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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
Webアプリケーション
科目名(英文)
/Course
Web Applications
時間割コード
/Registration Code
21146601
学部(研究科)
/Faculty
情報工学部
学科(専攻)
/Department
情報通信工学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
國島 丈生
オフィスアワー
/Office Hour
國島 丈生(原則メールにて。時間帯の指定はありません。メールアドレス:t.kunishi@gmail.com)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
通年集中
対象学生
/Eligible Students
3年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/02/25
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
Webは1990年頃に登場した比較的若い技術ですが、その後急激に進化し、現在はあらゆるソフトウェアで使用される主要技術の一つになっている。我々がWebブラウザを通して見る姿はそのごく一部にしか過ぎず、アプリケーション層の通信プロトコルであるHTTP、構造化文書フォーマットであるHTMLを中心として、数多くの技術が複合的に組み合わされて利用されている。
本講義では、Webの仕組み、およびWeb上で動作するソフトウェア(Webアプリケーション)の仕組みについて、情報技術者として最低限知っておくべき事項を中心に講述する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
「情報ネットワーク」、「情報倫理・セキュリティ」、「符号理論」、「データ工学」の内容と関連する部分がある。
キーワード:HTTP, URI, HTML, REST, Ajax, SSL(TLS), セキュリティなど
履修上の注意
/Notes
教科書
/Textbook(s)
指定なし
参考文献等
/References
主な参考文献を以下に挙げる。そのほか、適宜指示する。
・講義に準拠した資料(一部未完成):https://kunishi.github.io/opu-webapplications/
・山本陽平, 「Webを支える技術」, 技術評論社 (2010)
・Daniel Stenberg, “http2 explained”, https://www.gitbook.com/book/bagder/http2-explained/details (日本語訳あり)
・徳丸浩, 「体型的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 脆弱性が生まれる原理と対策の実践」, ソフトバンククリエイティブ (2018)
・ヘイドン・ピカリング, 太田良典・伊原力也監訳, 「コーディングWebアクセシビリティ」, ボーンデジタル (2015)
・太田良典・伊原力也, 「デザイニングWebアクセシビリティ」, ボーンデジタル (2015)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
https://kunishi.github.io/opu-webapplications/ にて、講義資料、過去の定期試験問題と解説、参考サイトなどを公開している。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
・本科目は、すべてオンライン授業(オンデマンド)にて実施する。
・集中講義のため、開講時期や講義スケジュールが通常とは異なる。詳細は「はっとりん」によりアナウンスするので、「はっとりん」での掲示に充分気をつけること。
・教員からの連絡は「はっとりん」やメールになるため、各自、見落とさないようにすること。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [講義の概要、Webの歴史、Webを支える技術]
本講義の概要や位置付けについて述べ、Webの歴史やWebを支える技術(TCP/IPなど)について説明する。
TCP/IPなどの通信技術について復習しておく 講義スライド、動画など
2 2 [Webアーキテクチャ]
情報システムにおけるアーキテクチャの概念、また情報システムとしてのWebが備えるアーキテクチャとは何かについて説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
3 3 [URI]
Webにおける資源(リソース)の概念、資源を指し示す識別子であるURIについて説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
4 4〜5 [HTTP]
Webにおける主要プロトコルであるHTTPについて、その概要、特徴などを説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
5 6 [HTML]
Webページの記述方式であるHTMLの概要、Webブラウザ内でのHTMLの扱い方などについて説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
6 7 [Webアプリケーションの構成]
Webを基盤とするソフトウェア(Webアプリケーション)の構成、サーバとブラウザにまたがる処理の流れなどについて説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
7 8 [Webアプリケーションにおける非同期処理]
Webブラウザ内で動的にWebコンテンツを取得してWebページの表示を変更する非同期処理技術(Ajax)について説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
8 9 [Web API]
スマートフォンアプリなどでWebデータを活用する際に用いられるWeb APIという考え方について、実例を示しながら説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
9 10 [HTTPクッキー、認証]
Webにおけるユーザ認証の仕組み、およびその際によく使われているHTTPクッキーについて説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
10 11 [Webアプリケーションのセキュリティ]
Webアプリケーション独自のセキュリティ上の脅威とその対策について説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
11 12 [Webアクセシビリティ]
高齢者や障害者でもWebを利用できるようにする(Webアクセシビリティ)ための考え方や技術について説明する。
教科書に指定してある資料の該当箇所を読み、わからない用語をWebで調べたり、関連技術文書を読む 講義スライド、動画など
12 13 [演習:Webページ作成]
HTMLによりWebページを作成する演習を行う。
配布資料を読んだり、Web検索などで関連技術を調査したりしておく 演習用資料、講義スライド、動画など
13 14 [演習:JavaScriptによる動的Webページの作成]
第13回目で作成したWebページを基に、JavaScriptによる動的Webページを作成する演習を行う。
配布資料を読んだり、Web検索などで関連技術を調査したりしておく 演習用資料、講義スライド、動画など
14 15 [演習:Web APIの活用]
公開されているWeb APIを活用する演習を行う。
配布資料を読んだり、Web検索などで関連技術を調査したりしておく 演習用資料、講義スライド、動画など
15 16 [最終レポート]
最終レポート課題の内容や提出方法などについて説明する。
講義全体について振り返っておく
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 URI、HTTP、HTMLからなるWebのアーキテクチャについて説明することができる
2 サーバサイドWebアプリケーションの動作原理について説明することができる
3 DOMとその操作、およびこれに基づくクライアントサイドWebアプリケーションの動作原理について説明することができる
4 非同期通信、セキュリティなど、現代のWebアプリケーションに関わる諸技術について説明することができる
5 基本的な動的Webページを作成することができる
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
演習課題 最終レポート
1 URI、HTTP、HTMLからなるWebのアーキテクチャについて説明することができる
2 サーバサイドWebアプリケーションの動作原理について説明することができる
3 DOMとその操作、およびこれに基づくクライアントサイドWebアプリケーションの動作原理について説明することができる
4 非同期通信、セキュリティなど、現代のWebアプリケーションに関わる諸技術について説明することができる
5 基本的な動的Webページを作成することができる
評価割合(%)
/Allocation of Marks
20 80

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