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科目一覧へ戻る | 2020/10/22 現在 |
科目名(和文) /Course |
高等教育を基盤とした社会人基礎力養成 |
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科目名(英文) /Course |
Training Course for Key Competencies of Working Society Members Based on Higher Education |
時間割コード /Registration Code |
66002301 |
学部(研究科) /Faculty |
情報系工学研究科 博士前期課程 |
学科(専攻) /Department |
システム工学専攻 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○稲葉 英男 |
オフィスアワー /Office Hour |
|
開講年度 /Year of the Course |
2020年度 |
開講期間 /Term |
通年 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年 |
単位数 /Credits |
1 |
更新日 /Date of renewal |
2020/02/28 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
第4次産業革命の現代は、人工知能(AI)やIoT技術などの発達で、「モノをどう作るか」のキャッチアップの時代から「何を造るか(創るか)」のフロントランナーの時代へと大きなパラダイムシフトに突入しています。社会や企業などは、想像力や対人力が豊かで、イノベーションを牽引する積極的な若手人材の輩出へ大きな期待をしております。 このような社会状況もとで、若手社会人・企業人材に対する企業などの評価は、「指示したことはしっかり実行するが、新たな提案やイノベーションに関わる提案はあまり出てこない」です。このような社会変化のもとで、高等教育機関の教育も教員指導の「教える教育」から学生主体の「自ら学ぶ教育」への転換が、アクティブラーニングなどを通じて行われつつあります。 本授業は高等教育機関に在籍する学生諸君を対象として、学んだ基礎・応用知識を「知恵」に変えるために必要な「思考力(考え抜く力)」や「主体性(前に踏み出す力)」そして知恵を実践するための「対人力(チームで働く力)」などの仕事をするための基盤技術などを学習し、最終的に社会人・企業人として求められる基礎能力・資質(キーコンピテンシー)の習得を目的としています。 |
履修に必要な知識・能力・キーワード /Prerequisites and Keywords |
本授業は、6つのセッションに分かれており、以下にその主要事項について記載しますので、その用語などの関連事項を予め調べておくと授業内容の理解度が深くなります。 セッション(1)「高等教育から企業人としての能力飛躍に向けて」 内容;・高等教育における学士力、・ラーニングピラミッド(記憶のピラミッド)など セッション(2):「若手人材への期待と脳科学」 内容:・記憶と脳科学、・エビングハウスの忘却曲線、・身につけたいノートの習慣 など セッション(3)「仕事に必要な基礎技術」 内容:・思考力とは何か、・記憶力、理解力、思考力の違い、・クリエイティブ思考とクリティカル思考など セッション(4):「思考法の基礎と展開」 内容:・合理的な意思決定とは、・ロジックの壁を突破する心構え、・5W1Hからの思考など セッション(5):「対人力スキルと応用」 内容:・コンテクストフリーの対人力、・どんな対人力が必要か、・問題をどう見つけるか、 ・問題の解決法、・対人関係を決めるライフポジションなど セッション(6):「課題解決に向けての実践」 内容:課題解決に向けてのマトリックス、・五つの思考ツールなど |
履修上の注意 /Notes |
授業内容は、講師が作成した資料をPDFのデジタルデータで受講者へ配布しますので、その概要の理解と不明な点を予め整理しておいて下さい。授業では、質問や演習を並行して行い、「思考法」、「主体性」そして「対人力」に関する実践を通じて、その本質を理解・習得することになります。 |
教科書 /Textbook(s) |
講師が作成した「高等教育を基盤とした社会人基礎力養成」をPDFで配布しますので、教科書として活用ください。 |
参考文献等 /References |
参考文献として、インターネット上にある以下の資料を閲覧して下さい。 (1)「人生100年時代の社会人基礎力について」(経済産業省編) URL: ウェブ検索 人生100年時代の社会人基礎力について - 経済産業省 www.meti.go.jp › sansei › jinzairyoku › jinzaizou_wg › pdf (2)「第2章学士課程教育における方針の明確化―文部科学省編」 URL: ウェブ検索 第2章 学士課程教育における方針の明確化 - 文部科学省 www.mext.go.jp › b_menu › shingi › chukyo › chukyo4 › gijiroku (3)岡山県立大学情報工学部および情報工学研究科の3つのポリシー |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
受講者には、講師が作成した「高等教育を基盤とした社会人基礎力養成」をPDFにて配布しますので、その内容を自主学習して下さい。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
本授業内容は、社会人・企業人として活躍するための仕事としての技術書となります。 将来、人材育成教育などの資格取得に役立つものと思われます。 |
備考 /Notes |
本授業は、夏期休業日などに集中授業で行います。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1(1) | [高等教育から企業人としての能力飛躍に向けて] ・フロントランナー(何を創るか)時代は「思考力」と「対人力」、 ・働きがいとは、・高等教育における学士力 ・社会人が身に付けるべき「基礎的・汎用的能力」 ・社会で必要な基礎能力(コンピテンシー) ・ラーニングピラミッド(記憶のピラミッド)など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
2 | 2(1) | [若手人材への期待と脳科学] ・若手人材への期待、・グライダー型思考から飛行機型思考へ ・最近における記憶と脳活動の科学 ・脳活動の活性化に向けて「疲れない脳」をつくる など ・エビングハウスの忘却曲線 ・メモを活かす基本的な習慣、・身につけたいノートの習慣 など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
3 | 3(1) | [仕事に必要な基礎技術] ・思考力とは何か、・記憶力、理解力、思考力の違い ・ロジカルシンキングとクリティカルシンキング ・意識の活動 ; 考える、感情、意欲 ・クリエイティブ思考とクリティカル思考について ・思考を活性化する七つのヒント ・ロジカル・ライテング、・データベースド・シンキング など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
4 | 4(1) | [総合演習] 単元1,2,3の講義に関しての演習問題を解き、講義内容の理解を深める. |
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5 | 5(1) | [思考法の基礎と展開] ・合理的な意思決定とは、・ロジックの壁を突破する心構え ・問題解決に活かすロジカルシンキング ・ロジカルシンキング:ピラミットストラクチャー ・ロジカルシンキング:MECE ・ロジックツリーの基本構造、・演繹法と帰納法の基礎 ・5W1Hからの思考 ・ロジカルシンキングとクリティカルシンキング ・リニア思考とノンリニア思考 など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
6 | 6(1) | [対人力スキルと応用] ・対人力とは、・対人力の三つの勘違い ・コンテクストフリーの対人力、・どんな対人力が必要か ・チームを活かす対人力、・ファシリテーター・スキル ・問題をどう見つけるか、・問題解決法 ・対人関係を決めるライフポジション ・心の四つの窓 など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
7 | 7(1) | [課題解決に向けての実践] ・2本の線を引くだけで、複雑な問題を簡単にする方法 ・課題解決に向けてのマトリックス ・システム思考の可能性、・五つの思考ツール ・システム思考の可能性、・問題解決のステップ ・究極の能力:やり抜く力(GRIT:グリット)の必要性 ・戦略アイデアを生むSWOT分析 ・ナレッジマネジメントについて ・思考ツール(11種類)の利用 など |
授業内容のPDFをデジタルデーターで配布 | |
8 | 8(1) | [総合演習] 単元5,6,7の講義に関しての演習問題を解き、講義内容の理解を深める. |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識・理解 /Knowledge & Undestanding |
技能・表現 /Skills & Expressions |
思考・判断 /Thoughts & Decisions |
伝達・コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 高等教育から企業人としての必要とされる能力を理解すること | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
2 | 記憶と脳活動およびメモ・ノートの重要性を理解すること | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 仕事に必要な基礎技術を理解すること | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | 思考法の基礎とその展開に関して理解すること | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | 対人力スキルとその活用法について理解すること | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
6 | 課題解決法とその実践について理解すること | ○ | ○ | ○ | ||||
7 | 講義で学んだ知識を他者へ的確に伝えることができ,かつ,質問に対して適切に答えられること | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
レポート | プレゼンテーション | 学習態度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 高等教育から企業人としての必要とされる能力を理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 記憶と脳活動およびメモ・ノートの重要性を理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 仕事に必要な基礎技術を理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 思考法の基礎とその展開に関して理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
5 | 対人力スキルとその活用法について理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
6 | 課題解決法とその実践について理解すること | ○ | ○ | ○ | |||
7 | 講義で学んだ知識を他者へ的確に伝えることができ,かつ,質問に対して適切に答えられること | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 30 | 10 |