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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
高等教育を基盤とした社会人基礎力養成
科目名(英文)
/Course
Training Course for Key Competencies of Working Society Members Based on Higher Education
時間割コード
/Registration Code
66002302
学部(研究科)
/Faculty
情報系工学研究科 博士前期課程
学科(専攻)
/Department
システム工学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
稲葉 英男
オフィスアワー
/Office Hour
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年
単位数
/Credits
1
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/03/19
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
最近の新型コロナウイルス禍に伴って、社会における仕事もテレワーク推進、そしてメンバーシップ型雇用形態から、各自が自発的に能力を示して仕事の計画や実施を積極的に行う方向への転換(ジョブ型雇用)が組織内で進みつつあり、新卒採用にも影響を及ぼしております。
本授業は、岡山県立大大学院に在籍学生諸君に、学んでいる基礎知識や応用知識などを独自の知恵に結び付ける「思考力」や知恵を実践するために絶対的に必要な「対人力」などの総合的な能力向上を目的とし、将来に社会などで活躍するための社会人予備教育の一環として実施するものです。
授業内容は、6セッション(備考欄にセッション内容を記載)に大別されており、前期に週1回の授業(金曜日4限目14:20~15:50)とします。
受講者は自宅などで講義資料などを基に予習や演習問題の解答などを予め行うことを基本とします。講義は講義資料の要点解説と演習内容の議論を中心に行い(反転授業方式)、受講者が知識の習得以外に、習得した知識を知恵へ転換することを実践することで、身についた授業を実施します。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
第4次産業革命と言われる現代は、人工知能(AI)やIT技術などの発達で、「モノをどう作るか」のキャッチアップの時代から「何を造るか(創るか)」のフロントランナーの時代へと大きなパラダイムシフトに突入しています。変革を迫られている社会や企業などは、特に高等教育機関に対して発想力や対人力が豊かで、各自が目標を設定して達成に向けての熱意や努力から生まれるイノベーションを牽引する積極的な若手人材の輩出へ大きな期待を持っています。このような社会状況もとで、若手企業人材に対する企業などの評価は、「指示したことはしっかり実行するが、新たな提案やイノベーションに関わる提言はあまり出てこない」とのことです。
このような社会変化のもとで、高等教育機関の教育も教員指導の「教える教育」から学生主体の「自ら学ぶ教育」への転換が、アクティブラーニングなどを通じて行われつつあります。従って、高等教育で習得した各種知識の基本的事項の理解とそれらを活用する意識を必要とします。
履修上の注意
/Notes
本授業は、反転授業形式で行うために、自宅などで配布したテキストの自習と演習問題などを解答して、教室での対面授業で討論や議論をすることになります。知識を覚えることばかりではなく、知識を実践することで、身についた授業で社会人実践力を養います。
教科書
/Textbook(s)
受講者へは、講義内容を印刷物 又はPDFにて、事前配布します。
参考文献等
/References
特に、参考文献はありません。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
授業は6セッション基づいて行われ、各セッションは前半は基礎的事項と後半の授業内容の実践の2回に分かれます。
〇前半のセッション(基礎的事項の理解):
受講者の個人学習:・授業内容の理解(配布PDF資料内容理解・質問準備)
・提示課題の解答(授業開始時に提出)とその説明に向けての準備
〇後半のセッション(授業内容の実践):
・授業例題などの実線(配布例題内容の理解・質問準備)
・提示課題の解答(授業開始時に提出)とその説明準備
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
本授業は、社会で活躍するための基礎的知識や技術を習得するもので、直接該当する資格は有りません。
備考
/Notes
本授業の各セッション名と目的は以下の通りです。
セッション(1):「高等教育から社会人としての能力飛躍に向けて」
目的:高等教育における知識・汎用的技能・総合的な学習経験などの再確認と社会が求める社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)について具体的事項に基づいて
理解と習得を目指す。
セッション(2):「若手人材への期待と脳科学」
目的:引かれて初めて動き出すグライダー型思考から自分の発想で自由に飛ぶ飛行機型思考への切り替えに重要である脳の機能と活動に伴う記憶や思考のメカニズムを理解する。さらに忘却のメカニズムの認識を通じて、仕事におけるメモやノート術を習得する。
セッション(3)「仕事に必要な基礎技術」
目的:仕事に必要な技術としてのクリティカル思考法、ロジカル・ライティングそしてデータベースド・シンキングなどを通じて、仕事に必要な基礎技術を習得する。さらに、仕事の効率化に向けての論理的思考の活性化などを展開する。
セッション(4):「思考法の基礎と展開」
目的:ロジックの壁の理解を通じて合理的な意思決定ができるロジックツリーの作成法、論理における漏れ・ダブリ・バイアスの検討、演繹法や帰納法、必要条件と十分条件、因果関係の原則などの理解や習得を通じて、最終的に問題や課題提起や解決型人材となることを目指す。
セッション(5):「対人力スキルと新たな展開」
目的:「コミュニケーションは発信者の意図ではなく、受け手が決める」という原則に基づいて、聴くと観察することであるインプット系コミュニケーションの能力向上に向けての対人力の三つの勘違いの理解やコンテンツ重視の対話力強化を目指す。さらに、チームを生かす対人力やファシリテータースキルの向上を習得する。
セッション(6):「問題や課題解決に向けての実践」
目的:暗黙知から形式知への転換そして思考ツールやシステム思考などのフレームワークに関連して、一歩踏み出す力そしてやり抜く力や対人力を駆使することで、問題や課題解決に向けての総合力を習得する。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1(15) [「高等教育から社会人としての能力飛躍に向けて」(1)]
高等教育における知識・汎用的技能・総合的な学習経験などの再確認と社会が求める社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)について具体的事項に基づいて理解と習得を目指す。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
2 2(15) [「高等教育から社会人としての能力飛躍に向けて」(2)]
高等教育における知識・汎用的技能・総合的な学習経験などの再確認と社会が求める社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)について具体的事項に基づいて理解と習得を目指す。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
3 3(15) [「若手人材への期待と脳科学」(1)]
引かれて初めて動き出すグライダー型思考から自分の発想で自由に飛ぶ飛行機型思考への切り替えに重要である脳の機能と活動に伴う記憶や思考のメカニズムを理解する。さらに忘却のメカニズムの認識を通じて、仕事におけるメモやノート術を習得する。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
4 4(15) [「若手人材への期待と脳科学」(2)]
引かれて初めて動き出すグライダー型思考から自分の発想で自由に飛ぶ飛行機型思考への切り替えに重要である脳の機能と活動に伴う記憶や思考のメカニズムを理解する。さらに忘却のメカニズムの認識を通じて、仕事におけるメモやノート術を習得する。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
5 5(15) [「仕事に必要な基礎技術」(1)]
仕事に必要な技術としてのクリティカル思考法、ロジカル・ライティングそしてデータベースド・シンキングなどを通じて、仕事に必要な基礎技術を習得する。さらに、仕事の効率化に向けての論理的思考の活性化などを展開する。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
6 6(15) [「仕事に必要な基礎技術」(2)]
仕事に必要な技術としてのクリティカル思考法、ロジカル・ライティングそしてデータベースド・シンキングなどを通じて、仕事に必要な基礎技術を習得する。さらに、仕事の効率化に向けての論理的思考の活性化などを展開する。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
7 7(15) [「思考法の基礎と展開」(1)]
ロジックの壁の理解を通じて合理的な意思決定ができるロジックツリーの作成法、論理における漏れ・ダブリ・バイアスの検討、演繹法や帰納法、必要条件と十分条件、因果関係の原則などの理解や習得を通じて、最終的に問題や課題提起や解決型人材となることを目指す。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
8 8(15) [「思考法の基礎と展開」(2)]
ロジックの壁の理解を通じて合理的な意思決定ができるロジックツリーの作成法、論理における漏れ・ダブリ・バイアスの検討、演繹法や帰納法、必要条件と十分条件、因果関係の原則などの理解や習得を通じて、最終的に問題や課題提起や解決型人材となることを目指す。
(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
9 9(15) [「対人力スキルと新たな展開」(1)]
「コミュニケーションは発信者の意図ではなく、受け手が決める」という原則に基づいて、聴くと観察することであるインプット系コミュニケーションの能力向上に向けての対人力の三つの勘違いの理解やコンテンツ重視の対話力強化を目指す。さらに、チームを生かす対人力やファシリテータースキルの向上を習得する。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
10 10(15) [「対人力スキルと新たな展開」(2)]
「コミュニケーションは発信者の意図ではなく、受け手が決める」という原則に基づいて、聴くと観察することであるインプット系コミュニケーションの能力向上に向けての対人力の三つの勘違いの理解やコンテンツ重視の対話力強化を目指す。さらに、チームを生かす対人力やファシリテータースキルの向上を習得する。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
11 11(15) [「問題や課題解決に向けての実践」(1)]
暗黙知から形式知への転換そして思考ツールやシステム思考などのフレームワークに関連して、一歩踏み出す力そしてやり抜く力や対人力を駆使することで、問題や課題解決に向けての総合力を習得する。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
12 12(15) [「問題や課題解決に向けての実践」(3)]
暗黙知から形式知への転換そして思考ツールやシステム思考などのフレームワークに関連して、一歩踏み出す力そしてやり抜く力や対人力を駆使することで、問題や課題解決に向けての総合力を習得する。(中盤)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
13 13(15) [「問題や課題解決に向けての実践」(3)]
暗黙知から形式知への転換そして思考ツールやシステム思考などのフレームワークに関連して、一歩踏み出す力そしてやり抜く力や対人力を駆使することで、問題や課題解決に向けての総合力を習得する。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
14 14(15) [「高等教育を基盤とした社会人基礎力養成」(1)]
高等教育を基盤とした社会人基礎力養成のまとめ。(前半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
15 15(15) [「高等教育を基盤とした社会人基礎力養成」(2)]
高等教育を基盤とした社会人基礎力養成のまとめ。(後半)
配布テキスト予習と演習の解答 配布PDFなど
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 高等教育から社会人としての必要とされる能力をりかいすること
2 記憶と脳活動およびメモ・ノートの重要性を理解すること
3 仕事に必要な基礎技術を理解すること
4 思考法の基礎とその展開に関して理解すること
5 対人スキルとその活用法について理解すること
6 課題解決法とその実践について理解すること
7 授業で習得した知識を他者へ的確に伝えることが出来かつ質問に対して的確に対応すること
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート 演習 発表
1 高等教育から社会人としての必要とされる能力をりかいすること
2 記憶と脳活動およびメモ・ノートの重要性を理解すること
3 仕事に必要な基礎技術を理解すること
4 思考法の基礎とその展開に関して理解すること
5 対人スキルとその活用法について理解すること
6 課題解決法とその実践について理解すること
7 授業で習得した知識を他者へ的確に伝えることが出来かつ質問に対して的確に対応すること
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 40 20

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