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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/04/02 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
近現代建築論
科目名(英文)
/Course
Modern and Contemporary Architectural Design
時間割コード
/Registration Code
34010501
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学部
学科(専攻)
/Department
デザイン工学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
西川 博美
オフィスアワー
/Office Hour
西川 博美(火曜2限 3505研究室)
開講年度
/Year of the Course
2019年度
開講期間
/Term
第2クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2019/03/05
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
現在われわれの生活を取り巻くほとんどの建築は、近代の建築理論によって作られていると言ってよい。それは、近代合理主義に基づくものだが、そこに建築固有の論理と手法が築かれてきた。それは、時には近代合理主義とは異なる方向性を持つものも登場し、建築の自律性を獲得してきたのである。それを、近代における日本と世界の建築の歴史から学び理解し、その理解からこれからの建築を創造するための発想力を身に付ける。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
産業革命、セセッション、表現主義、バウハウス、CIAM、アール・デコ、ポスト・モダン
履修上の注意
/Notes
近代文化史をよく理解しておくこと。
教科書
/Textbook(s)
『サイトー建築の配置図集』、松岡聡・田村裕希、学芸出版社、2013年。
参考文献等
/References
『20世紀の建築』、丸善出版。『近代建築史』、昭和堂。『近代建築史図集』、日本建築学会編、彰国社。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
建築士受験資格指定科目
備考
/Notes
本科目は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である。
その内容等については、次のアドレスの一覧表を参照。
https://www.oka-pu.ac.jp/guide/guide_detail/index/1860.html
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [オリエンテーション]
近代の建築の歴史を学ぶことがなぜ必要なのかを学ぶ
2 2 [産業革命と建築]
産業革命により登場する新しいビルディングタイプと材料について学ぶ
3 3 [日本における西洋建築の受容]
日本における近代建築の受容過程を擬洋風建築などを例に学ぶ
4 4 [都市の近代的再編]
建築物と同様に登場する近代における都市空間再編について学ぶ
5 5 [19世紀末の造形運動]
アーツ・アンド・クラフト運動やグラスゴー派、セセッションなどについて学ぶ
6 6 [前衛としての建築]
キュビズムなどを契機に登場する未来派、ロシア構成主義、デ・ステイルなどを学ぶ
7 7 [表現主義とその時代]
反近代として登場するドイツ表現主義やその日本への波及について学ぶ
8 8 [アメリカにおける近代主義]
シカゴ派以降のアメリカにおける近代建築波及の歴史をライトなどを取り上げ学ぶ
9 9 [近代主義建築運動の成立]
バウハウス、ミース、コルビジェ、そしてインターナショナルスタイルの成立などを学ぶ
10 10 [近代建築運動の広がり]
CIAM(近代建築国際会議)結成から、近代主義の北欧、日本などへの波及を学ぶ
11 11 [歴史様式とアール・デコ]
歴史様式がどのように理解されたかと新しい装飾としてのアール・デコについて学ぶ
12 12 [近代主義の成熟と受容]
第二次世界大戦後のミース、コルビジェ等、そして日本でのモダニズム波及を学ぶ
13 13 [近代への懐疑]
近代主義の批判から登場する環境や地域に根ざした新しいモダニズム建築を学ぶ
14 14 [ポスト・モダン]
近代主義を継承しながらもそれを乗り越えようとするポスト・モダニズム建築を学ぶ
15 15 [多様性の中の現代建築]
多様に展開されている現在の建築デザインのあり方を実例を持って理解する
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 近代における建築と政治・社会の関係を理解する。
2 近代において建築の地域性がどのように獲得されたかを理解する。
3 近代において建築の装飾がどのように解釈され排除されてきたかを理解する。
4 建築家(建築作家)の登場とその意義について理解する。
5 近代主義がどのように批判され非近代主義(ポストモダン)の建築が生み出された経緯を理解する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート 出席・授業態度
1 近代における建築と政治・社会の関係を理解する。
2 近代において建築の地域性がどのように獲得されたかを理解する。
3 近代において建築の装飾がどのように解釈され排除されてきたかを理解する。
4 建築家(建築作家)の登場とその意義について理解する。
5 近代主義がどのように批判され非近代主義(ポストモダン)の建築が生み出された経緯を理解する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
50 30 20

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