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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/10/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
日本デザイン論
科目名(英文)
/Course
Japanese Design
時間割コード
/Registration Code
30527601
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学部
学科(専攻)
/Department
デザイン工学科,造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
吉原 直彦
オフィスアワー
/Office Hour
吉原 直彦(金曜日1限(3606研究室にて)
メールアドレス:yossie*dgn.oka-pu.ac.jp(*を@に変えてください))
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第4クォーター
対象学生
/Eligible Students
1年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/10/08
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
本講義では、美術工芸として発展してきた日本のデザインが、外来文化を受容しつつ独自の文化を形成してきた点に注目し、現時点からみた「異文化比較に基づく日本デザインの特色」についておよび、多視点からの「デザインの見方」についての講義を通じて、デザイン理解の方法を学ぶことを目的とする。なお、新型コロナウィルス感染予防をふまえた授業方法を導入することとし、授業回のうち8回を対面授業に、残り7回をオンデマンド授業に充当する。また、対面授業回のうち7回は履修者全員を対象に90分の対面授業を、1回は履修者を「AおよびB」の2グループ※に分離し、各グループに対して各40分間の対面授業を入替制により実施する。
※Aグループは学籍番号の末尾(下一桁)が「奇数」の学生、Bグループは同じく「偶数(含む0)」の学生とし、同一時限において入替制により実施する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
履修にあたっては、日常のデザインに潜んでいるモノ・コトや著名な作品の本質をめぐって、どん欲に情報を収集し、その観察を通じて、気づきの力、知的感性的応用力、さらには考えを記述する力が求められる。そのため、8回の対面授業にてテーマを設定・解説する。対面授業でのガイダンスおよび「はっとりん」の指示に基づいて、指定教科書および提示資料の関連内容を確認し、関連テーマの課題に取組む。
履修上の注意
/Notes
・授業連絡は「はっとりん>履修>お知らせ一覧&orレポート一覧」を毎週チェックのこと。
・授業では専用の「授業ファイル」(カラーレールクリヤーホルダー・A4*以下ホルダー)を活用し、対面授業にて配布の資料やオンデマンド授業での課題(レポート等)を「授業ファイル」にまとめること。
・オンデマンド授業については、授業日にはっとりんにて提示され資料に目を通し、指示された課題のメール添付をもって「出席」とみなす。添付した課題は別途出力し「授業ファイル」にファイリングし、最終回に提出すること。
教科書
/Textbook(s)
・『ビジュアルデザインのための発想のスイッチ––20テーマによる分析・演習』吉原直彦 編著・西田麻希子 著,昭和堂,2020.(指定教科書)
・対面授業における配布プリント(サブテキスト)および「はっとりん」のオンデマンド提示資料
参考文献等
/References
・『造形デザインのための注意のスイッチ––観察・思考・創案にむけて』吉原直彦 著,昭和堂,2008.(参考書)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・「対面授業回配布のサブテキスト(含む課題)」および「オンデマンド授業回にはっとりんで提示された課題」に取組み、出力分を「授業ファイル」としてホルダーにまとめること(必須)。
・各テーマに関して、資料を収集しホルダーにファイルすること(任意)。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
・とくになし
備考
/Notes
・対面授業の受講にあたっては予め検温し、発熱症状がある場合は大学へ連絡の上、出席をとりやめること。受講できる場合は、手指を消毒の上マスクをして受講のこと。その際、他の受講者と間隔を空けて着席のこと(3密の回避)。
・出席回は、対面授業日のサブテキスト課題6件とオンデマンド課題7件の計13提出回に、講評回および「授業ファイル」提出回を加えた計15回で構成することとし、このうち、10回以上をもって要件を満たしたものとみなす。「授業ファイル」未提出の場合は、単位を認めない。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [[見るデザイン ① 対面授業:学部共通棟南8206講義室 ] 11/27]
見るとは何か?:教科書第1章01および02を中心に注視と飛越や群化の法則にみられる視覚の特性を、さらには書字筆記の習慣が表現に与える影響などをトピックとして取りあげ、見るデザインについて紹介、関心を高めるとともに講義の導入とする。
サブテキスト課題1 -11/27に取り組む。 プリント(サブテクスト)配布
2 2 [[見るデザイン ②  オンデマンド授業] 12/1]
教科書第1章01およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題1」に取組む。
オンデマンド課題1:「埋没図形」に関する資料集め(予定) オンデマンド資料配布
3 3 [[変換するデザイン ① 対面授業:学部共通棟南8206講義室] 12/4]
シンメトリー操作とは何か?:教科書第1章05を中心に「日本の家紋」の造形手法を通じてシンメトリー操作のデザインの理解をはかる。
サブテキスト課題2 -12/4に取り組む。 プリント(サブテクスト)配布
4 4 [[変換するデザイン ② オンデマンド授業] 12/8]
教科書第1章05およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題2」に取組む。
オンデマンド課題2:「オリジナル家紋」の造形提案(予定)に取り組む。 オンデマンド資料配布
5 5 [[変換するデザイン ③ 対面授業:学部共通棟南8206講義室] 12/11]
過剰化/過少化の操作とは何か?:教科書第1章06を中心に、国内外の「過剰化/過少化」のデザインを概観するとともに、その効果の理解をはかる。
サブテキスト課題3 -12/11に取り組む。 プリント(サブテクスト)配布
6 6 [[変換するデザイン ④  オンデマンド授業] 12/15]
教科書第1章06およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題3」に取組む。
オンデマンド課題3:「日本のロングセラーパッケージ」に関する資料集めおよび「過少化操作」(予定) オンデマンド資料配布
7 7 [[読むデザイン ① 対面授業:学部共通棟南8206講義室] 12/18]
図を読むとは何か1:教科書第2章11を中心に画像とイメージの二重性に基づく見立て(隠喩)のデザイン理解に取組む。
図を読むとは何か2:教科書第2章13を中心にモノ相互の関係性による見立て(換喩)のデザイン理解に取組む。
サブテキスト課題4 -12/18に取り組む。 プリント(サブテクスト)配布
8 8 [[読むデザイン ② オンデマンド授業] 12/22]
教科書第2章11およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題4」に取組む。
オンデマンド課題4:第2章11の演習「盆栽トレーニング」への挑戦(予定)に取り組む。 オンデマンド資料配布
9 9 [[読むデザイン ③ 対面授業:学部共通棟北8201講義室 Aクラス:10:20~11:00・Bクラス:11:10~11:50 *]
第2章11の演習「盆栽トレーニング」(オンデマンド課題)の結果報告。講評会を予定します。
復習として、適宜自身の課題について自己評価を行う。 プリント(サブテクスト)配布
10 10 [[読むデザイン ④ オンデマンド授業 ] 1/12]
教科書第2章13およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題5」に取組む。
オンデマンド課題5:第2章13の演習「モノで描くLOVE」への挑戦(予定) オンデマンド資料配布
11 11 [[再生するデザイン ① オンデマンド授業 ] 1/19]
予習:教科書第3章18およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題6」に取組む。
オンデマンド課題6:「ふと気づくこと集め」の取組み(予定) オンデマンド資料配布
12 12 [[再生するデザイン ②:対面授業:学部共通棟南8206講義室] 1/22]
アフォーダンスとは何か?:教科書第3章18を軸に、気づきの力の再生に向けて、環境が与える力とデザインの関係について理解をはかる。
再生するデザインとは何か?:教科書第3章19を軸に、デザインによる文化の再生について考える端緒をつかむ。
サブテキスト課題5 -1/22に取り組む。 プリント(サブテクスト)配布
13 13 [[再生するデザイン ③ オンデマンド授業] 1/26]
教科書第1章08コラムおよび第3章19およびはっとりんで提示した資料に目を通し、指示された「オンデマンド課題7」に取組む。
オンデマンド課題7: なつくモノ、あるいは「トマソン物件」の収集(予定) オンデマンド資料配布
14 14 [[デザイン文化と気質の変化: 対面授業:学部共通棟南8206講義室] 1/29]
日本デザインとは何か?:各時代の美術工芸にみるデザイン性から「縮み」を軸に日本デザイン再生の道を探る。
サブテキスト課題6 -1/29に取組む。 プリント(サブテクスト)配布
15 15 [[まとめ:対面授業:学部共通棟南8206講義室] 2/5]
サブテキスト課題の報告およびまとめ。「授業ファイル」の完成。
授業ファイル提出
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 歴史上のデザインおよびこれを成り立たせているものを見つめ、課題取組を通じて考えを表現することができること。
2 日本のデザイン文化の変遷について、外来文化受容の側面と独自性の両面から理解できること。
3 関心を持ったテーマを発見、仲間と課題共有し、デザインとは何かを考え、追究する端緒をつかむこと。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題取組 授業内発表 独自のレポート
1 歴史上のデザインおよびこれを成り立たせているものを見つめ、課題取組を通じて考えを表現することができること。
2 日本のデザイン文化の変遷について、外来文化受容の側面と独自性の両面から理解できること。
3 関心を持ったテーマを発見、仲間と課題共有し、デザインとは何かを考え、追究する端緒をつかむこと。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
20 50 10 20

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