シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/04/02 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
美学特論演習
科目名(英文)
/Course
時間割コード
/Registration Code
70511401
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学研究科 修士課程
学科(専攻)
/Department
デザイン工学専攻・造形デザイン専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
平山 敬二
オフィスアワー
/Office Hour
開講年度
/Year of the Course
2019年度
開講期間
/Term
後期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2019/03/08
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
美学・芸術学の基礎理論をふまえつつ、特論演習の立場から、社会と芸術との関係に焦点を当てる形で考察を進める。共通した基礎的資料の読解・解説・討論をもとに、学生諸君のそれぞれの専門の領域において、社会と芸術との関係がどのようなものとして捉えられているかという問題を、具体的な作品の事例研究をもととしたディスカッション形式で探究していくとともに、必要に応じて学生諸君にこの問題についての課題発表を課する。これらの演習を通して、美学的な考察力・洞察力の涵養を図る。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
美術史・デザイン史・工芸史の基本情報への関心。芸術への関心と社会への関心。
履修上の注意
/Notes
授業への積極的な参加と課題発表に対する意欲を重視する。
教科書
/Textbook(s)
特に指定しない。
参考文献等
/References
授業時に随時指摘する。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
配布資料と授業内容についての予習と復習。課題発表のための準備学習。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [はじめに]
シラバスの内容に基づき、授業全体の流れと授業の進め方について説明する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
2 2 [シラーの美的教育論について]
フリードリヒ・シラーの『美的教育論』における近代批判の思想を手掛かりに、芸術と近代社会との関係について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
3 3 [カントの批判哲学について]
シラー美学の基礎に大きな影響を与えたカントの批判哲学の概要について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
4 4 [カントの『判断力批判』について]
シラー美学の基礎づけに大きな影響を与えたカントの『判断力批判』について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
5 5 [美的教育書簡1・2]
シラーの『美的教育書簡』の第1・2書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
6 6 [美的教育書簡3・4]
シラーの『美的教育書簡』の第3・4書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
7 7 [美的教育書簡5・6]
シラーの『美的教育書簡』の第5・6書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
8 8 [美的教育書簡12・13]
シラーの『美的教育書簡』の第12・13書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
9 9 [美的教育書簡14・15]
シラーの『美的教育書簡』の第14・15書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
10 10 [美的教育書簡26・27]
シラーの『美的教育書簡』の第26・27書簡について講読する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
11 11 [ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論]
現代芸術のあり方に大きな影響を与えたヨーゼフ・ボイスの思想と活動を手掛かりに、芸術と社会との関係について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
12 12 [ボイス関連資料の読解1]
『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』の講読と考察1
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
13 13 [ボイス関連資料の読解2]
『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』の講読と考察2
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
14 14 [ボイス関連資料の読解3]
『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』の講読と考察3
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
15 15 [ボイス関連資料の読解4]
『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』の講読と考察4
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
16 16 [ボイス関連資料の読解5]
『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』の講読と考察5
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
17 17 [ボイス関連資料の読解6]
『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』の講読と考察1
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
18 18 [ボイス関連資料の読解7]
『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』の講読と考察2
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
19 19 [ボイス関連資料の読解8]
『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』の講読と考察3
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
20 20 [ボイス関連資料の読解9]
『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』の講読と考察4
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
21 21 [近代におけるデザイン・工芸運動]
近代におけるデザイン・工芸運動において展開された芸術思想をもとに、芸術と社会との関係性について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
22 22 [ウィリアム・モリスの思想と活動1]
ウィリアム・モリスを中心に展開したイギリスにおけるアーツ・アンド・クラフツ運動についての考察1
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
23 23 [ウィリアム・モリスの思想と活動2]
ウィリアム・モリスを中心に展開したイギリスにおけるアーツ・アンド・クラフツ運動についての考察2
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
24 24 [ヴァルター・グロピウスの思想と活動1]
ドイツにおけるバウハウスの活動についての考察1
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
25 25 [ヴァルター・グロピウスの思想と活動2]
ドイツにおけるバウハウスの活動についての考察2
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
26 26 [柳宗悦の民芸思想1]
柳宗悦の民芸思想および民芸運動の特質を近代批判の文脈において捉え、併せて芸術と社会との関係性について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
27 27 [柳宗悦の民芸思想2]
柳宗悦『工芸文化』の講読と考察
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
28 28 [柳宗悦の民芸思想3]
柳宗悦『工芸への道』の講読と考察
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
29 29 [柳宗悦の民芸思想4]
柳宗悦『美の法門』の講読と考察
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
30 30 [まとめ]
シラー、ボイス、柳などの思想と活動が示す芸術の力による社会変革の思想の系譜と現代との関係について考察する。
配布された資料を基に、授業での講読のための予習と復習を自ら実施する。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 シラー美学における「芸術による社会変革の思想」について説明することができる。
2 ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論について説明し論じることができる。
3 柳宗悦の民芸思想について理解し論じることができる。
4 各自の研究テーマとの関連において芸術と社会との関係性について論じ、他者と生産的な意見交換をすることができる。
5 社会における芸術活動の意義について自分の言葉で論じることができる。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート提出 平常点 課題発表
1 シラー美学における「芸術による社会変革の思想」について説明することができる。
2 ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論について説明し論じることができる。
3 柳宗悦の民芸思想について理解し論じることができる。
4 各自の研究テーマとの関連において芸術と社会との関係性について論じ、他者と生産的な意見交換をすることができる。
5 社会における芸術活動の意義について自分の言葉で論じることができる。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 40 20

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