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授業情報／Course information

科目一覧へ戻る 2019/08/20 現在

授業基本情報
科目名（和文）
／Course		 認知神経科学
科目名（英文）
／Course		 Cognitive Neuroscience
時間割コード
／Registration Code		 81A15801
学部（研究科）
／Faculty		 情報系工学研究科 博士後期課程
学科（専攻）
／Department		 システム工学専攻
担当教員（○：代表教員）
／Principle Instructor （○） and Instructors		 ○濱田　泰一
オフィスアワー
／Office Hour		 濱田　泰一(第２クオーター　月曜日　３時限
後期　水曜日　４時限)
開講年度
／Year of the Course		 2017年度
開講期間
／Term		 前期
対象学生
／Eligible Students		 1年,2年,3年
単位数
／Credits		 2
授業概要情報
更新日
／Date of renewal		 2017/03/28
使用言語
／Language of Instruction		 日本語
オムニバス
／Omnibus		 該当なし
授業概略と目的
／Cource Description and Objectives		 近年、ヒトの脳活動を非侵襲的に計測する方法（PET、functional MRI、脳磁計など）により、ヒトの認知情報処理に関わる高次脳機能の解明が進んでいる。本講義では、脳波(EEG),神経細胞の興奮に伴い流れる電流により生成される微弱な脳磁場の計測(MEG),脳活動に伴う代謝量の変化を計測する方法（functionla MRI、PET)の計測原理を概説し、認知神経科学、特に注意、言語及び記憶に関係する研究知見を紹介する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
／Prerequisites and Keywords		 キーワード：大脳における機能局在、イオンチャンネル、膜電位、シナプス、脳のイメージング、EEG、MEG、機能的MRI、PET、注意、言語、記憶、時間知覚
履修上の注意
／Notes		 特になし。
教科書
／Textbook(s)		 教科書は指定しない。
参考文献等
／References		 必要に応じて、授業時に参考書籍や論文などを紹介することがある。
自主学習ガイド
／Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework		 理解できない点や疑問に思う点に関する積極的な議論を期待する。関連する論文を読み、知識・理解を深めること。
資格等に関する事項
／Attention Relating to Professional License		 特になし。
備考
／Notes		 特になし。
授業計画詳細情報
No. 単元（授業回数）
／Unit (Lesson Number)		 単元タイトルと概要
／Unit Title and Unit Description		 時間外学習
／Preparation and Review		 配布資料
／Handouts
1 1 [脳研究の歴史]
人間が「心」がどこにあるかを考え始め、その首座が脳であることにたどり着く歴史を紹介する。
2 2 [脳の構造と機能1]
大脳の構造と機能局在論を説明する。
3 3 [脳の構造と機能2]
大脳と大脳以外の脳部位の関係を解説する。
4 4 [神経細胞の電気現象1]
イオンチャンネルの生理学を解説する。
5 5 [神経細胞の電気現象2]
膜電位の生成メカニズムを解説する。
6 6 [神経細胞の電気現象3]
シナプスの機能と情報伝達について説明する。
7 7 [ヒト脳機能計測方法１]
EEG(脳波計）による脳活動計測の方法を説明する。
8 8 [ヒト脳機能計測方法2]
MEG（脳磁計）の計測原理の基礎と電流源の推定方法を解説する。
9 9 [ヒト脳機能計測方法3]
機能的MRIとPETの計測原理を解説する。
10 10 [注意１]
注意(attention)の機能とメカニズムを心理物理的知見を基に紹介する。
11 11 [注意2]
注意に関わる動物の電気生理学的知見とヒトの脳波計測の知見を紹介する。
12 12 [注意3]
注意に関わるヒト脳機能計測（機能的ＭＲＩやＰＥＴ）による知見を紹介する。
13 13 [言語]
言語機能を支える脳の構造と機能について、ヒト脳機能計測の知見を中心に紹介する。
14 14 [記憶]
ワーキングメモリーを中心にヒトの記憶システムを実験知見とともに紹介する。
15 15 [脳における時間]
秒あるいはそれより短い時間領域での主観的時間の諸相を紹介する。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点／Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
／Learning Goal		 知識・理解
／Knowledge & Undestanding		 技能・表現
／Skills & Expressions		 思考・判断
／Thoughts & Decisions		 伝達・コミュニケーション
／Communication		 協働
／Cooperative Attitude
1 人間の脳に対する理解の歴史的過程を説明できる。 ○ ○
2 ヒト脳の活動・機能計測の原理を説明できる。 ○ ○
3 認知機能の仕組みを実験的知見を基に説明できる。 ○ ○
成績評価方法と基準／Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
／Learning Goal		 定期試験
／Exam.		 レポート 学習態度（積極的な発言など）
1 人間の脳に対する理解の歴史的過程を説明できる。 ○
2 ヒト脳の活動・機能計測の原理を説明できる。 ○ ○
3 認知機能の仕組みを実験的知見を基に説明できる。 ○ ○
評価割合（％）
／Allocation of Marks		 80 20

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