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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/10/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
認知症論
科目名(英文)
/Course
Cognitive Disorders and Dementia
時間割コード
/Registration Code
13014001
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科社会福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中村 光
オフィスアワー
/Office Hour
中村 光(毎週火曜日5時限(6508室))
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第4クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/02/24
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 認知症は脳の広範な損傷による知性の障害であり、医学的には、認知機能の重篤な障害によって生活に著しい支障を認める状態として定義される。
 認知症者とその家族を適切に支援するためには、人の認知機能に加え、認知症者と家族が抱える医学生物学的・心理学的・社会学的なさまざまな問題を理解する必要がある。
 本講義では、認知症を広い視野から理解し、適切な支援を行うための基礎的事項について学修する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
・ 保健福祉学、人体の構造と機能、高齢者福祉の基礎
履修上の注意
/Notes
・ 関連する図書や文献を読み、自ら理解を深めること。
教科書
/Textbook(s)
・ 使用しない
参考文献等
/References
・ 臨床認知症学入門(博野信次著,金芳堂)
・ 認知症ケア標準テキスト全5巻(日本認知症ケア学会編,ワールドプランニング)
・ 認知症疾患診療ガイドライン2017(日本神経学会監,医学書院)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・ 上記以外の参考文献は授業中に随時紹介するので、積極的に参照してください。
・ 認知症に関しては様々な取り上げられ方がなされるが、雑多な情報に惑わされることなく、科学的根拠に基づき理解・考察することが望まれます。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
・ 介護福祉士国家試験受験資格のための必修科目である。
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1(1) [イントロダクション:知性・認知とは]
・ 知性とは何か、認知機能とは何か、その障害はなぜ発生し生活にどのような影響を与えるかを学修する
授業ノート、配布資料等で復習する 単元1の資料(A4で10枚程度)を配布する
2 1(2) [医学的側面からみた認知症の基礎1]
・ 認知症の定義、診断基準と鑑別診断について学修する
授業ノート、配布資料等で予習・復習する
3 1(3) [医学的側面からみた認知症の基礎2]
・ 認知症の原因疾患とそれぞれの特徴について学修する
同上
4 1(4) [認知症をとりまく状況]
・ 認知症の疫学(有病率とその推移など)、および近年の社会環境について学修する
次回の小テストに備えて単元の復習をする
5 2(5) [認知症に伴うこころとからだの変化1]
・ 第1回~第4回の内容について小テストを行う
・ 認知症の症状の概要について学修する
授業ノート、配布資料等で予習・復習する 単元2の資料(A4で15枚程度)を配布する
6 2(6) [認知症に伴うこころとからだの変化2]
・ 認知症の中核症状(認知機能障害)について学修する
同上
7 2(7) [認知症に伴うこころとからだの変化3]
・ 認知症の周辺症状(精神症状と行動障害、BPSD)について学修する
同上
8 2(8) [認知症に伴うこころとからだの変化4]
・ 認知症のADL障害について学修する
同上
9 2(9) [認知症に伴うこころとからだの変化5]
・ 認知症者の心理社会的問題、コミュニケーション障害、家族の問題について学修する
次回の小テストに備えて単元の復習をする
10 3(10) [認知症の評価1]
・ 第5回~第9回の内容について小テストを行う
・ 認知症を評価する尺度について学修する
授業ノート、配布資料等で予習・復習する 単元3の資料(A4で20枚程度)を配布する
11 3(11) [認知症の評価2]
・ 認知症を評価する尺度について学修する
同上
12 3(12) [認知症の支援(連携・協働、家族)1]
・ 認知症の支援について、一次予防を中心に、多職種連携の視点も含めて学修する
同上
13 3(13) [認知症の支援(連携・協働、家族)2]
・ 認知症の支援について、二次予防を中心に、多職種連携、家族の視点も含めて学修する
同上
14 3(14) [認知症の支援(連携・協働、家族)3]
・ 認知症の支援について、三次予防を中心に、多職種連携、家族の視点も含めて学修する
同上
15 3(15) [認知症の支援4(連携・協働、家族)、まとめ]
・ 認知症の支援について、コミュニケーション支援を中心に、多職種連携、家族の視点も含めて学修する
定期試験に備えて全体的な復習をする
16 16 [定期試験]
・ 定期試験を行う
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 認知機能の概要について理解する
2 認知症の定義を正常加齢および関連障害と区別して理解する
3 社会問題としての認知症について理解し、今後の課題を考察できる
4 認知症者とその家族が抱える問題について理解し、今後の課題を考察できる
5 認知症に対する評価と支援の概要について理解し、今後の課題を考察できる
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
小テスト 授業態度
1 認知機能の概要について理解する
2 認知症の定義を正常加齢および関連障害と区別して理解する
3 社会問題としての認知症について理解し、今後の課題を考察できる
4 認知症者とその家族が抱える問題について理解し、今後の課題を考察できる
5 認知症に対する評価と支援の概要について理解し、今後の課題を考察できる
評価割合(%)
/Allocation of Marks
80 15 5

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