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授業情報/Course information

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授業基本情報
科目名(和文)
/Course
福祉国家論
科目名(英文)
/Course
Government and Welfare
時間割コード
/Registration Code
13008201
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科社会福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
岩満 賢次
オフィスアワー
/Office Hour
岩満 賢次(場所:保健福祉学部棟6607研究室
日時:Q1月曜日5限,Q2水曜日5限,Q3水曜日5限,Q4火曜日5限)
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第1クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年,3年,4年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/02/15
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
世界的に福祉国家は大きな変容を迫られている。福祉国家はヨーロッパを中心として発達した概念であるが、近年ヨーロッパのみならず、アジアを含めて大きな変容が迫られている。その一つのキーワードは福祉の混合経済である。とりわけ、民間がどのような役割を果たすのか模索されている。本講義では、福祉の混合経済をキーワードに、福祉国家の在り方について検討していく。
達成課題は下記のとおりである。
・福祉国家の基本的な考え方とその変遷を理解する。
・福祉国家における福祉の混合経済の意味を理解する。
・諸外国の福祉国家から日本の福祉国家を相対化させ、日本の福祉国家の特徴を理解する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
福祉国家、社会保障、福祉の混合経済
履修上の注意
/Notes
教科書
/Textbook(s)
指定しない
1~13回までは毎回資料を配布する。
14・15回は模造紙を用いたワークショップを行う。
参考文献等
/References
新・社会福祉士養成講座編集委員会「社会保障」、中央法規出版 など
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
 新聞等によく目を通し、社会保障制度で課題となっていることを理解する。また、諸外国の動向にも目を向けて欲しい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
なし
備考
/Notes
〇レポート課題(中間)と発表
・テーマ:各国の介護制度について
・発表日及びレポート提出日:受講人数に応じて決定する。
〇レポート課題(期末)
・テーマ:ワークショップを終えて、福祉国家の課題とは何か。
・締め切り:授業内で指示する
・提出先:保健福祉学部6階6607研究室
〇最終発表
・授業の振り返りを踏まえ、第14回から15回にかけて、各グループで、福祉国家の現状と課題についてまとめ、概念図を作成する。
・最終日に各グループ単位で発表を行う。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [福祉国家とは何か]
・福祉国家の基本的な考え方を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
2 2 [福祉国家の成り立ちとゆくえ]
・福祉国家の歴史と今後の見通しを理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
3 3 [福祉国家の成り立ちとゆくえ(イギリス)]
・イギリスの福祉国家の歴史と近年の動向を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
4 4 [福祉国家の成り立ちとゆくえ(アメリカ)]
・アメリカの福祉国家の歴史と近年の動向を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
5 5 [現代の課題:社会的排除・孤立・摩擦・地域分断]
・新しい貧困・社会的排除といった新しい貧困概念を理解する
・イギリスの貧困指標を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
6 6 [国家の縮小、市場の拡大、地域の解体、家族依存、準市場の形成]
・世界的な人口動態と少子高齢化の流れを理解する。
・少子高齢化と公的な社会保障の縮小の時代を迎えていることを理解する。
・市場の拡大と自助、共助の促進が求められていることを理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
7 7 [福祉の混合経済]
・福祉の混合経済の基本的な考え方を理解する。
・福祉国家と民間の関係性を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
8 8 [民間組織の仕組み]
・民間組織の基本的な仕組みを理解する。
・民間営利組織、非営利組織の相違を理解する。
・福祉国家における民間組織の役割を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
9 9 [福祉の混合経済の変容]
・福祉の混合経済が変容した過程を理解する。
・福祉の混合経済の各国の特徴を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
10 10 [福祉国家と地域福祉政策]
・地方分権の流れを理解する。
・社会福祉基礎構造改革と地域福祉の台頭の関係を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
11 11 [福祉国家と地域福祉政策(イギリス)]
・イギリスの地方自治体の構造を理解する。
・イギリスの地方自治体の福祉の実態を理解する。
グループ発表に向けた準備を行うこと 資料を配布する
12 12 [福祉国家と地域福祉政策(イギリス②)]
・イギリスの民間の福祉を理解する。
・イギリスの社会的企業の役割を理解する。
最終発表に向け、授業の振り返りを行うこと 資料を配布する
13 13 [福祉国家と地域福祉政策(韓国)]
・韓国の民間の福祉を理解する。
・韓国の社会的企業の役割を理解する。
最終発表に向け、授業の振り返りを行うこと 資料を配布する
14 14 [授業のまとめと課題整理]
ワークショップ
・これまでの講義を振り返り、福祉国家と福祉の混合経済についてまとめる。
・模造紙を用いて、講義で学んだことの体系化を行う。
最終発表に向け、授業の振り返りを行うこと 模造紙を配布する。
15 15 [授業のまとめと発表]
・前回の講義でまとめたものをグループごとに発表する。
最終発表に向け、授業の振り返りを行うこと
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 福祉国家の基本的な考え方とその変遷を理解する。
2 福祉国家における福祉の混合経済の意味を理解する。
3 諸外国の福祉国家から日本の福祉国家を相対化させ、日本の福祉国家の特徴を理解する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート課題(中間)と発表 レポート課題(期末) 最終発表
1 福祉国家の基本的な考え方とその変遷を理解する。
2 福祉国家における福祉の混合経済の意味を理解する。
3 諸外国の福祉国家から日本の福祉国家を相対化させ、日本の福祉国家の特徴を理解する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
30 40 30

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