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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/10/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
半導体工学Ⅰ
科目名(英文)
/Course
Semiconductor Engineering I
時間割コード
/Registration Code
21145901
学部(研究科)
/Faculty
情報工学部
学科(専攻)
/Department
情報通信工学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
末岡 浩治
オフィスアワー
/Office Hour
末岡 浩治(火曜日5時限     2303室)
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第1クォーター
対象学生
/Eligible Students
3年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/03/11
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
「授業概略」
半導体デバイスの特性を十分に理解して使いこなすためには、半導体中における電子の振る舞いの本質を理解する必要がある。本講義では、固体が原子核や電子の集合体であることをふまえ、半導体の電気伝導を決めるバンド構造を概説する。さらに、p型とn型の区別を論じ、キャリヤの種類、密度、移動度が導電性を決定することを述べる.最後に、p-n接合の理論について説明することで、半導体工学IIへの橋渡しをする。

「目的」
1.固体の構造と電子のエネルギーについて理解する。
2.半導体の伝導機構を理解する。
3.p-n接合などの半導体素子の基礎を理解する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
電子デバイス、自由電子と正孔、エネルギーバンド構造、pn接合、拡散とドリフト
履修上の注意
/Notes
「基礎力学」、「基礎電磁気学」,「電子回路」等を履修していることが望ましい。
教科書
/Textbook(s)
「半導体デバイス入門 ‐その原理と動作のしくみ‐」(柴田直著)数理工学社
参考文献等
/References
「基礎電子工学」(藤本晶著)森北出版、「固体電子論入門 半導体物理の基礎」(志村史夫著)丸善、「電子物性」(松澤剛雄,高橋清,斉藤幸喜共著)森北出版など
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
講義終了時に次回の内容を指示するので、教科書の該当箇所を熟読しておくこと。教科書、ノート、講義内容を整理した配布プリントを併用した復習を行うことで、わからない箇所を次回の講義に持ち越さないようにすること。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
本科目は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である。
その内容等については、次のアドレスの一覧表を参照。
https://www.oka-pu.ac.jp/guide/guide_detail/index/1860.html
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [電子デバイスの概念]
電子デバイスの概念を学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
2 2 [結晶中の電子の振る舞い(1)]
電子の波動性について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
3 3 [結晶中の電子の振る舞い(2)]
エネルギーバンド構造の形成について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
4 4 [結晶中の電子の振る舞い(3)]
ダイヤモンド構造と共有結合について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
5 5 [半導体中の電子とホール(1)]
真性半導体について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
6 6 [半導体中の電子とホール(2)]
p型、n型半導体について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
7 7 [半導体中の電子とホール(3)]
キャリア濃度の算出について学ぶ。
前半の内容をまとめた課題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
8 8 [前半のまとめ]
前半のまとめを行う。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
9 9 [半導体中の電気伝導(1)]
キャリアの移動度について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
10 10 [半導体中の電気伝導(2)]
拡散とドリフト電流について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
11 11 [半導体中の電気伝導(3)]
キャリアの生成、再結合について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
12 12 [p-n接合(1)]
接合界面近傍のエネルギーバンド構造について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
13 13 [p-n接合(2)]
空乏層中におけるキャリア濃度について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
14 14 [p-n接合(3)]
理想ダイオードの電流電圧特性について学ぶ。
次回の講義内容に関する演習問題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
15 15 [p-n接合(4)]
実際のダイオードの電流電圧特性について学ぶ。
定期試験の準備に必要な課題を宿題として課す。 授業内容をまとめたプリントを配布する。
16 16 [定期試験]
半導体工学Iで学んだ内容について,理解度を評価する.
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 固体の構造と電子のエネルギーについて理解する
2 半導体の伝導機構を理解する
3 p-n接合などの半導体素子の基礎を理解する
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
前半のまとめ試験 小試験
1 固体の構造と電子のエネルギーについて理解する
2 半導体の伝導機構を理解する
3 p-n接合などの半導体素子の基礎を理解する
評価割合(%)
/Allocation of Marks
70 20 10

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