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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2019/08/20 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
認知症ケア論
科目名(英文)
/Course
Dementia Care
時間割コード
/Registration Code
13004501
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科社会福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
佐藤 ゆかり
オフィスアワー
/Office Hour
佐藤 ゆかり(通年:火曜日2限)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
第2クォーター
対象学生
/Eligible Students
3年,4年
単位数
/Credits
2.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/03/18
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
認知症に関する基礎的知識を習得するとともに,認知症をのひとの体験世界,生活に生じる困難や様々な特性を理解し,本人のみならず家族を含めた周囲の環境にも配慮したケアの視点を学習する。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
認知症論にて学習した知識・能力
認知症を取巻く現状の理解
医学的側面からみた認知症の基礎

キーワード:認知症高齢者の現状、認知症に関する行政の方針と施策、認知症による障がい、認知症の原因となる主な疾患
履修上の注意
/Notes
・授業の準備として、事前に教科書を十分に読み込んでおくこと。
・認知症のひとの生きる世界について自己学習をすすめること。
教科書
/Textbook(s)
「認知症の理解:第3版(新・介護福祉士養成講座12)」、介護福祉士養成講座編集委員会、中央法規

参考文献等
/References
①「認知症(痴呆)を生きるということ」、小澤勲、岩波新書847 
②「認知症とは」、小澤勲、岩波新書942  
③「認知症(痴呆)老人からみた世界」、小澤勲、岩崎学術出版
④「老いを生きるということ」、竹中星郎、中央法規出版  

自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
参考書①②は基礎知識として必要であり必ず熟読すること。③は専門書で難解であるが、認知症を理解するには必読

認知症のひとが積極的にメディアを通し活動されている。そうした活動を意識して視聴し、理解を深めるとよい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目
備考
/Notes
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [認知症を取巻く状況]
認知症ケアの歴史、理念、認知症高齢者の現状と今後、認知症に関する行政の方針と施策
認知症論の復習
ポートフォリオ作成準備
2 2 [認知症があるということ]
認知症を病むこと、認知症を生きることについて、当事者の声から理解する
認知症のひとや家族の会のホームページなどから、当事者および家族の想いにふれる機会をもつ
3 3 [認知症を生きる姿]
認知症のひとの生活する姿を捉える

生活の構成について復習する
4 4 [認知症を生きるこころのありか1]
認知症のひとの特徴的な心理・行動

加齢に伴う心身の変化について復習。これまでの実習でであったケースの考察
5 5 [認知症を生きる心のありか2]
心理行動症状(BPSD)
中核症状とBPSDについて予習。BPSDの表出メカニズムを復習
6 6 [認知症を生きる心のありか3]
認知症が及ぼす心理的影響

当事者の心情、家族の想いについて考察する
7 7 [認知症を生きる心のありか4]
心理行動症状の背景
BPSDが表出しないケアの方法について検討
8 8 [認知症を生きる心のありか5]
認知症のひと特徴的なこころの理解

生活歴の理解、個性の理解について復習、ご本人にとってのBPSDの意味の理解
9 9 [認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響]
認知症のひとの特性を踏まえたアセスメント
環境変化が認知症のひとに与える影響
アセスメント技法の確認、良好な環境・望ましくない環境の検討
10 10 [認知症を生きる]
予防、治療
医療的側面の復習、医療の現状の把握
11 11 [疾患別ケア]
認知症を生きる不自由
認知症の原因となる主な病気の特徴の理解
12 12 [家族への支援]
家族の認知症受容過程
障害受容プロセスの復習、家族支援について理解
13 13 [家族への支援]
認知症のひとと家族の会、家族の介護力の評価、家族のレスパイト
家族支援について理解
14 14 [チームアプローチ]
他職種協働の継続的ケア
地域におけるサポート体制
他職種の理解
インフォーマル資源と活用の理解
15 15 [総括]
本人、家族、周囲の環境にも配慮した認知症ケアについて総括する
ポートフォリオの整理
16 16 [定期試験]
定期試験
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 認知症を有する方の現状と課題および中核症状,心理行動症状について理解する
2 認知症のひとの体験世界を理解する
3 認知症のひとおよび家族への支援や地域のサポート,チームアプローチについて理解する
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題・レポート 学習態度
1 認知症を有する方の現状と課題および中核症状,心理行動症状について理解する
2 認知症のひとの体験世界を理解する
3 認知症のひとおよび家族への支援や地域のサポート,チームアプローチについて理解する
評価割合(%)
/Allocation of Marks
30 40 30

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