シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2019/07/17 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
モード特論
科目名(英文)
/Course
時間割コード
/Registration Code
70510701
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学研究科 修士課程
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
川野 佐江子
オフィスアワー
/Office Hour
川野 佐江子(出講日休憩時間のほか,メールアドレスを授業中に示すのでそれを活用してください.)
開講年度
/Year of the Course
2019年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2019/03/01
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
【授業概略】
 本科目では,まず人はなぜ衣服を着るのかという基本的な問いからはじめます。その際にエリアスの文明化行為という概念を用いて衣服とは何かを考察し,それを踏まえて近代消費社会の中で,いかにしてモード現象が発生したかを学びます。
 次に,そもそもこのモード現象を生み出す近代消費社会とは何かについて理解し,代表的なデザイナーの足跡をたどることで20世紀のモードがいかなる問題軸を中心に展開されてきたかを検討します。
 さらに,衣服におけるジェンダーや身体との問題について考察し,モード現象がどのような方向に向かうのか,ブランドビジネスなどを取り上げながら検討します。
【目標】
1.モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを理解する。
2.モード現象の分析を通して身体の諸相について理解する。
3.衣服を含む現代デザインの具体相についての基礎的知識を獲得する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
【キーワード】衣服,モード,ファッション,身体表象,消費社会,ジェンダー
履修上の注意
/Notes
本科目は主にパワーポイントを使用した講義形式の授業形態ですが,授業内では学生間あるいは教員とのディスカッションも行う予定です。また,DVD,インターネットなどの映像資料を使用しながら,意見や発言を求めますので,ぜひ積極的に参加して下さい。
教科書
/Textbook(s)
特に指定しない。
参考文献等
/References
「象徴交換と死」(ジャン・ボードリヤール著(今村仁,塚原史翻訳)、ちくま学芸文庫)
「衣服は肉体になにを与えたか」(北山晴一著、朝日新聞社、朝日選書 629)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
書籍やインターネットなどで、現在活躍するデザイナーの作品(商品)をたくさん見ておいてください。また、ファッション・モード関連の美術館・博物館等における展示、催しを見ておくと授業の理解が容易となります。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
履修生の研究内容によって,それを踏まえたシラバスへと変更する可能性があります。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [モード現象とは何か]
モード現象とは何かについて概要を知る。特にエリアスの「文明化」というキーワードを中心に衣服とは何かから始める。
1~5回目予習:衣服とは何か考えておくこと。 1~5回目用講義レジュメ
2 2 [モードを研究することの意味]
モード研究が単なる衣服の問題だけでなく,それを着る人間の問題,社会の問題であることを知る。
3 3 [モード現象が起こる条件1]
モード現象が起こる条件について知る。ここでは近代化と共に、人間生活が生存維持の段階から人生享受の段階へと変容したことから考える。
4 4 [モード現象が起こる条件2]
モード現象が起こる条件について知る。ここでは近代化と共に、身体感覚の広がりの獲得が大きな影響を及ぼしていることから考える。
5 5 [モード現象が起こる条件3]
モード現象が起こる条件について知る。ここでは近代化と共に、メディア化社会の進展が人間の欲望にどのように関与していったかということから考える。
1~5回目復習:モード現象と近代化の関係を理解しておくこと。
予習:19~20世紀の服飾史の概要を把握しておくこと。
6 6 [近代とは何か,消費とは何か:封建制度からの脱却と個人の発見,残された差異]
1~5で学んだモード現象が,近代というキーワードときわめて密接に関与していることを学び,近代成立の歴史的背景を知る。
6~10回目予習:近代ヨーロッパ史概略を理解しておくこと。 6~10回目講義レジュメ
7 7 [モード現象と近代消費社会]
近代がきわめて高度な消費社会であることを,ボードリヤールの消費社会論を中心に考える。
8 8 [20世紀デザインの冒険者たち(ワース,ポアレ)]
モード現象の中で,特に服飾史上重要なデザイナーについて知る。ここではワースやポワレを通してモード現象の始まりについて知る。
9 9 [20世紀デザインの冒険者たち(ヴィオネ)]
8に続いてタームとなるデザイナーであるヴィオネのファッション哲学と女性美について知る。
10 10 [20世紀デザインの冒険者たち(シャネル)]
9に続いてその後の女性の生き方やファッションビジネスにも大きな影響を与えたシャネルについて検討する。
6~10回目復習:授業で示した各デザイナーとその作品の特徴をその社会背景とともに把握しておくこと。
予習:「身体」とはなにか考察しておくこと。
11 11 [美術史における身体表現]
モードにとって衣服だけでなくその身体の意味や関係ついて考える。ここでは美術史を俯瞰することで,身体はどのように見つめられてきたのかについて知る。
11~15回予習:身体とは何か,イメージしておくこと。 11~15回目授業レジュメ
12 12 [身体加工の現状と問題]
近代以降,身体への関心は高まり,また加工する技術も発達する。こういった現状において,身体にまつわる状況について考える。
13 13 [身体の美とはなにか:拘束と解放]
身体とその持ち主である「わたし」について,衣服・ファッションとの関係から思考する。KCI主催の展示会「身体の夢」の映像図録を参考に,身体美がどのように変遷されデザインされてきたかについて考える。
14 14 [ブランドビジネスの諸相]
これまで検討した衣服.身体.ファッションを踏まえ,イヴ・サンローランのドキュメンタリー映画を中心に考える。
15 15 [モードの社会学]
1~14で学んだことを,身体社会学の立場で振り返り、モードとは何かについて総括する。
11~15回目復習:本講義で学んだモード現象について,自分の研究課題との関連を考察してみること。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを理解する。
2 モード現象の分析を通して身体の諸相について理解する。
3 衣服を含む現代デザインの具体相についての基礎的知識を獲得する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート 授業への参加度
1 モード現象の分析を通して近代消費社会成立のプロセスを理解する。
2 モード現象の分析を通して身体の諸相について理解する。
3 衣服を含む現代デザインの具体相についての基礎的知識を獲得する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
60 40

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