シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/10/22 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
身体機能と障害
科目名(英文)
/Course
Physical Functions and Disabilities
時間割コード
/Registration Code
13012301
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中村 光 , 髙戸 仁郎
オフィスアワー
/Office Hour
中村 光(毎週火曜日5時限(6508室))
髙戸 仁郎(火曜日 3限 6505研究室)
開講年度
/Year of the Course
2020年度
開講期間
/Term
第1クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2020/02/26
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
オムニバス
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 人は「からだ」と「こころ」から成り「社会性」をもつ。これらは相互に深く関わりながら、人は育ち、学び、生きていく。障害を正しく理解することが、専門職としての適切な支援につながっていく。本講義では「からだ」の側面を中心にして、その構造と機能、発生と発達、疾患と障害、および障害児・者とその家族が生活・学習するための支援について学修する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
・ 人体の構造と機能の基礎
履修上の注意
/Notes
・ 関連する図書や文献を読み、自ら理解を深めること。
・ 途中で復習小テストを行う。
・ 中村が第1回、第9回~第15回の授業を担当し(原則的に月曜日)、高戸が第2回~第8回の授業を担当する(原則的に火曜日)。
教科書
/Textbook(s)
・ 使用しない
参考文献等
/References
・ 障害児者の理解と教育・支援(橋本創一ら編著、金子書房) 
・ 聴覚障害児・者支援の基本と実践(奥野英子編著、中央法規)
・ ことばの障害の評価と指導(大石敬子編著、大修館書店)
・ 言語聴覚士のための失語症学(波多野和夫・中村光ら著、医葉薬出版)
・ 視覚障害児・者の理解と支援(芝田裕一、北大路書房)
・ 機能障害科学入門(千住秀明監修、神陵文庫)
・ 最新介護福祉全書11巻・障害の理解(谷口敏代編著、メヂカルフレンド)
・ 最新介護福祉全書別巻4・障害別生活支援技術(谷口敏代ら編著、メヂカルフレンド)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・ 上記以外の参考文献は授業中に随時紹介するので、積極的に参照して下さい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
・ 教員(幼稚園教諭)免許状取得のための選択科目である。教免法施行規則に定める科目区分:大学が独自に設定する科目
・ 介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である(平成30年度入学生から)。
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1(1) [イントロダクション:身体機能と障害の概要]
・ 人体の構造と機能、発生と発達、疾患と障害の概要について学修する
・ 支援技術について体験する
・ 授業ノートや配布資料等で復習する 単元1と5の資料(A4 10枚程度)を配布する
2 2(2) [運動1:運動器官の構造と機能と発達]
・ 骨、関節、筋、神経系(中枢、末梢)からなる運動機能系の生理の基本を学修する
・ 予習として、運動器官の構造について確認しておく
・ 復習として、各器官の機能と発達について要点を整理しておく
資料を配布する
3 2(3) [運動2:運動の疾患と障害(障害の医学的側面の基礎知識)]
・ 運動機能障害は骨、関節、筋、神経系(中枢、末梢)の各部に何らかの障害が発生した場合に生ずるが、その原因と症状の特徴および対策についての基礎知識を学修する
・ 予習として、運動系各器官の疾患について調べておく
・ 復習として、疾患の原因と特徴、対策を整理する
同上
4 2(4) [運動3:運動障害児・者、家族の支援]
・ 運動機能障害者に対しての支援用具(車いす、杖)等について、その仕組みや扱いについて学修する
・ 支援用具(車いす、杖)の仕組みや扱いを整理する 同上
5 3(5) [内臓:内部障害の種類と障害児・者、家族の支援]
・ 内部障害の種類と原因について学び、心臓,呼吸器機能、膀胱・直腸、免疫機能障害など代表的な障害による社会生活上の困難や、生活管理の方法,家族への支援などについて学修する
・ 予習として、内部障害の種類を調べておく
・ 復習として、内部障害児・者と家族への支援のありかたを整理する
・ 次回の小テストに備えて単元2・3の復習をする
同上
6 4(6) [視覚1:視覚器官の構造と機能と発達]
・ 第2回~第5回の内容について小テストを行う
・ 眼球の光学系から大脳皮質視覚野に至る視覚系の解剖と生理の基本と機能の発達について学修する。レンズ周辺や網膜における構造と機能は疾患理解に重要である。また乳児期における視覚発達はそれ以降の視覚機能を大きく左右する重要な時期であることを理解する
・ 予習として、視覚系の構造について確認しておく
・ 復習として、各器官の機能と発達について要点を整理しておく
同上
7 4(7) [視覚2:視覚の疾患と障害(障害の医学的側面の基礎知識)]
・ 眼球における様々な疾患に注目し、視覚障害の原因疾患を学ぶ。視覚機能の検査方法、視覚障害児・者の支援制度、支援用具について学修する
・ 予習として、視覚障害の4大疾患について調べておく
・ 復習として、疾患の原因と特徴を整理する
同上
8 4(8) [視覚3:視覚障害児・者、家族の支援]
・ 視覚障害児・者の社会環境や住居環境のありかた、日常生活用品の扱いなどの環境整備について学ぶ。また視覚障害者の接遇の基礎について演習を交えて学修する
・ 予習として、支援制度について調べておく
・ 復習として、機能検査方法、支援制度、支援用具を整理する
同上
9 5(9) [聴覚1:聴覚器官の構造と機能と発達]
・ 聴覚器官の構造と機能、発生と発達の概要について学修する
・ 授業ノートや配布資料等で予習・復習する
10 5(10) [聴覚2:聴覚の疾患と障害(障害の医学的側面の基礎知識)]
・ 聴覚障害をきたす疾患、聴覚障害の種類と特徴、障害の早期発見について学修する
同上
11 5(11) [聴覚3:聴覚障害児・者、家族の支援]
・ 聴覚障害児・者の支援体制や支援環境、また補聴器等の支援用具・支援方法について学修する
・ 次回の小テストに備えて単元5の復習をする
12 6(12) [言語1:構音器官の構造と機能と発達]
・ 第9回~第11回の内容について小テストを行う
・ 構音器官の構造と機能、発生と発達の概要について学修する
・ 授業ノートや配布資料等で予習・復習する 単元6の資料(A4 5枚程度)を配布する
13 6(13) [言語2:言語機能の発達]
・ 言語の発達、障害の早期発見について学修する
同上
14 6(14) [言語3:構音・言語の疾患と障害(障害の医学的側面の基礎知識)]
・ 構音・言語障害をきたす疾患、構音・言語障害の種類と特徴について学修する
・ 高次脳機能障害について学修する
同上
15 6(15) [言語4:構音・言語障害児・者の支援]
・ 構音・言語障害児・者の支援体制や支援環境、また支援方法について学修する
・ 定期試験に備えて全体的な復習をする
16 (16) [定期試験]
・ 定期試験を行う
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 人の身体機能(感覚、運動、内臓、言語の機能)の概要について理解する
2 その発達と疾患・障害の概要について理解する
3 感覚機能、運動機能、内臓機能、言語機能に障害をもった児・者およびその家族の抱える問題について理解し、今後の課題を考察できる
4 障害をもった児・者および家族の生活と学習を支援する方法について理解し、今後の課題を考察できる
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
小テスト 授業態度
1 人の身体機能(感覚、運動、内臓、言語の機能)の概要について理解する
2 その発達と疾患・障害の概要について理解する
3 感覚機能、運動機能、内臓機能、言語機能に障害をもった児・者およびその家族の抱える問題について理解し、今後の課題を考察できる
4 障害をもった児・者および家族の生活と学習を支援する方法について理解し、今後の課題を考察できる
評価割合(%)
/Allocation of Marks
80 15 5

科目一覧へ戻る