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授業情報/Course information

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授業基本情報
科目名(和文)
/Course
フォトデザイン演習
科目名(英文)
/Course
時間割コード
/Registration Code
74110901
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学研究科 修士課程
学科(専攻)
/Department
造形デザイン学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
北山 由紀雄
オフィスアワー
/Office Hour
北山 由紀雄(第1Q:火曜日2限/3506研究室
第2Q〜第3Q:金曜日4限/3506研究室
第4Q:月曜日4限/3506研究室)
開講年度
/Year of the Course
2019年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2019/03/07
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
写真感材及びデジタル画像の特性について学ぶと共に、その特性を活かすデザイン感覚、表現手法の柔軟な活用について、ディスカッションを通じ理解を深める。手法としては、スタジオワークを中心とした撮影技法の習得、暗室作業による感材処理、更にはデジタル写真を用いた画像処理及び出力等に関する知識を経験的に学び、それらの成果として、課題テーマに基づく写真作品の制作を実施する。写真を用いての具体的な表現活動を前提とし、必要となる思考と感性を陶冶し、それを支える技術の習得を目的とする。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
デジタル一眼レフカメラの基本操作ができること。
キーワード:デジタルカメラ、フィルムカメラ、スタジオワーク、広告、画像処理、感材、印画紙、出力プロファイル
履修上の注意
/Notes
写真の基礎的知識を有し、それを活用してある程度作品が制作できる事を前提に授業を進める。
教科書
/Textbook(s)
参考文献等
/References
「ファインプリントテクニック―高品質モノクロプリントのすべて」写真工業出版社,2001
「実践ライティング&撮影テクニック」,玄光社MOOK,2011 、他
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
授業時以外にも積極的に写真作品について制作を行うこと。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [オリエンテーション]
授業内容、準備物、関係資料の紹介などを行い、フィルムカメラの取り扱い方法、露出計の使い方について説明する。
2 2 [広告とナラティブについて(課題説明)]
広告の分野に於いて、写真が活用された事例を見る。そこで用いられる物語性について、具体的な事例から説明する。また、事前調査した写真集に見られるナラティブ性を検証し、それらの知識を基に、各自で制作する作品テーマや内容について検討を加える。
事前に写真集などをよく見ておく
3 3 [写真感材の特性を理解する]
写真感材の種類、画像を得る仕組み、化学的な特性などについて、概略を説明する。その上で、黒白現像の具体的な方法について、暗室にて説明を行う。
写真感材(カラーフィルム、黒白フィルム、印画紙等)について、下調べを行っておく
4 4 [レンズの特性について]
被写界深度、収差等、撮影レンズが持つ光学的な特性について説明する。
被写界深度が発生する仕組み、レンズ収差について予習しておく
5 5 [スタジオワーク1(準備)]
スタジオ照明について説明する。その上で、大型カメラによるアオリ操作により得られる画像を確認していく。
光源の種類と、それぞれが持つ特性について調べておく
6 6 [スタジオワーク2(黒白撮影)]
大型カメラに、中判黒白フィルムをセットし、スタジオでデスクトップ撮影を行う。
作品イメージを作り、ライティングに必要なもの(道具類)を準備する
7 7 [スタジオワーク3(デジタル撮影)]
デジタルカメラを用いて、スタジオ撮影を行う。
作品イメージを作り、ライティングに必要なもの(道具類)を準備する
8 8 [暗室作業1(フィルム現像)]
暗室にて、撮影済みの黒白フィルムを現像し、ネガフィルムを制作する。
黒白フィルム現像の方法について確認すると共に、フィルムをリールに巻き込む練習をしておく
9 9 [暗室作業2(プリント現像)]
前週に現像して得たネガフィルムから、引き伸ばしによる印画紙プリントを制作する。
ネガからの黒白プリント制作方法について確認しておく
10 10 [画像処理1]
RAWデータの現像について、アプリケーションによる違いを含め、その特性を確認し、実際に現像を行う。
RAWデータの現像に関し、Photoshop、Lightroom等のアプリケーションの操作方法を確認しておく
11 11 [画像処理2]
色調のコントロールが自在に出来る様に、トーンカーブを使いこなす。
色調コントロールの方法について、調べておく
12 12 [画像処理3]
レイヤー特性を活かした画像処理について学ぶ。
マスク処理の方法について、確認しておく
13 13 [画像出力について]
プロファイルを理解する。実際にプリント出力の為のプロファイルを取得する。
出力プロファイルについて調べておく
14 14 [写真作品の提示方法について]
制作した写真作品の見せ方について考察する。その上で、標準的な写真提示方法であるブックマットについて、実際に制作する。
ブックマット作業用の作品を制作しておく
15 15 [プレゼンテーション]
課題作品のプレゼンテーション及び授業のまとめを行う。
課題作品をプレゼンできる状態にしておく
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 写真感材とデジタル画像の特性について理解する。
2 目的に応じてそれら特性を有効に活用できる撮影技術を習得する。
3 画像処理について目的に応じた活用が出来る技術を習得する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
授業毎の発表及び発表資料 課題作品(スタジオワーク) 課題作品(テーマ)
1 写真感材とデジタル画像の特性について理解する。
2 目的に応じてそれら特性を有効に活用できる撮影技術を習得する。
3 画像処理について目的に応じた活用が出来る技術を習得する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 30 30

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