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授業情報/Course information

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授業基本情報
科目名(和文)
/Course
造形文化論Ⅱ
科目名(英文)
/Course
Image Studies
時間割コード
/Registration Code
30529401
学部(研究科)
/Faculty
デザイン学部
学科(専攻)
/Department
デザイン工学科/造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
河合 大介
オフィスアワー
/Office Hour
河合 大介(木曜 12:00-12:30 3407研究室)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
第1クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/04/04
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 造形文化論IIでは、視覚芸術における思想と様式について学ぶ。ルネサンス以来、視覚芸術は主に絵画を中心として発展してきた。その過程で、画家たちのさまざまな表現意図とそれを実現するための技法・様式が生まれた。現代において、それらは絵画以外の視覚的表現(映画、マンガ、アニメ)においても認められる。伝統的な〈内容〉対〈形式〉という図式を超えて、それらの緊密な関係を分析していく。これらの学習を通して、デザインにおいても機能と美といったような一見対立するような関係のなかに必然性を見出す観察眼を養い、制作において役立てられるようになることを目標とする。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
美術を含め広く視覚芸術一般に関心を持つとともに、歴史についての理解も求められる。
履修上の注意
/Notes
板書を用いた講義形式のため、各自ノートをとって復習に用いること。成績評価は定期的に行なう小テストおよび小レポートの総合点をもとに判断する。
教科書
/Textbook(s)
なし
参考文献等
/References
授業時に適宜指示する。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
常日頃からさまざまな視覚芸術に分析的な眼をもって触れるように努めること。作品を見るだけではなく、関連する書籍や文献を読んで知識を身につけること。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [イントロダクション:造形表現における形式と内容]
造形表現において形式と内容という問題について解説する。
講義のテーマについて考えてくる。
2 2 [ルネサンス:遠近法の発明と自然主義]
ルネサンス期のイタリア絵画における遠近法の発明とそれを支えた自然主義についてみる。
ルネサンス期の絵画について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
3 3~4 [マニエリスムとバロック:不可視なものを可視化する]
自然主義を乗り越えて、観念や運動といった表現を試みたマニエリスムとバロックの絵画についてみていく。
マニエリスムとバロックの絵画について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
4 5 [古典主義:絵画表現の規範化]
ルネサンスを模範とした古典主義様式における規範化された絵画についてみていく。
古典主義の絵画について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
5 6 [印象主義:主観性の抹消と規範からの逸脱]
発展した科学の成果をふまえて、視覚がとらえるがままの光景を再現しようとした印象派の試みについてみていく。
印象主義の絵画について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
6 7 [モダニズム:純粋な絵画への問い]
写真の登場によって再現性が絵画の特権ではなくなったとき、絵画の固有性を追求したモダニズムの絵画についてみていく。
20世紀前半の絵画について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
7 8~9 [インスタレーション・アート:鑑賞者を取り込む]
環境だけではなく鑑賞者さえも作品を成立させる一要素として考慮して制作されるインスタレーション・アートについてみていく。
20世紀後半の美術について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
8 10 [近代日本の絵画史:西洋美術の導入と展開]
西洋で発展した絵画が、明治期に外部から持ち込まれたことで独自の展開を見せた日本の近代絵画史についてみていく。
明治大正期の日本の社会情勢について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
9 11 [戦後日本の前衛美術:反芸術の潮流]
第二次大戦後に、欧米とは異なる文脈から、絵画や彫刻といった枠組みを超える作品として登場した反芸術についてみていく。
第二次大戦後の日本の社会情勢について調べておく。講義ノートをもとに復習する。
10 12~13 [映画:映像表現の展開]
19世紀末の映画の発明以降、多くの実験によって急速に確立されていった映画的表現の歴史をみていく。
お気に入りの映画を見ておき、授業内容をふまえて再度視聴する。
11 14~15 [アニメとマンガ:固有性理論の超克]
アニメやマンガにおいて確立された固有な表現と、その一方で、映画や絵画などから持ち込まれた表現の展開をみていく。
アニメやマンガの作品をいくつかみておく。授業内容をふまえて再度視聴する。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 造形芸術とその歴史についての知識を身につける。
2 個々の作品を分析的に鑑賞する能力を養う。
3 作品の特徴を様式や思想と関連付けて説明できるようになる。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
小テスト 小レポート
1 造形芸術とその歴史についての知識を身につける。
2 個々の作品を分析的に鑑賞する能力を養う。
3 作品の特徴を様式や思想と関連付けて説明できるようになる。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
0 40 60

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