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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
造形デザイン論Ⅰ
科目名(英文)
/Course
Aesthetic Design Ⅰ
時間割コード
/Registration Code
33012301
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学部
学科(専攻)
/Department
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
南川 茂樹 , 渡邉 操 , 難波 久美子 , 作元 朋子
オフィスアワー
/Office Hour
南川 茂樹(月曜日4限/3304研究室 *その他の日時については応相談)
渡邉 操(月曜日4時限)
難波 久美子(前期:水曜5限、後期:火曜5限(3203研究室))
作元 朋子(木曜2限/3204研究室)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
造形デザイン学科2年次生
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/02/25
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
複数教員担当
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
造形デザインを語るとき、どうしても表層からうかがえる「素材」を中心に考えがちである。しかし本論では、「素材はテーマではない」を意識づけるため、造形デザインのモノの背後にあるテーマや伝統性、地域性、普遍性・現代性などについて、1コマ1題形式で幅広く学ぶことにより、自身のデザインテーマ探しにあたって必要な知識の理解を深めるとともに、心構えを形成することを目的とする。
さらに、その先に「素材」が関係してくるため、木材・セラミック・テキスタイルを中心に素材の特性・技法を概説していく。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
地域や国内さらには海外で展開されているデザインについて、意欲的にこれをリサーチする姿勢が求められる。また、それらデザインの背後にどのような社会的必要性や条件が潜んでいるかを深く考える姿勢が求められる。さらに、リサーチした内容を分かりやすく資料化する習慣が求められる。
履修上の注意
/Notes
・提示された各授業テーマについて関連のある文献や資料を自ら調べ、理解を深めること。
・テーマについて、より理解や分析の習熟度を増すために、授業テーマに即して調査研究を行うとともに、その発表を毎回の授業内容に含むため、注意のこと。
・A4サイズのスクラップブックを講義ノートとして使用する。毎回の授業にて活用法の指示をするので、準備のこと。
教科書
/Textbook(s)
・プリント(適宜配布)
参考文献等
/References
・適宜案内する。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
造形デザインスキルは日常の観察と記録(インプット)、実験・研究的精神に基づく制作(アウトプット)及び他者評価の取り込みにより向上する。そのため毎回、テーマに即したレポート発表を行うので準備するとともに、他者の発表内容から得られた知見を、今後の調査研究能力向上のために取り込み、さらなる自主研究を進めること。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
・とくになし。
備考
/Notes
・本科目は、一部または全部をオンライン授業で実施する可能性がある。
・本授業では以下のアクティブラーニングを採用している
・ディスカッション
・プレゼンテーション
・振り返り
・発問
・挙手
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 [オリエンテーション(南川)]
授業概略や目標ならびに講義の進め方について理解する。(南川)
2 [木工1(南川)、テキスタイル1(難波)、セラミック1(作元)]
・木工デザインについて(南川)
・織りの歴史、機のメカニズム(難波)
・食器デザインについて(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
3 [工芸の話(南川)]
伝統工芸から現代まで、その意味やあり方について具体例に沿って講義する。
今回テーマについて、資料収集を行い、次々回授業冒頭での発表に備える。 プリント配布(パワーポイント資料)
4 [木工2(南川)、テキスタイル2(難波)、セラミック2(作元)]
・木材について(南川)
・織の設計1(難波)
・陶磁器の製図法(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
5 [民藝の話(南川)]
前回テーマに基づく収集資料発表。その後、生活に根付いてそこから生まれた民藝の特徴や現代におけるあり方について具体例に沿って講義する。
今回テーマについて、資料収集を行い、次々回授業冒頭での発表に備える。 プリント配布(パワーポイント資料)
6 [木工3(南川)、テキスタイル3(難波)、セラミック3(作元)]
・図面の描き方(南川)
・織の設計2(組織図、ソフト)(難波)
・石膏の特性1(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
7 [民藝+design・工芸+designの話(南川)]
前回テーマに基づく収集資料発表。その後、民藝や工芸を現代デザインの文脈で捉え直した仕事やその発想について具体例に沿って講義する。
今回テーマについて、資料収集を行い、次々回授業冒頭での発表に備える。 プリント配布(パワーポイント資料)
8 [木工4(南川)、テキスタイル4(難波)、セラミック4(作元)]
・木材の加工方法について(手加工)(南川)
・織の設計3(難波)
・石膏の特性2(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
9 [寸法の話(南川)]
前回テーマに基づく収集資料発表。その後、デザインのモノの背後に潜む身体的情報について、寸法を中心に具体例に沿って講義する。
今回テーマについて、資料収集を行い、次々回授業冒頭での発表に備える。 プリント配布(パワーポイント資料)
10 10 [木工5(南川)、テキスタイル5(難波)、セラミック5(作元)]
・木材の加工方法について(機械加工)(南川)
・タペストリー技法1(難波)
・陶磁器素材(粘土)について(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
11 11 [デザインと環境の話(南川)]
前回テーマに基づく収集資料発表。その後、環境としてのデザインのあり方について具体例に沿って講義する。
今回テーマについて、資料収集を行い、次々回授業冒頭での発表に備える。 プリント配布(パワーポイント資料)
12 12 [木工6(南川)、テキスタイル6(難波)、セラミック6(作元)]
・継手・仕口について(南川)
・タペストリー技法2(難波)
・陶磁器の装飾技法(釉薬・絵付け)(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
13 13 [デザインの可能性の話(南川)]
前回テーマに基づく収集資料発表。その後、デザインの力によって世界の問題を解決する方法を具体例に沿って講義する。
今回テーマを含め、資料収集を行い、これまでのテーマから1題選択し、テーマに沿ったデザインの可能性についてレポート準備する。 プリント配布(パワーポイント資料)
14 14 [木工7(南川)、テキスタイル7(難波)、セラミック7(作元)]
・木材の塗装について(南川)
・オーバーショット技法(難波)
・焼成理論(作元)
今回テーマについて、自主的にリサーチし、さらに知識を深める。
15 15 [まとめ(南川)]
これまでの講義題目から1題選択し、受講生全員によるレポート発表を行う。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 デザインのモノについて、時代性や必要性から特性や要件を理解する。
2 伝統や地域性を理解することにより、新たな価値観を創造できるようになる。
3 講義における学びと自身が見いだした価値観に基づいて、テーマを掘り下げ、資料収集・分析・発表ができる。
4 素材の特性・技法を理解できる。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題レポート 授業態度
1 デザインのモノについて、時代性や必要性から特性や要件を理解する。
2 伝統や地域性を理解することにより、新たな価値観を創造できるようになる。
3 講義における学びと自身が見いだした価値観に基づいて、テーマを掘り下げ、資料収集・分析・発表ができる。
4 素材の特性・技法を理解できる。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
70 30

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