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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2019/08/20 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
幼児理解の理論と方法
科目名(英文)
/Course
Theory and Method for child understanding
時間割コード
/Registration Code
13018001
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科子ども学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
樟本 千里 , 京林 由季子 , 池田 隆英
オフィスアワー
/Office Hour
樟本 千里(1Q~2Q:月曜2限、3Q~4Q:木曜5限)
京林 由季子(金曜4限)
池田 隆英(第1Qは火曜日の2限と4限、第2〜4Qは木曜日の4限もしくは5限が空いています。事前に大学のアドレスにメールで問い合わせを頂き、日程調整後に確定とさせて頂きます。)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
第4クォーター
対象学生
/Eligible Students
2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/04/07
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
オムニバス
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
発達の段階を見通した幼児期の子どもの姿を踏まえて,子どもの特性を考慮した援助のあり方を概説する。また,子ども個人だけでなく,幼児教育の学級集団づくりや家庭教育への関わり方を概説する。こうした基礎的理解に基づいて,発達検査法,定量的調査法,定性的調査法の利用方法を実例を交えて演習する。そのうえで,発達相談,保育者支援,保護者支援の実例に即して幼児理解を深め,幼児理解のための指導計画や指導記録の改善方法を演習する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
教職の意義や教育の基礎理論に関する既習科目の内容を復習し,特に幼児の発達の過程を理解する知識・能力が求められる。
キーワード:発達の段階,学級集団,家庭教育,検査法,調査法,発達相談,指導計画
履修上の注意
/Notes
特になし
教科書
/Textbook(s)
特になし。プリントを配布する。
参考文献等
/References
参考図書は適宜紹介する。
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
演習で行ったことは,授業外の様々な機会で自分なりに試みてみましょう。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
幼稚園教諭一種免許状取得のための必修科目
【教免法施行規則に定める科目名】
 教職に関する科目(生徒指導及び教育相談に関する科目)
【科目に含めることが必要とされる事項】
 ・幼児理解の理論及び方法
備考
/Notes
3名の教員が5回ずつ担当するため,5回に1回は試験を実施し,3名の評価を加味して,総合的に評価を行う。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [子どもの特性に応じた指導と援助]
特性とは何かを押さえたうえで、一人ひとりに応じた指導について考える
教育心理学を復習しておく
2 2 [幼児理解と教育評価]
幼児を理解と教育評価の関連性について、近年の研究動向とからめて学ぶ
観察記録をふりかえっておく
3 3 [幼児理解のための方法-質問紙法の利用方法]
質問紙法を用いた幼児理解
授業で理解したことをふまえて、グループで質問紙を作成してくる
4 4 [幼児理解のための方法-実験法の利用方法]
実験法を用いた幼児理解
授業で理解したことをふまえて、グループで実験調査を計画してくる
5 5 [幼児理解の共有(同僚・保護者)]
幼児の姿や、発達の様子を他者に伝えるための方法について
幼児理解の必要性、方法、評価につい復習してくる
6 6 [学級集団の理解と指導 (担当:池田)]
学級の法的根拠を復習した上で,学級の歴史,定義,類型,風土といった原理を学び,編成と分化,指導と評価,運営と問題などの知見から,学級集団への理解を深める。

事前に,「学級集団」について,「教育の基礎理論に関する科目」の内容を復習しておくこと。また,事後に,授業中に配布した資料(プリント)を必ず読み返しておくこと。
7 7 [家庭教育の支援と連携 (担当:池田)]
家庭教育の法的根拠を踏まえ,政策課題と幼稚園教育の関連性を学び,家族の通時・共時の相対性,家族関係の構成要素などの観点から,家庭教育支援への理解を深める。
事前に,「家庭教育」について,「教育の基礎理論に関する科目」の内容を復習しておくこと。また,事後に,授業中に配布した資料(プリント)を必ず読み返しておくこと。
8 8 [幼児理解のための方法③-認識論・科学論と対象理解( (担当:池田)]
幼児理解の前提となる認識の多様性・恣意性を踏まえ,PDCA,カンファレンス,個人的経験とエヴィデンス,理論と実証の関係,科学的手続といった基礎概念を学ぶ。
事前に,「対象理解」について,「教育の基礎理論に関する科目」の内容を復習しておくこと。また,事後に,授業中に配布した資料(プリント)を必ず読み返しておくこと。
9 9 [幼児理解のための方法④-面接法と観察法の利用方法 (担当:池田)]
社会調査の定義と種類,定性調査の特徴,面接法と観察法(定義・手続/共通点と相違点),例題と留意点,先行研究の知見を学び,幼児理解の方法への理解を深める。
事前に,「検査法」や「調査法」について,この科目の既習内容を復習しておくこと。また,事後に,授業中に配布した資料(プリント)を必ず読み返しておくこと。
10 10 [幼児理解のための事例分析④-指導計画・指導記録 (担当:池田)]
指導法は対象の理解に基づいて内容や方法が組み立てられることから,幼児理解のための事例分析を行った上で,指導法の原理に沿って,指導計画や指導記録の方法を学ぶ。
事前に,「指導計画」について,「教育課程に関する科目」の内容を復習しておくこと。また,事後に,授業中に配布した資料(プリント)を必ず読み返しておくこと。
11 11 [子どもの発達の理解①発達観]
子どもの日常的行動から、子どもの発達の過程と機能連関性いついて学ぶ。
発達観のチェックリストの回答の考察を行う。
12 12 [子どもの発達の理解②発達検査とは]
発達検査の意義と適用、主な発達検査の特徴について学ぶ
様々な発達検査の目的、特徴についてワークシートにまとめる。
13 13 [子どもの発達の理解③発達検査の実際]
KIDS乳幼児発達スケールの実施法、採点法について学ぶ。
発達検査の実施法と採点法について復習する。
14 14 [子どもの発達の理解④アセスメントとは]
アセスメントの意義、アセスメントの方法の一つである心理検査の目的、種類について学ぶ。
発達検査、知能検査に関する先行研究に当たり研究動向を調べる。
15 15 [子どもの発達の理解⑤アセスメントの事例]
発達的側面からの幼児のアセスメントの活用事例を学ぶ。
幼児の発達に関するアセスメントの先行研究を調べ、様々な活用事例を調べる。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 幼児理解することと子どもの特性を考慮した援助について関連づけて説明できる
2 幼児教育の学級集団づくりや家庭教育への関わりについて説明できる
3 幼児理解のため,発達検査法,定量的調査法,定性的調査法の利用方法を説明できる。
4 幼稚園における教育実践の事例を分析できる
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
受講の状況 発表や討議
1 幼児理解することと子どもの特性を考慮した援助について関連づけて説明できる
2 幼児教育の学級集団づくりや家庭教育への関わりについて説明できる
3 幼児理解のため,発達検査法,定量的調査法,定性的調査法の利用方法を説明できる。
4 幼稚園における教育実践の事例を分析できる
評価割合(%)
/Allocation of Marks
60 20 20

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