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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
おかやまのデザイン
科目名(英文)
/Course
Okayama Design
時間割コード
/Registration Code
30531701
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学部
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
南川 茂樹 , 吉原 直彦
オフィスアワー
/Office Hour
南川 茂樹(月曜日4限/3304研究室 *その他の日時については応相談)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
後期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/03/02
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
複数教員担当
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
岡山県のデザイン資源である「ヒト・モノ・コト」について、他地域との比較文化的視点を導入しつつこれを紐解き、「おかやま」という文化圏域ならではのデザインについて、過去から現在を見通し将来を展望する。そのため、モノにおいては素材から製造・流通に至るプロセスについて、コトにおいては伝統の継承・発展あるいは革新の歴史を見渡し、概要をつかむ。また、ヒトにおいては「おかやまのデザイン」のプロデュース、企画制作、支援に関わる実務家を各々ピックアップして地域における資源の発見からデザイン上の工夫、さらにはこれを社会化してきた経験について、生の声を拾うことにより、デザインによる地域開拓の要点を学び、地域を題材にデザイン発想する上での知識を得る。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
履修にあたっては、地域のデザイン資源となるヒト・モノ・コトに対する好奇心や観察力・理解力を必要とし、これをもとにして、デザインニーズを発見し課題解決に結びつける端緒となる「気づきの力」を身につけたい。
履修上の注意
/Notes
・ 授業連絡は「はっとりん>履修>お知らせ一覧&orレポート一覧」を毎週チェックのこと。
・ 対面授業をベースとして展開するが、状況に応じてオンデマンド授業を実施する。また学外の実務家(デザイナー等)を招聘してのセミナーや学外調査を計画実施する予定である。
教科書
/Textbook(s)
各回テーマに関するパワーポイントの提示およびプリント配布
参考文献等
/References
テーマに応じて適宜指示する
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・ 授業における配布プリントでは、各回テーマについて予復習のための資料収集やレポート課題が示される。配布プリント及び課題の成果を「A4サイズレールホルダー(30枚入程度以上)」にファイル(これを「授業ファイル」と呼ぶ)し、最終回に提出する。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
とくになし
備考
/Notes
・ 対面授業の受講にあたっては予め検温し、発熱症状がある場合は大学へ連絡の上、出席をとりやめること。受講できる場合は、手指を消毒の上マスクをして受講のこと。その際、他の受講者と間隔を空けて着席のこと(3密の回避)。
・ 各回の配布プリントおよび課題成果の「授業ファイル」へのファイリングをもって出席とみなし、このうち、10回以上をもって要件を満たしたものとする。「授業ファイル」未提出の場合は、単位を認めない。
・ 対面授業は2名の教員が交互に主導的役割でテーマを提示して授業を展開するとともに、原則として各回テーマに関するダイアローグ(ゲストの場合はトークセッション)を挿入する。
・ 単元の配列に関しては、学外特別講師の講義スケジュールその他の事情により、これを変更する場合がある。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [オリエンテーション — 岡山県のデザイン資源]
ヒト・モノ・コトの視点から岡山県のデザイン資源がこれまでどのように発掘、共有されてきたかについて、過去十数年間の先輩作品をピックアップし、テーマやデザイン資源を発見するためのヒントとする。
プリント課題に取り組む(おかやまのデザイン資源の一覧作り<継続>)。 テーマ関連
プリント配布
2 2 [おかやまのモノとデザイン ① — 民藝・工芸 伝統編]
わが国の民藝・工芸のあり方に触れつつ、岡山県の伝統的な民藝・工芸の素材や加工技術の特徴について、成り立ちと現状をおさえる。
プリント課題に取り組む(おかやまの伝統的民藝・工芸の資料収集) テーマ関連
プリント配布
3 3 [おかやまのモノとデザイン ② — 近世・近代建築遺産編]
わが国の近世・近代建築のあり方に触れつつ、岡山県の近代建築遺産を中心に、その特徴や保存・活用上の工夫や課題について紹介する。
プリント課題に取り組む
(おかやまの伝統建築の資料収集)
テーマ関連
プリント配布
4 4 [おかやまのモノとデザイン ③ —  民藝・工芸 リノベ編]
わが国の民藝・工芸を新たな時代のものとしてリノベーションしている事例を紹介し、その上で岡山県の該当事例をピックアップして、おかやまならではの資源の活かし方や工夫について紹介する。
プリント課題に取り組む
(民藝・工芸に関するリノベーション事例収集)
テーマ関連
プリント配布
5 5 [おかやまのモノとデザイン ④  — バブル建築遺産編]
岡山県のバブル建築遺産のポストモダンデザイン時代ならではのデザイン話法について、他地域のバブル建築を参照しつつ紹介する。
プリント課題に取り組む(おかやまの現代建築の資料収集) テーマ関連
プリント配布
6 6 [おかやまのデザインプロデュース①— プロダクト&クラフトデザイン編 <トークセッション>]
岡山県の民藝・工芸デザインの新たな潮流について、プロデュースおよび制作活動に携わる学外実務家を招き、その現状と課題について紹介する。
該当分野について下調べの上、ゲストへの質問を準備する(当日用) テーマ関連
プリント配布
7 7 [おかやまのデザインプロデュース② —個人事務所×ブランディングデザイン編 <トークセッション>]
おかやまのブランディングデザインについて、地域ならではのブランディングの要点について、デザイン活動に携わる学外実務家を招き、その現状と課題について紹介する。
該当分野について下調べの上、ゲストへの質問を準備する(当日用) テーマ関連
プリント配布
8 8 [おかやまのデザインプロデュース ③ —繊維産業×テキスタイルデザイン <トークセッション>]
おかやまではデニム産業など、厚物製造の技術を活かした繊維産業が盛んだが、おかやまの技術資源を活かしながら新規の取組みにチャレンジする学外実務家を招き、その現状と課題について紹介する。
該当分野について下調べの上、ゲストへの質問を準備する(当日用) テーマ関連
プリント配布
9 9 [おかやまのデザインプロデュース ④ —観光×グラフィックデザイン<トークセッション>]
おかやまの観光に関わるデザインのうち、土産物に注目しその発想と展開、デザイン言語、パッケージデザインのあり方など、観光ブランドの視点からその現状と可能性について紹介する。
該当分野について下調べの上、ゲストへの質問を準備する(当日用) テーマ関連
プリント配布
10 10 [デザインサーベイの視点 — 素材×技術開発×生産×流通×環境]
おかやまのデザインについて、モノレベル、技術レベル、生産工程レベル、流通サービスレベル、モノやコトが形成する環境レベルと、調査にあたっては様々な視点が考えられるが、これに関する講義を通じて、次回以降のデザインサーベイのための要点をおさえる。
要点をまとめる テーマ関連
プリント配布
11 11 [おかやまのデザイン調査 ① —倉敷デザインサーベイ準備]
倉敷美観地区を中心として、その環境に見ることのできるデザインについて、調査に関するチーム編成を行い、各チームが主に取組むテーマならびに調査対象、手法について事前の計画を行う。
調査のためのツールおよび役割分担を準備する 調査用の各種様式配布
12 12 [おかやまのデザイン調査 ②— 倉敷デザインサーベイ・現地調査(1)]
倉敷におけるデザインの現状を把握するための手法を把握し、各チームが選んだテーマを主たる観点として、倉敷美観地区を中心に形成する施設、店舗、グッズ、街並等のあり方に関するデザイン調査を行う。
調査データの記述に取組む(調査用紙)
13 13 [おかやまのデザイン調査 ③—倉敷デザインサーベイ・現地調査(2)]
倉敷におけるデザインの現状調査結果についてデータ収集しこれをまとめ、概要と発見した課題について発表できるよう、準備する。
調査データの記述及びまとめに取組む(調査用紙)
14 14 [おかやまのデザイン調査 ④ —倉敷デザインサーベイ、プレゼンテーション]
敷美観地区のデザイン調査結果をまとめ、概要と発見した課題についてわかりやすく発表する。
発表資料を準備する
発表に関する相互評価を行う
テーマ関連発表資料およびプレゼンに関するルーブリック票
15 15 [まとめ]
「授業ファイル」の完成、提出。
授業ファイル提出
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 岡山県の伝統的デザインを観察し、課題取組を通じて歴史的経緯とともに伝統のあり方を理解できること(A)。
2 岡山県のリノベ—ション、あるいは革新的デザインの事例を観察し、課題発見・解決の要点を理解できること(A)。
3 自らのリサーチ結果に基づいて、岡山県のデザインについて課題に気づき、自身の考えを表現できること(A)。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題取組 授業内発表 独自のレポート
1 岡山県の伝統的デザインを観察し、課題取組を通じて歴史的経緯とともに伝統のあり方を理解できること(A)。
2 岡山県のリノベ—ション、あるいは革新的デザインの事例を観察し、課題発見・解決の要点を理解できること(A)。
3 自らのリサーチ結果に基づいて、岡山県のデザインについて課題に気づき、自身の考えを表現できること(A)。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
10 50 20 20

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