 9 [欧米植民地の独立]
連合国は民族自決をうたって戦い勝利したが、戦後も欧米は植民地を持ち続けた。その論理を国際関係の視点から説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
10 10 [スターリン死後のソ連と東欧]
冷戦期にソ連と東欧は西側世界とは異なった国際関係をもっていた。それは何かについて説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
11 11 [キューバ危機とデタント]
戦後国際関係の最大の危機であったキューバ危機とその後の緊張緩和について説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
12 12 [ヴェトナム戦争と世界経済構造の変化]
冷戦期における米ソの代理戦争の一つといえるヴェトナム戦争から当時の国際関係を考える。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
13 13 [戦後ヨーロッパ統合の歴史]
1992年に調印されたマーストリヒト条約によりEUが誕生した。その歴史をたどることでヨーロッパ国家間国際関係を考える。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
14 14 [ペレストロイカとそ連の崩壊]
1985年にゴルバチョフがソ連共産党書記長になり、東西対話が質量ともに増加し、ついに冷戦は終わる。ソ連が崩壊したから冷戦は終わったのかという観点からこの時期における国際関係のドラスティックな変化を説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
15 15 [冷戦後の国際関係]
冷戦期にある意味安定していた国際関係は、冷戦終結により不安定化して現在にいたる。冷戦終結から21世紀までの国際関係について説明する。
レジュメと参考文献をもとに予習・復習することが望ましい。 レジュメを配布
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 20世紀後半における国際関係の基本的な特徴を理解できる(A)。
2 国際関係の研究方法を身につける(A)。
3 国際関係の知識をもとに、現代存在する諸問題を理解できる目を養う(A)。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
中間テスト
1 20世紀後半における国際関係の基本的な特徴を理解できる(A)。
2 国際関係の研究方法を身につける(A)。
3 国際関係の知識をもとに、現代存在する諸問題を理解できる目を養う(A)。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
50 50

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