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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2019/08/20 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
エネルギーと環境
科目名(英文)
/Course
Energy and Environment
時間割コード
/Registration Code
00A25501
学部(研究科)
/Faculty
共通
学科(専攻)
/Department
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中川 二彦
オフィスアワー
/Office Hour
中川 二彦(第1Q~4Qを通じて、火曜日の5時限)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/03/29
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
エネルギー問題は人口,経済問題,資源調達,食料問題,環境問題など我々の生活と密接な関係を持っており,エネルギー問題を考えるためには,自然科学のみならず人文学,社会科学,健康科学などの知識が必要になります。この講義ではエネルギー資源およびエネルギー供給・利用システムに関して,現状と将来,エネルギーと環境との係わりについて,政治,経済および工学の観点から幅広く講述します。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
特にありません。
履修上の注意
/Notes
エネルギー変換,バイオマス,スマートグリッド,水素システム,燃料電池,コージェネレーション,ヒートポンプ,地球温暖化などの各講義のタイトルになっていて,よく知らない用語は講義前に調べておくと、講義内容が理解し易いです。
熱力学,伝熱工学およびエネルギー変換工学Ⅰを履修する学生は,その基礎知識を習得する講義になりますので,受講することが望ましい。
教科書
/Textbook(s)
プリントを配布する。
参考文献等
/References
「実装可能なエネルギー技術で築く未来」骨太のエネルギーロードマップ2,化学工業社
「誤解だらけのエネルギー問題」,浜松照秀,日刊工業新聞社
「オバマのグリーンニューディール」,山家公雄,日本経済新聞社
「2015エネルギー・経済統計要覧」,日本エネルギー経済研究所,省エネルギーセンター
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
エネルギー問題や環境問題を扱った新聞記事や雑誌,資源エネルギー庁や環境省の統計データなどを積極的に知り,知識の幅を広げるとともに,想像や推定でない事実に基づいて物事を考える思考力を平素から鍛えることが重要です。講義で配布されたプリントには事実を示します。メモを取り,しっかりと復習して下さい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
製造業だけでなく,病院,官庁,大学などでも,エネルギーが使用されており,その使用量と種類によって,下記の国家資格者を常任することが法律で定められている。本講義は,その資格試験科目のひとつと関連が深い基礎科目である。特に,エネルギー管理士は入社数年以内にその資格の取得を求める企業も多い。
エネルギー管理士
高圧ガス製造保安責任者
ボイラー技士 など
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [ エネルギー・環境問題とは]
オリエンテーション,エネルギー・環境問題を理解するためには,世界の中での日本のポジションを政治や経済を含む事実を基に考える必要があり,自然科学だけでなく,少子化問題や高齢者対策などの社会科学とも極めて強い関連性があります.これらを扱う講義の全体感を概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
2 2 [エネルギー資源、エネルギーの発生・変換・伝達の基礎]
様々なエネルギー資源からどのようにエネルギー変換され,消費されているのかについて概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
3 3 [電力システムと火力・水力発電技術]
電力系統(分散型,集中型)と火力発電(石炭,ガスタービンコンバインドサイクル),水力発電(ダム,揚水)など発電から電力を消費するまでの仕組みとその課題について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
4 4 [原子力発電]
発電原理と技術について概説する。チェルノブイリや福島などの過去の原子力発電事故の原因,環境への影響および課題などについて概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
5 5 [太陽光発電と太陽熱発電]
発電原理やその最新技術について,国内だけでなく,海外での研究開発や実用化事例を基に概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
6 6 [風力、地熱、海洋のエネルギーを利用した発電]
発電原理やその最新技術について,国内だけでなく,海外での研究開発や実用化事例を基に概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
7 7 [バイオマス]
バイオマス利用技術について,直接燃料として使うだけでなく,エタノールなどの燃料製造などの技術やその利用について,国内だけでなく,海外での研究開発や実用化事例を基に概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
8 8 [水素システムと燃料電池]
様々な燃料電池の発電原理と実用化技術について概説するとともに,エネルギーシステムとしての水素発生からその活用について,国内だけでなく,海外での研究開発事例を基に,その技術と課題について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
9 9 [エネルギー利用と省エネルギー]
エネルギーを有効利用する考え方とその課題について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
10 10 [省エネルギー基礎]
エネルギーのカスケード利用,排熱回収,コジェネレーションなどの要素技術について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
11 11 [省エネルギー事例]
国内だけでなく,海外での研究開発や実用化された具体的な事例を基に,その効果について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
12 12 [地球環境問題]
地球温暖化とCO2排出量削減について,世界的な取り組みと日本の状況について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
13 13 [ 地球環境問題]
大気汚染の防止や廃棄物を処理する必要性とともに,具体的な技術と課題について概説する。大気汚染の防止や廃棄物を処理する必要性とともに,具体的な技術と課題について概説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
14 14 [変革への道筋]
将来に向けての課題を解決する具体的な方法について講述する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
15 15 [総括]
講義を通じて,学生の理解度が低い項目について補足解説する。
配布したPPTによる講義の復習 講義で使用するPPTの配布
16 16 [定期試験]
講義内容の理解度を筆記試験で確認します。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
事実に基づく思考
1 エネルギー資源の現状と将来を理解する
2 社会のエネルギー供給・利用システムの基礎知識を身に着ける
3 エネルギーと環境の関係について理解する
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
受講態度 レポート
1 エネルギー資源の現状と将来を理解する
2 社会のエネルギー供給・利用システムの基礎知識を身に着ける
3 エネルギーと環境の関係について理解する
評価割合(%)
/Allocation of Marks
60 20 20

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