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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/09/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
チームガバナビリティ演習
科目名(英文)
/Course
Team Governability Exercise
時間割コード
/Registration Code
10000101
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中村 光 , 高林 範子 , 澤田 陽一 , 住吉 和子 , 大倉 高志 , 首藤 恵泉 , 久保田 恵 , 岡崎 愉加
オフィスアワー
/Office Hour
中村 光(毎週月曜日5時限(6508室))
高林 範子(月曜日2限 6509共同研究室)
澤田 陽一(金曜日5限)
住吉 和子(月曜日 3時限 12:40-14:10  6407)
大倉 高志(火曜日4時限(6605研究室))
首藤 恵泉(木曜日 5時限)
久保田 恵(火曜日 4限 (6103研究室))
岡崎 愉加(水曜日5限、他(在室時には対応可能)、6306研究室
)
開講年度
/Year of the Course
2021年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
看護学科3年,看護学科4年,栄養学科3年,栄養学科4年,保健福祉学科社会福祉学専攻3年,保健福祉学科社会福祉学専攻4年
単位数
/Credits
1
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2021/02/24
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
複数教員担当
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 保健・医療・福祉分野における多専門職の連携・協働は今日ではinterprofessional working(IPW)と称され、その教育はinterprofessional education(IPE)と呼ばれる。IPEとは、「2つ以上の専門職の学生が、効果的な協働を可能にして医療効果を改善するために、ともに学び、ともに学びあいながら、お互いのことを学ぶこと」と定義される。保健福祉学部では平成18年度に、文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラムとして「実践的チームガバナビリティ育成教育」が採択されたのを契機に、IPEを実施している。本授業では、看護・栄養・保健福祉の3学科の学生と教員が一堂に会して、クライエントに最大限に貢献するための多専門職の連携について、実践的に学ぶ。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
ほかの専門領域・専門職に対する、関心、尊重、尊敬の基本的態度をもつこと。
履修上の注意
/Notes
1.週1コマ金曜日1時限の授業に加え、7月の土曜日午後と木曜日4時限に各1回授業を行う。
2.演習なので原則的に毎回の参加が望まれる。
3.学外協力者(外部講師、患者会、医療機関)とともに実施する授業なので、相応の心構えが求められる。
4.教育資源の制約のため、履修者数の上限を54名とする(基本的に各学科18名)。希望者がそれを上回った場合は抽選で決定する(副専攻「岡山創生学課程」「吉備の杜クリエイター課程」の履修者は優先される)。
教科書
/Textbook(s)
使用しない。

参考文献等
/References
・ 鷹野和美:チーム医療論.医葉薬出版,2002
・ 細田満和子:「チーム医療」の理念と現実.日本看護協会出版会,2009
・ 田村由美:新しいチーム医療.看護の科学社,2012
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・ 授業で扱う疾患の基本的病態や生活問題について復習しておいて下さい。
・ 医療・福祉における多専門職の役割とチームパートナーシップについて、参考書などを参照しながら考察して下さい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
・ 副専攻「岡山創生学課程」「吉備の杜クリエイター課程」の選択科目である。
・ 4年生の履修も歓迎される。
・ 上記の通り履修者数に制限がある。
備考
/Notes
・本科目は、一部または全部をオンライン授業で実施する可能性がある。その場合は、 Microsoft Teamsを用いて「チームビルディング演習」や「臨床シナリオの検討」を行うリアルタイム型授業を8回程度、「IPW概説」や多職種連携に関するオリジナル教材の提供を中心としたオンデマンド型授業を7回程度の予定で、学外演習(病院実習)は行わない。
・本科目では、次のアクティブラーニングを採用している:グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション、課題。
・ 担当教員は、全回の授業を受け持つコアメンバーと、必要に応じ一部のみ受け持つサポートメンバーに分かれる。前者は、住吉、岡﨑、高林、中村、澤田であり、後者は久保田、大倉である。

本科目は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である。
その内容等については、次のアドレスの一覧表を参照。
https://www.oka-pu.ac.jp/guide/guide_detail/index/1860.html
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 [オリエンテーション]
・ 授業の内容と形式の概要説明
・ 多職種連携について考察する個人ワーク
・ 講義資料(授業の概要)
2 [IPW概説]
・ Interprofessional working(IPW)に関する講義
・ 授業レポート(ポートフォリオ)の説明
・ 授業レポート①の作成・提出
・ 次回授業のために、学科の学修内容、専門職の業務内容について知識を整理しておく
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等)
3 [チームビルディング演習1]
・ 学科横断の学生グループを編成(以降の授業はこのグループを基本として活動する)
・ 学科の学修内容、専門職の業務について相互に教えあうグループワーク
・ 患者や連携について討議するグループワーク
・ 要点の発表と全体討議
・ 次回授業のために、脳梗塞について知識を整理しておく ・ 講義資料
4 [臨床シナリオの検討1a]
・ 脳梗塞患者の臨床シナリオ(paper patient)について、患者が抱える問題点を発見・把握するグループワーク
・ 次回授業のために、脳梗塞患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく ・ 前回授業における学生発表資料返却
・ 講義資料(患者の臨床シナリオ等)
5 [臨床シナリオの検討1b]
・ 脳梗塞のケースについて介入計画を立案するグループワーク。まずは学科内グループで検討し、次に学科横断グループで検討する
・ 要点の発表と全体討議
・ 次回授業のために、糖尿病、腎臓病について知識を整理しておく
・ 講義資料
6 [臨床シナリオの検討2a]
・ 糖尿病性腎症患者の臨床シナリオについて、患者が抱える問題点を発見・把握するグループワーク
・ 次回授業のために、糖尿病性腎症患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく ・ 前回授業における学生発表資料返却
・ 講義資料(患者の臨床シナリオ等)
7 [臨床シナリオの検討2b]
・ 糖尿病性腎症のケースについて介入計画を立案するグループワーク。まずは学科内グループで検討し、次に学科横断グループで検討する
・ 要点の発表と全体討議
・ 授業レポート②の作成・提出 ・ 講義資料
8 [学外演習課題の解説と準備]
・ 第11回授業として行う学外演習課題の内容説明
・ 課題に関連した基礎知識(医療機能分化)の講義
・ 学外演習先希望調査書提出のためのグループワーク
・ 学外演習先希望調査書の提出
・ 学外演習先の概要を調べておく
・ 前回授業における学生発表資料返却
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等)
9 [学外演習課題の準備]
・ 学外演習における課題(インタビュー調査)の準備
・ インタビュー予定項目の提出 ・講義資料
10 10 [特別講義「認知症啓発活動を通じての多職種連携(7月10日?)]
・ 特別講師として宗近病院(広島)の医療チームを招いて、医療チームの病院内外での活動についての講義およびグループワーク
授業レポート③の作成・提出 ・ 講義資料(パワーポイント配布資料等)
11 11 [学外演習]
・ 指定する病院の担当部門をグループで訪問し、専門職にインタビューを行って、それぞれの部門における多職種連携とそこでの患者について情報を得る
・ 第15回授業のためにインタビュー結果をまとめておく ・ 講義資料
12 12 [チームビルディング演習2]
・ 医療倫理に関わるDVDを視聴し、専門職の倫理について討議するグループワーク
・ 次回授業のために、透析について予習しておく ・ 講義資料
13 13 [クライエントとの交流①]
・人工透析を受けている岡山県腎臓病協会の会員の方たちに来ていただき、相互に交流しながら、患者の体験と専門職・専門職連携に何が望まれているのかについて学ぶ
・ 講義資料(パワーポイント配布資料等)
14 14 [クライエントとの交流②]
同上
・ 授業レポート④の作成・提出
・ 次回授業(成果発表会)の発表資料を準備する
15 15 [成果発表会]
・ 学外演習で学んだことについてグループごとに発表し、全体討議を通じて知識・経験を共有する
・ 授業レポート⑤の作成・提出 ・ 前回授業における学生発表資料返却
・ 講義資料
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、説明できる(G, B)
2 チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる(G, B)
3 チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる(G, B)
4 クライエントを全人的に理解し、クライエントに起きていることを説明できる(G, B)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
グループワークと授業態度 発表 授業レポート
1 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、説明できる(G, B)
2 チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる(G, B)
3 チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる(G, B)
4 クライエントを全人的に理解し、クライエントに起きていることを説明できる(G, B)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
55 10 35

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