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授業情報/Course information

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授業基本情報
科目名(和文)
/Course
エルゴノミクスの基礎
科目名(英文)
/Course
Fundamental Ergonomics / Human Factors
時間割コード
/Registration Code
13004001
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
保健福祉学科社会福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中村 孝文
オフィスアワー
/Office Hour
中村 孝文(火曜5時間目)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
第4クォーター
対象学生
/Eligible Students
1年,2年,3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/03/26
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
 仕事や家庭生活などの日常生活場面において様々な道具や機器が使用されるが、これらを設計したり扱ったりする際には、使用するヒトの快適、安全、能率、経済性等を考慮する必要がある。エルゴノミクス(人間工学)は工学、生理学、心理学、デザイン学など人間に関する様々な分野の視点からこれらを追求するものである。履修によりヒトの持つ様々な特性(形態、生理、心理)を理解し、その特性を用具や機器の設計、作業効率、安全性の確保等への活し方を身につけることを目標にする。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
人体解剖学、感覚運動生理学、力学基礎
履修上の注意
/Notes
1. 復習や授業で出る課題を確実にこなすこと。
2. 実際に計測を行ない、結果について討論を行なうが、積極的に参加すること。
教科書
/Textbook(s)
授業中にテキスト、資料を配布する
参考文献等
/References
「人間工学講義」山岡俊樹編、武蔵野美術大学出版局、2002
「基礎人間工学」、小川著、東京電機大出版、1999
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
実際の動作や感覚と結びつけて学習すると理解しやすい
復習を欠かさないこと
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
備考
/Notes
車いすを使ったり動作を行ったりする単元では動きやすい福祉腕受講すること
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 1 [エルゴノミクスの概要と歴史]
エルゴノミクス(人間工学)の概念とその歴史を学ぶ
テキスト、資料をを配布する
2 2 [生体計測1 形態学的測定]
最も基礎となる人体各部のサイズがある。これらは製品作成や作業域にも関係する重要な値である。本単元ではその測定方法や身長に対する割合を実際の測定を通して学ぶ。
サイズについて復習し、基本的なサイズの伸長に対する割合を覚える。
3 3 [生体計測2 機構運動学的測定]
機構運動学的測定として人体各部位の動作の種類とその可動範囲を学ぶ。動作呼称や健常時の動作範囲(角度)を実際の動作を通して学ぶ。
人体動作について動作名と実際の動作との関係を覚える
4 4 [生体計測データの利用]
記録データの統計値は、エルゴノミクス特有の用い方をする。その値の求め方やどのような場合に用いるのかについて学ぶ
様々な統計値の求め方とその用法を整理しておく
5 5 [作業姿勢]
作業時の姿勢は作業効率に大きく影響する。姿勢の種類と身体への負荷について学ぶ。
姿勢の影響を整理する テキスト、資料をを配布する
6 6 [作業域]
人間が作業出来る空間を作業域といい、作業内容により数種類ある。本単元ではそれら作業域の定義や、姿勢、作業内容との関係について学ぶ
作業域の種類や応用を整理する
7 9 [身体計測値と作業域の応用]
高齢者や車いす利用者による使用を前提とした台所の設計を行う。これを通して生体計測値や作業域の応用を学ぶ。
せっけいのまとめをしておく
8 7 [視覚の特性Ⅰ]
視覚の心理物理は視覚的にものを提示する際に効率よく見せる、見やすさ、把握しやすさなどに関係する。視覚の生理学と心理物理学の基礎について学ぶ。
視覚の心理物理学を生理学や解剖学との関係で整理する テキスト、資料をを配布する
9 8 [視覚の特性Ⅱ]
単元7の知識を基に、提示の仕方について演習を通して学ぶ。
意味を伝+しやすい提示について整理しておく
10 10 [ボディメカニクスⅠ]
身体に荷重がかかる動作を行う際の、負荷をできるだけ少なく効率よい動作をするための方策を学習する
力学の基礎の整理をする テキスト、資料をを配布する
11 11 [ボディメカニクスⅡ]
身体に荷重がかかる動作を演習を通じて学修する
演習の復習をする。
12 12 [エルゴノミクスと福祉用具]
身体移動を支援する介助用具の働きをエルゴノミクスの視点から学習する
用具への応用について整理する テキスト、資料をを配布する
13 13 [ヒューマンエラーと安全Ⅰ]
ヒューマンエラーとは何か、発生原因は何かについて、エルゴノミクス的視点から学ぶ
エラー発生の図式をまとめておく テキスト、資料をを配布する
14 14 [ヒューマンエラーと安全Ⅰ]
ヒューマンエラーはゼロにすることは難しいが、原因を明らかにしてそれを基に対策をとることで発生を少なくしたり、たとえ発生しても被害を軽微なものに抑えることは可能である。この単元ではその具体的対策を学習する。
具体策の基本を整理する
15 15 [まとめ]
単元1~14で学んだことの総復習を行う。
16 16 [定期テスト]
単元1-15の総まとめテストを行う
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 エルゴノミクスの理念を理解する。
2 人間の形態、運動系、感覚系、心理の特性を理解する。
3 特性を基礎に、物理学なども取り入れてした応用の仕方を理解する。
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
レポート 制作と発表
1 エルゴノミクスの理念を理解する。
2 人間の形態、運動系、感覚系、心理の特性を理解する。
3 特性を基礎に、物理学なども取り入れてした応用の仕方を理解する。
評価割合(%)
/Allocation of Marks
50 25 25

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