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授業情報/Course information

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授業基本情報
科目名(和文)
/Course
公的扶助論
科目名(英文)
/Course
Public Assistance
時間割コード
/Registration Code
13B41501
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科社会福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
岩満 賢次
オフィスアワー
/Office Hour
岩満 賢次(場所:保健福祉学部棟6607研究室
日時:Q1月曜日5限,Q2水曜日5限,Q3水曜日5限,Q4火曜日5限)
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第1クォーター
対象学生
/Eligible Students
3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/02/27
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 日本では、明治時代以降、公的扶助のシステムを確立してきました。100年以上の月日を経て、2000年以降には、公的扶助のシステムは大きな転換を見せています。社会の構造が大きく変容し、生活課題が複雑かつ多様化する中で、公的扶助とはどのようにあるべきであるのか、検討します。具体的な達成課題は下記の通りです。
・低所得階層の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉需要とその実際について理解する。
・相談援助活動において必要となる生活保護制度や生活保護制度に係る他の法制度について理解する。
・生活困窮者の生活支援の意義とその実際について理解する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
・生活に困るということへの理解
・無差別平等の意識
・生活困窮者と地域福祉
履修上の注意
/Notes
 公的な支援を受けている人たちは、見えにくいですが、身近にいます。意見を述べることは大歓迎ですが、用いる用語などには十分配慮してください。
教科書
/Textbook(s)
『新・社会福祉士養成講座 第12巻 社会保障』(中央法規出版)(社会保障論と同じ教科書)
神野直彦ら編著『貧困プログラム :行財政計画の視点から』関西学院大学出版会
参考文献等
/References
『新・社会福祉士養成講座 第16巻 低所得者に対する支援と生活保護制度』(中央法規出版)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
普段から貧困問題に関する記事に注意し、その内容の理解に努めてください。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
社会福祉士国家資格受験資格必修科目
備考
/Notes
〇毎週の課題
・各回終了時に課題を配布する。
・提出先:次の講義の際に回収する。
〇レポート課題
・テーマ:教科書「貧困プログラム」の第1章と第2章の概要をまとめたうえで、社会扶助政策の世界的な特徴(傾向)について論じなさい。
・締め切り:5月29日(金)
・様式:A4用紙(40字×30行)2枚程度(冒頭にタイトル、学籍番号、氏名を記載する)
・提出先:はっとりんから提出(提出原稿をPDFに変換し提出すること)
〇期末試験について
・最終日に試験を実施する
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 [公的扶助の概念]
・公的扶助の考え方を、社会保障論で学習した社会保険との違いから理解する
・所得保障のシステムについて理解する。
提示する課題を実施すること 教科書を持参すること
2 [貧困の概念]
・伝統的な貧困論と近年の貧困論(新しい貧困、社会的排除など)の相違点を理解する
・貧困が見えにくいものであることを理解する。
同上(以下,同じ) 同上(以下,同じ)
3 [公的扶助の歴史]
・英国の救貧法の歴史を理解する
・日本の公的扶助の歴史を理解し、現行生活保護法の意義を理解する
4 [生活保護制度の仕組み]
生活保護制度の仕組み
・生活保護法の現状を理解する。
・生活保護制度の原理原則を理解する。
最低生活保障水準と生活保護基準
・最低生活保障費の計算方法の変遷と現状を理解する
・生活保護訴訟の歴史の意義を理解する
5 [生活保護の動向]
生活保護の動向
・生活保護の動向の歴史を理解する
・適正化の意味を理解する
6 [生活保護と就労の結合]
・生活保護受給者に対する就労支援の導入の経緯を理解する.
・生活保護受給者者に対する就労支援の仕組みを理解する.
7 7 [生活保護行政の実施体制]
・福祉事務所の機能を理解する
・福祉事務所所員の業務を理解する。
8 8~10 [貧困・低所得者に対する相談援助活動 ]
・生活困窮の意味を理解する。
・生活困窮者に対するソーシャルワークの基本機能を理解する。
9 11 [低所得者福祉の概要①]
・第二のセーフティネットの意味を理解する
・求職者支援制度と生活困窮者自立支援制度の相違点を理解する
10 12 [低所得者福祉の概要②]
・ホームレス自立支援制度を理解する
・生活福祉資金貸付制度を理解する
・子ども若者支援制度を理解する
11 13 [貧困対策と地域福祉]
・貧困対策における地域の意味とその役割を理解する
12 14 [生活困窮者支援の課題と展望]
・近年の生活困窮者支援の流れから,生活困窮者支援の課題と展望について理解する
13 15 [期末試験]
・筆記試験を実施する
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 低所得階層の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉需要とその実際について理解する。
2 相談援助活動において必要となる生活保護制度や生活保護制度に係る他の法制度について理解する。
3 生活困窮者の生活支援の意義とその実際について理解する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
授業取組状況(提出物含) レポート
1 低所得階層の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉需要とその実際について理解する。
2 相談援助活動において必要となる生活保護制度や生活保護制度に係る他の法制度について理解する。
3 生活困窮者の生活支援の意義とその実際について理解する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
65 15 20

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